
着色せずに白っぽい木と黒っぽい木のハイブリッドで作った、なんだろう、フグ? 胴体とヒレは黒っぽいところも白っぽいところもアカシア材。白目が檜で黒目がウォールナット。檜の白目がなぜか濁ってしまったという課題が残った試作品。 ほとんどの木の中心部は「赤身」と言って赤っぽく、外側は「白太」と言って白っぽい。木によっては「白太」はすぐに腐ってしまったり虫が入ったりしてしまうけれど「赤身」は頑丈なので「赤身」だけ使うという木材もあるそうだ。 また、「赤身」しか価値が無いとされて「白太」は最初から捨ててしまうという木もある。黒檀や紫檀がそうだ。だから白い黒檀というのは伐採の現場でしか見ることはない。 黒檀は楽器に使われることも多いので、21世紀の始め頃から海外の楽器メーカーやミュージシャンが中心となって黒檀の植林をアフリカで行っているらしい。あと30年ほどたてば現在はほとんどの国で輸出禁止になっている黒檀が市場にふたたび現れるのではないかとのことだ。その時は白い黒檀も売り出して欲しいものです。 |