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寒いのが好きというよりは、多分、常時ではないというのが好きなんだろう。 大雨とか、強風雪注意報とか、台風とか、低温注意報とか。
戦争は嫌い。
寒すぎとか暑すぎなどは、なにか、今ここにあるアイテムで、新しい対策を考案しないと この不快な状況を克服出来ないという、つまり、仕事よりもそっちの方が大切という 自他共有の課題が発生している訳で、さぼってもしょうがないよね、という現実逃避行が やって来る。それが好きなのかもしれない。
ここ4年、夜3時を回って床に入ると、足が冷えてしょうがないので、極寒地用の寝袋で 寝ていて、これが癖になってしまって、もう冬に入ると布団では寝られなくなってしまった。
いま計算してみると、この寝袋(モンベル・ダウンハガー#1)は、買ったのが93年の冬 だから、18年目。色んなとこ行ったなあ。感慨極深。
いちばんの思い出は、神戸の阪神淡路大震災のあと。
縁はなかったけど、ただただ、兎に角行かなければという思いだけで神戸に行ったとき、 持っていったのが、ギターとこの寝袋だった。
都合一カ月半くらい神戸にいたのだが、そこでの毎日は、もちろんなんとか前向きに進んで いこうという地元のみなさんとボランティアたちとの二人三脚だった。喧嘩の仲裁や、 納得のいかない状況の中で理不尽な言動や態度を受けたりという、日々でもあった。
自分の不甲斐なさに落ち込み、夜一人になって、避難所の2階の隅で悶々としていた時も、 この寝袋の中だった。
そんな神戸から、もう16年、早いな・・・、みんなどうしてるかなあ。
ウチの前の山々は、この冬ときどき、まるで長野辺りの山のように雪化粧。 そんな風景を見て、ワクワクする人は僕だけでしょうか?。
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