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大型家具ラッシュの中、合間を縫って スピーカーキャビネットを制作す。 一年近く前から依頼を受けていたもので、 さる音響関係のプロフェッショナルからの 依頼なので、半端な事は出来ない。
スピーカーとは、ただ音が出るダケの箱なのだが、キャビネット制作という扉を一度 開けてしまうと、恐ろしく奥が深く、また、良い音と言う表現が、主観なのか客観なのか 非常に難しい世界。 とは言え、I am 音楽屋のハシクレ。Tannoyも10moniも、JBL4312も、 ついでにFostexのバックロードホーンも音はよく知っているし、耳は悪い方ではない。 つもり。
スピーカー本体は、アルテックのCF404-8Aという10cmフルレンジのやつ、 名器だと言う。 容積計算はよく分からないので、同サイズの箱の平均値らしきものをネットで物色、 雰囲気で頭に叩き込み、図面をおこす。
箱の材は、アルダーという樹種を選択。 アメリカではよく楽器やアンプのキャビネットに使っているので、多分相性はいいはず。 オール無垢板だぜー、贅沢。
タイトボンドVという、これまた楽器製作でおなじみの木工ボンドで協力に接着する。 無垢板は、合板と違い、乾燥すると繊維方向とは直角に縮む性質があるので、 全部の接合面をボンドで止めてはいけない。 なので、部分的に溝を掘り、ギチギチにはめ込んで形成していく。
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