|
2023年2月18日(土) 自由律俳句
妻の胃袋ふしぎの戸
菜の花や人多い病院の外のベンチへ
雀飛ぶピアノの音が聞こえている
妖しい雲の、雨はふりそこなって
旦那としてひとりで食事手を合わす
妻のあれやこれやを聞きつつ服をまとめる
来るらしいお義母さんを家で待っている
待ちかねて妻は眠って私も眠い
寿司のプラスティック片づけてくれたか妻よ
戦前の日本と思いつつ疑いつつ
このつかれは新しいつかれ、春めく
昼血圧の案外低く、夜になってから驚く
菜の花の向こう天の戸児が通る
ちちははを思い何にも言わなかった
どうしようもない、やさしくあろう春の陽
..2023/02/18(土) 20:17 No.1027
|