「海紅」投句板

「海紅」投句板

自由律俳句結社「海紅」の投句板です。同人以外の方もどうぞご利用下さい。
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■ ２０２２年７月２６日（火）
++ 田中恭平

　２０２２年７月２６日（火）

頬痛む朝パンを少しずつ食べる

私は私が恐ろしくともかくひとりでいる

夢の複雑な、も忘れようとする

雷が鳴るすずしい朝だ

くざぐさの鬱陶しくもくさぐさのなかに立つ

じぶんを守ろうとする　雨に煙草吸う

病院に電話しよう　コロナが出ている病院に

全く灰色の空　影も濃くある

きょうは雨でしごと休みの朝寝までして

蓮の花こころは一つ花も一輪

泉をのぞみ喉の乾いたからだで天あおぐ

缶コロ、捨てにいこ　雨を蹴って

ひどい雨となったぞ　じぶん大切にする

行き場のない哀しみふかく晒してどうする

どうするもこうするも雨に濡れます

朝から考えつづける雷落ちつづける

すずしく宜しいちょっと山が出て碧い

..2022/07/26(火) 07:07 No.884

■ ２０２２年７月２５日（月）
++ 田中恭平

[返信] [引用]

　２０２２年７月２５日（月）

はやく起きて見た夢を忘れゆく

冷蔵庫の前で黙ってしまう

とはいえコーヒーでいちにちをはじめましょう

冷房で脳を休めようとする

くすり服し雑な机上を片付けてゆく

妻を起こさぬよう着替えバックパックをまとめる

トースト頂いてから手を洗い、物書く

きょうも良い日の、曇り空だが

善人になりたい日もあった　古日記読む

とかく爆煙　きょう一本目の煙草吸う

明るめて認める　諦める　神の空のした

まちがいも活かし日本の神を学ぶ朝

午前二時となるテレビが苦手な私である

コーヒー尽きちゃってさびしみのままに書く

バッキバキの体起こしてゆく

夜に立ち止まって目を慣らして

きょうも良い日の星ひとつ

..2022/07/25(月) 01:58 No.883

■ ２０２２年７月２３日（土）
++ 田中恭平

[返信] [引用]

黄色い花が消えてしまった

黄色い花が消えてしまっていた

じぶんを組み立てなおす夏の朝

烏啼いておる朝陽が地を赤らめる

夏のちょうちょが低くとびます

夏のちょうちょが低くちらちら

草となって砂利に座していた

蝉が啼きはじめ止み又啼く

冷えた部屋にして満足しておる

みなが偉く見えるよ陽、浴びている

妻は未だ眠り動かない朝

くすり服そうそれから考えよう

そのままをこのままに草ゞ放っておく

執心して書きつづける蝉啼きつづける

妻にお爺ちゃんの書く句と言われてしまった

朝陽に白雲のそして山山

汗して仕事してアイスコーヒー一杯

　

..2022/07/23(土) 06:03 No.882

■ ２０２２年７月２２日（金）
++ 田中恭平

[返信] [引用]

目覚めて庭の砂利となっていた

ごはんに卵かけて醤油をたらして頂きます

妻の淹れてくれたコーヒーを頂きます

シャワー浴びてまた冷えた部屋へと戻る

徐々にしてゆくしごとの準備

普通が宜しい、普通になれない　夏草

曇り日になりそうな　窓から見ている

冷えた腹して便所へいそぐ

朝となって原付のしずくを払う

さえずりに蝉が騒ぎはじめた

水旨ければ水ばかり飲む

妻になんども肩を叩かれている

つかれちまって煙草も呑まない

ゆったり急ぐ陽の昇るよう

..2022/07/22(金) 05:31 No.881

■ ２０２２年７月２１日（木）その２
++ 田中恭平

[返信] [引用]

ラクトアイス頂いてたのしいお昼

お昼寝しようと疲れているのに眠れません

妻が悩んでいるノートひろげられている

炎天もうつくしいというか健康的だ

しらふでいつづけること風鈴を吊るそうか

炎天に煙草喫いに出ようか迷う

くさぐさもついにやられたか

こちこちの体をほぐして遊ぶ

空は晴れてあたらしい気持ち

あきらめより出発しあきらめに帰る道

幸福などなくあるのは気分だけなのか

午前四時半起床は辛い、ぼうっとする

夢はとおくあるとしてそこまで歩けるか

悩みも又詩を作らしむ

どっと疲れて目をみひらいて

ぼうっとしたままそれでも明るい方へゆく

静かなこころに戻ろうとする　夏草

..2022/07/21(木) 16:16 No.880