水戸滞在中。 今月の始めに近所でご不幸があり、葬儀は身内だけで済ませたということだったので初七日が開けた頃に弔問へ行って来た。まだ70代の奥さんを亡くされた旦那さんは、その時は気丈に対応していただいたけれど、近所の人達の話では実のところは相当に落ち込んでいるらしく、うかがった時も家の雨戸を締め切って引きこもっている様子だった。定年を過ぎて庭掃除くらいしかすることはないところに奥さんも亡くなり、さぞや寂しかろうと思う。 今日の朝、ゴミを出しに出たら道路脇に旦那が立って曇った空をぼんやりと眺めていた。近所のおばさんと駆け寄った時は笑顔にはなったけれど、涙を流して泣いていた。朝起きた時が辛いのだそうだ。「がんばりますよ」と言って家に戻られたけれど、あそこまで落ち込んでいる人を見るのは初めてで、ウチの両親も生前に世話になった人でもあるので心配である。 |