「海紅」投句板

「海紅」投句板

自由律俳句結社「海紅」の投句板です。同人以外の方もどうぞご利用下さい。
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■ ２０２３年１月８日（日）
++ 田中恭平

２０２３年１月８日（日）　自由律俳句

私は私が可哀想だ冬の雲

暗いこころもちで起きるコーヒーを飲む

はやく起きて何の楽しいことがあるだろうか

とにかく句作すること思いを挿入してゆく

滲む哀しみの朝陽を拝む

鳥も鳴かない冬極まれば

松過ぎの玄関に出て腕を組む

益々煙草の世界に入れ込んでしまう

野心薄い夫に健気ついてきてくれる妻よ

明るくつとめて誤魔化してゆく

寒ン風の郊外を詠めばさびしい

薄荷煙草三本吸って幸福の内に入らない

のぞみすぎ手はなく文学しかない

どうしようもない私は空が好きだ

くたびれて朝くたびれて夕べ

..2023/01/08(日) 07:13 No.971

■ ２０２３年１月７日（土）
++ 田中恭平

[返信] [引用]

２０２３年１月７日（土）　自由律俳句

山頭火句を剽窃してしまいここに反省

夕飯はコンビニのラーメン、レモンティーつけて

妻よ、明日はピンクのセーター買いに行こうねぇ

妻に飲料リクエストされて歩いてゆく

カフェラテ飲んで生きかえる夫婦です

さて読書するか、の前に句作

この一年も遊びと云えば句作です

眼前の物皆随句電気の霊も

よく気が利く妻で安心して文学できる

まあ文学よりも仏教大事、今宵は坐ろう

仕事明けの日近づいて不安になってくる

念仏も座禅も帰依対象は阿弥陀仏

妻は八百万神＋わたしの神様を信じているらしい

考えて考え抜いて正月太り収まらないか

今宵も勉強すると決めて七日正月

..2023/01/07(土) 19:20 No.970

■ ２０２３年１月７日（土）
++ 田中恭平

[返信] [引用]

２０２３年１月７日（土）　自由律俳句

午前六時にやっと起きられた

こぼした砂糖妻が拭いてくれてありがとう

丁度よくできたコーヒーを頂きます

夢に姉や妹がでてきて私は車を運転していた

ケーキ屋さんに行くとして妻についてゆくだけ

腹が減ったがコーヒーに紛らわす

朝陽を眺めじぶんを正す

泣きたい気持ちを抑えて禁煙パッチ貼る

けさはパンにしようか年始の雲

妻が机上に化粧品を並べて嬉しそう

このなまった体をほぐさなければ

体ほぐしてゆく過程によろこび

愚か、に泣きそうになりつつ愚か、を守る

流れる水の流れつつ澄む

妻とふたりいて宜しく語り合う

..2023/01/07(土) 06:48 No.969

■ ２０２３年１月６日（金）
++ 田中恭平

[返信] [引用]

２０２３年１月６日（金）　自由律俳句

六日でやっと正月らしい不思議な家族

妻と私の小さな家族

きょうも郊外でふたりぼっち

さびしくはない妻がいるから楽しくて

妻はドリアを私はグラタン六日の夕餉

むかっとした事は覚えている妻です

妻と昔住んでいた町へ行く

別段問題無かったらしい妻の歯科通院

煙草の本数ぐっと減ってこれで宜しい

相談先はまだ正月休みどうなることやら

コロナ爆発的流行近くでもチラホラ聞く

妻の荒れた手かわいそうクリーム塗ってね

あとは眠るだけにする掃除した書斎

妻を好きすぎるのです

きょうは徹底的に歯をきれいにして眠り

..2023/01/06(金) 18:02 No.968

■ 句帳より　５
++ 田中恭平

[返信] [引用]

２０２２年１０月２４日（月）

鳥さえずるホットコーヒー頂く

こころの叫びもなく淡々と朝

寒さあり腹に力を込めておく

寒さあり公園に小鳥が落ちる

時間を薬として焦らない

２０２２年１０月２５日（火）

昨日の記憶は暗い沼

体じゅうが痛む昨日茂りを歩みつづければ

電気学びつつ妻よりミルクティー受けとる

今朝は鬱が無かった何よりで

水澄めば己の濁りがよくわかる

２０２２年１２月１日（金）

せわしく銀杏掃く父と母だ

眠たくて黙って事務所のアイスコーヒー頂く

猫がだらしなく寝ておる

木から何か落ちた風もないのに

することなくて侘しい銀杏の葉

..2023/01/05(木) 15:10 No.967