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日本では、水産物を獲る技術が縄文期にめざましく発達しました。人類が先史時代から多種多様な魚を食べていたことは、世界各地、日本各地で発見されている遺跡や貝塚の調査から明らかになっています。日本では縄文期に水産物を獲る技術がめざましく発達し、釣針、ヤス、モリ、網などの道具が開発されました。
貝塚からはマイワシ、カタクチイワシなどの小さな骨から、70〜80�pもあるような大型のタイなどの骨が出土しています。小魚がたくさん獲れるのは、寒流と暖流が出会う「潮目」です。寒流と暖流が出会う「潮目」は、寒流の栄養と暖流の暖かさで植物プランクトンが育ち好漁場になります。
黒潮と親潮の出会う「三陸沖」、メキシコ湾流とラブラドル海流によるカナダの「グランドバンク」、北大西洋海流と東グリーンランド海流による「北東大西洋海域」は、「世界の三大漁場」と呼ばれています。
マグロ漁は、ほとんどが遠洋漁業で獲られています。マグロ類は沿岸から外洋まで、熱帯から亜寒帯まで世界中の海に広く分布し、猛スピードで大回遊しています。そのため漁場も世界の海に広がっています。日本の漁船は、天然マグロのほとんどを大西洋、地中海、オーストラリア沖、ニュージーランド沖、赤道地域などの遠洋漁業で獲っています。
排他的経済水域は、沿岸から200海里(1海里=1852m) の水域のことです。1994年に発効した「海の憲法」と言われる「国連海洋法条約」では、海岸沿いの決められた線から12海里を「領海」、200海里を「排他的経済水域」と定めています。
沿岸国は、排他的経済水域の天然資源について排他的な管轄権を持ち、他国の漁船は入漁料を払ったりしなければ、この水域では漁ができない決まりになっています。「里山」とは、山村近くにあって、人が利用し手をかけることで保全もされてきた森林のことです。この考えを海に当てはめたのが「里海」です。
例えば、岡山県の日生は海草の一種であるアマモの里海。かつて、瀬戸内海の汚染や埋め立てで減少したアマモ場を漁民たちが種を播いて30年かけて再生したところ、魚介類の漁獲高が増加し、カキ養殖の生産も安定しました。日本各地で取り組まれている里海づくりは、世界にも広がりつつあります。
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