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昨日、第163回の発表がありましたが、前に太宰治の孫がノミネートされていましたが、落選したようです。 太宰治といえば、今、熊日新聞で「日本文学名作選」から連載していますが、ちょうど太宰治の小説が掲載され、コロナの自粛生活の中で時間があるので、ある意味楽しみに読んできた。自粛を始めた2月ごろは、「お伽草子」、その後、「斜陽」が連載となり、最近では短編の「貨幣」・・・これは当時発行された紙幣を擬人化していろんな人の懐を渡り歩くもので、太宰の完成の豊かさと幅の広さを感じた。今は、「富嶽百景」が始まった。 ところで、コロナ自粛の精神面でのメンテナンスも考えて始めたラインミュ二ケーションも本来の趣旨をはるかに上回って、すごい交流の場となって嬉しい限りではあるが、ある意味コントロールも難しい。多様な話題と発信者の思いがうまくつながっていく場合とそうではない場合もあって、眺めていると楽しめている人とそうでない人もあるかのように感じている。コミのむつかしさも感じている。参加回数が少ない人も気に掛かっているが、発信のタイミングはそれぞれで考えいるとは思う。 いずれにしても、人生の最終局面に入ってきた仲間たちがこれからどんな思いで生きていくのか、老後のリスクをどう感じ、どのように対処していくのかが大事なことで、これが新しい小説のネタになるかもと内心期待もしているところである。
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