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新聞屋さんの音で目が覚めた
ようく尿して一日のはじまり
眠り浅い夢の何がなんだかわからない
虫が鳴いているシャワーを浴びる
そして動き出す朝は未だ動かない
昨晩は胃をこわし寝た
目覚めのコーヒーを一杯
光りもしずかな朝に座る
ほろほろ氷とける見た夢を忘れる
スリッパのバラバラかよ
そのままをこのままに朝陽をのぞむ
まとめきれない一日の長さ
妻は眠りつづける鳥はさえずる
やっとパンにチーズをのせて焼いている
氷舐めつつしごとのことを考える
ひととおり朝をこなし出発を待つ
太陽は東から、自転車が置いてある
小さな旅の風に吹かれて
午前五時でも明るい夏よ
..2022/07/07(木) 05:06 No.860
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