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アメリカ軍特殊部隊がイランの国内に入り、放射能測定機を使用して核開発が行われている施設を探していました。外交交渉でのイランの出方次第では、核施設にミサイル攻撃を行うとしていました。そして、イスラエルの先制攻撃が始まりました。
アメリカ軍もイランへ核バンカーバスターを使用して、ナタンズという場所の深い地下に通常のミサイルでは破壊出来ないので、破壊力の大きな小型核兵器「バンカーバスター」を使用しました。世界が反対しても単独でイラクを攻撃したのだから、イランに対する攻撃も世界が反対しても行うという事が予想できました。
地下何メートルも堅いコンクリートで固められた要塞まで穴を穿って侵入し、そこで火薬を炸裂させる「バンカーバスター」とイランの核兵器の問題では国連による査察を通じて解決していくべきであり、決して武力攻撃をしてはならないと訴えてきたのだが、回避できませんでした。
多数の民間人にも被害が出ました。武力紛争やテロの背景となる根源を無くしていかなければ、真の問題解決にはならないと思うのです。現在必要なものは、軍事力ではなく人道支援を中心とした安全保障だと思うのです。
武力による手段は国と国との関係を決着させることは出来るかもしれませんが武力行使の過程では多くの無辜の民が戦闘に巻き込まれ、命を奪われるのです。戦争は、弱い立場の市民を傷つけ、憎悪を生み出すものなのです。
かつての湾岸戦争で米軍が使用した劣化ウラン弾の放射性物質によりイラクの多くの子どもたちが白血病などで苦しめられています。正義の戦いなどはあろう筈がないのです。
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