サッカーJ2で水戸ホーリーホックが優勝してJ1昇格が決まったそうだ。 
サッカーには興味がないけれど地元だし、すぐ近所に選手の独身寮もあるし、時々家の目の前にあるサッカー場に来て子ども達にサッカーを教えていたり、3kmほど離れたところにあるケーズデンキスタジアムで試合がおこなわれている時は歓声や鳴りものの音が聞こえるくらい身近には感じている。 
 
水戸ホーリーホックはそのケーズデンキスタジアム（水戸市立競技場）を本拠地としているわけだが、この競技場はJ1で使う競技場としては観客収容人数が5000人ほど足りないのだそうだ。とりあえずは改装して対応するらしいけれど、交通の便が悪いので遠方から来る観客は車で来る事になって大渋滞をひきおこしたり、駅からシャトルバスが出ているけれど本数は少ないし、3kmほど離れたこのあたりなら歩いていくのが一番早いなどという問題がある。普段歩かない茨城県民が3km歩くというのは驚異的だ。 
そんなわけで、観客が来やすい場所に移転する必要があるらしい。 
 
現在はケーズデンキスタジアムでの収容率は88%だそうで、これは他のJ1チームよりも多い観客数になるそうで、さすが娯楽の少ない水戸ならでは現象だ。今のところは熱心なファンに支えられているのだけれど、今後問題になるのは水戸の急激な過疎化で、200億円かけて新たに競技場を建設しても将来は負の遺産になるのではないかとも言われている。県庁所在地がある都市で地価が下がっているのは秋田と水戸だけだそうだ。2005年の県別魅力度ランキングは47都道府県中46位だ。そもそも水戸市とホーリーホックは何があったか知らないが仲が悪いそうで補助金も期待できないらしい。 
新スタジアム建設にあたっては今のところ光明を見いだせないでいるようだ。