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民生委員・児童委員としてコミュニケーションをとる相手には様々な人がいると思います。なかには話ができない人や理解力が乏しい人もいると思うのですが、コミュニケーションで大切なことは、言葉のやりとりの有無そのものではなく、「心を通わせ合うこと」や「何らかの意味を共有すること」です。
そう考えると、「相手の気持ちをできるだけ理解しよう」「伝えたいことを相手にわかる方法で何とか伝えよう」、そう思い努力をすれば、本質的な部分ではコミュニケーションはとれていると考えてよいと思います。
民生委員・児童委員は活動を通して地域のなかの様々な人と出会いますが、そのなかには、障害などによって通常の方法ではコミュニケーションが困難な人もいます。聴覚に障害がある人を例にして例えば、コミュニケーションの相手が聴覚に重度の障害がある場合、話しかけても通じないことがあります。
その時、相手が手話を使え、こちらも手話が使えれば情報のやりとりは確かに早く進みます。では、手話が使えなければコミュニケーションが絶対不可能かというと、そんなことはありません。例えば文字や図を紙に書く方法や身振り手振りでも、ある程度意思を通じ合わせることはできます。
また、こちらが正面に立って口元を見せながら話をすれば、ある程度理解してもらえる場合もあります。大切なことは、相手を理解しようと表情や動きに集中する姿勢を持つことや、相手に気持ちを伝えようと努力する姿勢だと思います。
ここでは聴覚障害者を例にしましたが、このようにコミュニケーションの本質である「相手と心を通わせ合う」という意識を持っていれば、その場その時に可能な限りでの工夫が生まれます。
もちろん、緊急な場合や複雑な内容を伝える場合には、意思疎通しようとする気持ちを持っているだけでは不十分かもしれませんが、そもそもそのような役割は民生委員・児童委員ではなく通常は専門職の仕事です。
民生委員・児童委員としては、誰とコミュニケーションをとる場合でも、何よりも偏見や先入観を持たずに接し、相手のことを尊重し理解をし、心を通わせ合おうとする姿勢を持つことが大切だと思います。
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