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「海紅」投句板

自由律俳句結社「海紅」の投句板です。同人以外の方もどうぞご利用下さい。
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 ■ 2022年8月12日(金)その2
   ++ 田中恭平    
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 2022年8月12日(金)


花鳥諷詠南無阿弥陀仏紅茶花伝

しとしと降ったりざあっと降ったり雨の休日

とにかく眠ること本も読まない

前頭葉に夢の残滓・・・が残っているか

市役所に行けず雨の田畑を見ていた

佐藤春夫ひらいて文章に情念を見出す

雨がふります一日が過ぎます

妻がつかれてしまって行くことになったコンビニ

かかとまで浸かる雨の路傍に

かつ丼ととろろそば買って傘を開いた

さびしい道をしっかり歩く

また雨の強くなったか書斎にひとり

わたしはかつ丼妻はとろろそば頂いてにこにこ

やっと落ち着いてすこし座そうと

そうか 悪や罪をあらいながす雨か

妻に元気でいてほしくってクーラー弄る

秋めいて、秋めいてと書けば台風か


 


..2022/08/12(金) 17:38 No.905






 ■ 無題
   ++ 上野目白    
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.jpg / 48.8KB

擬宝珠の紫蔭に西鶴忌

ぎぼうしのむらさきかげにさいかくき


..2022/08/12(金) 11:05 No.904






 ■ 2022年8月12日(金)
   ++ 田中恭平    
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2022年8月12日(金)

ブルースの夢に目覚めてギター見つめる

午前四時 妻が洗濯をはじめた

今日は雨らしい ずっとずっと不安

涼んでコーヒー飲んでじぶんを立ち上げる

毒──ニコチン、を含んで荒れているこころ

そろそろ髪を切りたい雨の朝

朝からよく歌をうたう妻で

のらりくらりと思考なんとか朝を歩む

眠ると体力使う つかれはじめた

お爺さんのような句ばかりでも私は満足

脳が元気な妻と朝だったよ

腹がへってほろほろとした「気」で物書く

よりかかかる物なし 難しいことも分からない

夜が明けつつ雨が激しい

己を立ち上げて今朝も書くに嬉しい

コーヒーがなくなった今朝の秋

子供のこころとなって眠りなおそうか




..2022/08/12(金) 05:11 No.903






 ■  2022年8月11日(木)その2
   ++ 田中恭平    
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 2022年8月11日(木)

煙草尽きてニコチンガムでがまんする

イマイチのヌードルだったが食べて幸せ

妻の為に冷製パスタ買ってきた

妻となかよし葡萄を食べた

冷房の効いた書斎に妻とふたり

空っぽのコーヒーカップに虚しさよ

妻が服のデザイン書き留めている

明日は市役所へ向かう小さな旅だ

ひさびさ日記書き生活をまとめた

昼寝しちゃってひどく喉が渇いて

秋の光を田畑が発する

文月のメールとことこ書いている

飛蝗を路傍に見かけその道を往く

とんぼ飛ぶ空気はじとっとしているな

涼風ひらけた所にコンビニ

頭のなかすっからかんになりてぇ

暑くって美人もどうでもよろしくて



..2022/08/11(木) 14:00 No.902






 ■ 2022年8月11日(木)
   ++ 田中恭平    
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 2022年8月11日(木)

かがやく日の出を眺めつつペンを弄る

夢の残滓・・・のこる頭をしっかりさせる

戸を出れば秋のいろ

山あれば山をみている

戻れば空腹のまま書斎で物書く

いちにち整理につとめようとまずは朝食

首をポキポキ鳴らしつつパン食べた

ローリングストーンズ聞いて頭を楽しくさせる

太陽昇りゆく私は静かにつとめる

陽を浴びつつ洗った髪乾くのを待つ

妻はごみ出しに出て暫しのひとり

コーヒー二杯目飲みつつパソコンに向かう

陽に雲かかる 調子悪い朝

どこまでも宇宙にひとり朝顔の花

汗だくにゴミ出しの妻帰りくる ありがとう

妻の昔話聞く 同じ話をなんども聞く

元気の出ない初秋の朝はオワリ



..2022/08/11(木) 07:36 No.901











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