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「海紅」投句板

自由律俳句結社「海紅」の投句板です。同人以外の方もどうぞご利用下さい。
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 ■ 追記　２０２２年８月８日（月）分
   ++ 田中恭平     		[返信] [引用]
 
　２０２２年８月８日（月）分

妻は未だ眠りの中に、孤独

ひとりコーヒーとる、トーストをとる

雲かかれども陽のうつくしい空

ボールペンがどっかいっちゃって、買うしかないか

富士吉田に行って富士山を周って帰り

桃に葡萄　接待いただいてにこにこ

さびしくある富士吉田にさよならすれば

くさはらの変電所で父とおしごと

病なのでしょうがないくさはらで尿をする

帰路ラーメンいただいて勘定は父で

吉田のうどん食べずに帰ってきてしまった

帰れば混乱してそういえばニコチンとってなかった

けんめい歯を磨きつづけたのはなぜ？

なんでもかんでも気にかかり眠られず

今日を諦めて布団にもぐりこむ

冷房のなか熱っぽい息吐いた

..2022/08/10(水) 14:59 No.900





 ■ ２０２２年８月１０日（水）
   ++ 田中恭平     		[返信] [引用]
 
　２０２２年８月１０日（水）

暑いなか帰って眠くなってきた

冷房効かせた書斎に眠くなってきた

麦茶飲んだら眠っていいと考えた

夕飯は牛丼らしい眠くなってきた

閉じている本は夢のさなかと考えた

なぜ眠らないのか分からなくなってきた

取り敢えず句作すること眠くなってきた

眠るに妻に桃を食べられてしまうのか

やっぱり眠るが宜しくしかし文庫本が目に入る

眠いなぁ蟻が一匹腕をのぼる

幸せとは何か考えず眠い

寝てもいいのでしょうかどうしようもない

と、考える間涼風が吹き抜けて

山はいいなぁと眺めつつぼうとする頭

眠るべしと決めていいや風呂へと入るべし

髪を洗っても眠い

今宵の夢をたのしみにして起きている

..2022/08/10(水) 14:57 No.899





 ■ ２０２２年８月７日（日）
   ++ 田中恭平     		[返信] [引用]
 
　
　２０２２年８月７日（日）

すずしい朝となり温水で顔洗う

トーストもコーヒーも妻が用意してくれた

コーヒーもう一杯欲しい　暑いキッチンに向かう

つかれた私に元気な妻だったよ

陽がさしてこころを明るくしよう

髪を切りにいこうか　こころ濁っておれば

妻が未だできない子どもの名前を考える

問題山積したまま夏了る

どうしようもない　へらへら流され生きており

何かはじめなければ　夏了る

刻々と日曜の朝がおわってゆく

寒くしたへやにひとり

蝉の声も弱くなったような　朝八時

なんでも調べる妻である

雲は皆流れきって南無阿弥陀仏

さびしくもない朝にまどろんでいる

片づけたいとこころばかりの書斎

..2022/08/07(日) 08:30 No.897
 ■ Re:２０２２年８月７日（日）    ++ 田中恭平     [引用]
 
　×片づけたいとこころばかりの書斎

　〇片づけたいところばかりの書斎

..2022/08/07(日) 08:33 No.898





 ■ ２０２２年８月６日（土）
   ++ 田中恭平     		[返信] [引用]
 

２０２２年８月６日（土）


真夜中目覚めてチョコレートを頬ばる

芥川龍之介の夢に目覚めてまっくらな外

終わった夢をまだ見ようとする

すずしい暗さ、氷を噛む

妻も起きて互いコーヒー飲んでいた

広島忌　善人を偽りつつ目を閉じる無となる

夏痩せした腹を妻がふれている

よく寝た、吐く息のなかに佇む

書きつづくこと憐れむこと　夏の果て

ごめんと言われごめんと返し何か哀しい

何もしない贅沢に座している

案山子としてわたしに香るインクの匂い

水を飲み水となり又眠り

真夜中腹へって廊下に立ちつづく

神の暴れる頭を抑えベッドにこの身を放り投げ

眠れない真夜中の永くなる

妻を眺めて暇をつぶす

　

..2022/08/06(土) 03:30 No.896





 ■ ２０２２年８月５日（金）
   ++ 田中恭平     		[返信] [引用]
 
　２０２２年８月５日（金）

雲と雲の合間を原付バイクで走る

かえりきて家のエアコンを見入る

夏の休暇は聖書にしたしくしよう

青空となってこころ明るめられて

妻は眠っていてそのままにして

靴下を脱いで楽にする

鏡を見やるに痩せた顔であった

つかれているんだなぁと他人事に呟いた

夏草の勢いにじぶんを見つけた

三歩歩いて二歩下がるそのくりかえし、祈り

やっと落ち着いてコーヒーの氷、カラン、と鳴る

陽に焼かれて折れた草木を握る

こころそのままにしたい部屋を整える

泣き言もぜんぶ愛して夫婦だったよ

あたらしい夢がちらつく、降りくるを待つ

ひまわりに力をもらい土を掘る

夕立ちをどこかに期待して眠る

..2022/08/05(金) 13:56 No.895


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