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こんばんは。
老いてへらり夏の枝から 日洩れて夕べの灰が落ちとる 朽花と秋となり居る 秋陽さす一人の影つくられる よろめいて風の吹くまゝ 声なく人ら風に吹きつめらる 秋さり夕のすゞめが鳴いとる 秋風すゞしく珈琲冷めている 夕の風さらい少女遠くなる ハタウタ唄いの少女と夕来る けさのゆきゝの木の葉へらへら 秋の陽あたゝかく柿の実熟れとる 酔いざめの片恋を病んでる 夕洩れてそこらすゝき生い茂る 障子ま白く夜の灯消しにかゝる 障子開いたまゝの喇叭が鳴ってる ゆめやうつゝや片恋の日の すゞめ鳴く淋しさの音楽を下さい
..2016/10/30(日) 20:39 No.678
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