| 淡竹の子暮るるを待ちて夕の酒(原句) 「淡竹の子」と「夕の酒」の関係をはっきりさせ、読者によくわかるようにしましょう。この二つは取り合わせの関係になっていますが、原句では単に二つをくっつけただけになっています。これは止めましょう。
淡竹の子暮るるを待ちて酒のあて★★★(添削)
ふるさとや春の筍愛でりけり(原句) ふるさとに帰って嬉しいことの一つに春筍が食べれることでしょう。「愛でる」は、どのように愛でているのかわかりません。具体的に述べてください。
ふるさとや春筍を母が煮て★★★★(添削)
竹の秋母と出向くや百貨店(原句) 「竹の秋/母と出向くや/百貨店」のように2段切れ、つまり、3つに分かれていますが、これは俳句では原則避けます。 竹の秋母と出向ける百貨店★★★★(添削) 「竹の秋」が句の内容を深めています。季語の効果が出ています。 |
..2022/05/02(月) 10:29 No.840 |
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