
朝にゴミ出し。 ゴミの集積場として近所の老夫婦の庭先をお借りしているのだけれど、その家に近所の人達が駆け込んでいくのが見えた。なんだどうしたと話を聞いてみると、いつも置いてあるはずの車がないから誰か急病で病院にでも行っているのではないかと心配になって駆けつけたのだそうだ。 実際には車は車検に出しているだけだそうで、よかったよかったと笑い話で終わった。 ウチの両親も生前、朝になっても雨戸を開けずにいたら、家の中で倒れているのではないかと心配して近所の人達がピンポンピンポンとやってきたので驚いた、と言っていた。 受け取り方は人それぞれで、たとえば他人と距離をおきたい人は鬱陶しいと思うかもしれないし、ありがたいと心強く思う人もいれば、このあたりじゃ当たり前の事だと言う人もいるだろう。 自分だったらどうだろうと考えてみると、ありがたいと当たり前の間くらいかな。近所付き合いなど興味のなかった、むしろほっておいてくれという都会暮らしを離れてからそこそこ年数が経った今、そこそこ田舎の人間になりつつあるのかもしれません。 |