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熱しやすく、冷めやすいのは、温度差500℃以上の惑星です。水星は、太陽にいちばん近い惑星です。太陽に近いため、表面はとても熱く、昼間は400℃にもなります。しかし夜になると一変、−150℃以下に下がってしまいます。
昼と夜で、なんでそんなに温度差があるのかというと、大気がほとんどないからです。太陽にいちばん近い水星は、地球の約7倍もの太陽の光を浴びているため、昼間は表面温度が高くなります。
しかし、熱を保つ大気がほとんどないため、太陽の光が当たらない夜は、温度が急激に下がってしまうのです。水星というのに、液体の水は、ありません。ただし、南極や北極にある、1年中太陽の光の当たらないクレーターの中には、氷があると考えられています。
水星の表面は、たくさんのクレーターでおおわれています。クレーターとは、隕石の衝突などによってできた丸いくぼみのことです。水星が誕生してから、地質の大きな活動がなかったため、クレーターがそのまま残っています。
ちなみに、日本とヨーロッパが共同で水星探査計画を進めて、2018年に水星探査機「ベピコロンボ」をギアナ宇宙センターからアリアン5ロケットで打ち上げられました。打ち上げ後の機器チェックや地球・金星スイングバイは順調に終え、現在も正常に航行中です。
当初は「2025年12月ごろ水星到着」の予定でしたが、その後のイオンエンジン性能低下への対応で、軌道計画が見直されました。JAXAの最新資料では、2026年7月時点では、まだ水星周回軌道入り前で、最後の軌道調整を続けている段階です。
ESAも「2026年後半に水星周回軌道投入」と案内しています。水星周回軌道に入ったあと、探査機は分離して欧州の水星表面探査機MPO が表面や内部構造を観測、日本の水星磁気圏探査機「みお」MMOが磁場やプラズマ環境を観測という役割分担で、水星の表面から空間環境までを立体的に調べる予定です。
水星は約88日で、太陽のまわりを1周します (水星の1年)。また、約59日で自転します。そのため、176 日経たないと、次の朝が長い水星はやってきません。つまり、日の出から次の日の出までを1日と考えると、水星の1日は、水星の2年分とも言えるのです。
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