| ○蟹さばく親父どや顔酒すすむ 俳句では、「蟹」は磯や川、山などで、夏出歩くのが目立つので夏の季語です。 「蟹さばく」は、季語にはなりません。冬の季語とするなら「松葉蟹さばく」にしてください。
○かに吉や親父どや顔捌きおり 「かに吉」は、季語にはなりません。この俳句は無季俳句となります。
○どや顔や自慢の松葉酒すすむ 「松葉」だけでは、松の木の「松葉」になります。「松葉蟹」とします。 松葉蟹捌くどや顔酒すすむ(添削)
○酒旨し親父捌くや松葉蟹(原句) 「旨し」「捌くや」と二か所俳句でいう「切れ」が入っています。これは、俳句では嫌います。
酒旨し親父の捌く松葉蟹(添削) この句の親父はご自分の父ということになります。店のご主人の意味には取れません。
○松葉蟹亭主さばくや酒旨し(原句) この句も「松葉蟹」「亭主さばくや」と切れが二つあります。これは、俳句では嫌います。
酒旨し亭主捌ける松葉蟹(添削) この句が一番いいと思います。
※ご投句ありがとうございました。
|
..2020/01/23(木) 13:47 No.806 |
|