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「海紅」投句板

自由律俳句結社「海紅」の投句板です。同人以外の方もどうぞご利用下さい。
海紅Webには http://kaikoh-web.sakura.ne.jp/WordPress/ からどうぞ。

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 ■ 無題
   ++ 直治    
[返信] [引用]

 

こんばんは。

老いてへらり夏の枝から
日洩れて夕べの灰が落ちとる
朽花と秋となり居る
秋陽さす一人の影つくられる
よろめいて風の吹くまゝ
声なく人ら風に吹きつめらる
秋さり夕のすゞめが鳴いとる
秋風すゞしく珈琲冷めている
夕の風さらい少女遠くなる
ハタウタ唄いの少女と夕来る
けさのゆきゝの木の葉へらへら
秋の陽あたゝかく柿の実熟れとる
酔いざめの片恋を病んでる
夕洩れてそこらすゝき生い茂る
障子ま白く夜の灯消しにかゝる
障子開いたまゝの喇叭が鳴ってる
ゆめやうつゝや片恋の日の
すゞめ鳴く淋しさの音楽を下さい


..2016/10/30(日) 20:39 No.678

 ■ Re:無題    ++ 洲      [引用]
 

「へらり」や「へらへら」が、なんか気分でいいですね。

..2016/11/02(水) 12:48 No.681
 ■ Re:無題    ++ 投句番      [引用]
 

兼題・雨 11月号に掲載させていただいております。
手だてを見つけて、お届けする予定です。


..2016/11/06(日) 16:20 No.683
 ■ Re:無題    ++ 直治     [引用]
 

洲さん
よかったです。

投句番さん
ありがとうございます。
住所等問い合わせの欄で送ればいいのでしょうか。


..2016/11/07(月) 00:06 No.687
 ■ Re:無題    ++ 投句番      [引用]
 

問い合わせ欄にお願いいたします。
よかったです。きくこさんにお願いできないかな…とか思案してたところです。


..2016/11/07(月) 12:50 No.688
 ■ Re:無題    ++ 直治     [引用]
 

先ほど問い合わせからメールしました。
お手を煩わせて申し訳ありません。
わざわざありがとうございます。



..2016/11/07(月) 16:17 No.689
 ■ Re:無題    ++ 直治     [引用]
 

海紅本誌、とどきました。
面白く拝読させていただきました。
ありがとうございました。


..2016/12/16(金) 17:52 No.703
 ■ Re:無題    ++ どよう     [引用]
 

またご一緒させて頂けるような機会が巡ってまいりますように!

..2016/12/19(月) 12:43 No.704
 ■ Re:無題    ++ 御藩亭句会(の中の崇譜) [URL]     [引用]
 

いろいろお世話になりました!ありがとうございました。>どようさん

また来年、なにかよい機会があればと思います!
よいお年を。


..2016/12/22(木) 11:55 No.705
 ■ Re:無題    ++ どよう     [引用]
 

崇譜さん、みなさん、よいお年を♡♡♡

..2016/12/24(土) 17:11 No.706





 ■ #06 2
   ++ 田中教平    
[返信] [引用]

 


猫の寝言のいつかの鬼が怖かったのだろ

ねぇ子供すべてを知って飽きなさい

枯葉降りくる土に帰す、いつかの我も

仏壇にあげる茶がなく水とした

供花、さとりの中の愚人である

余裕あること気付ける花のうつくしい、にっこにこ

今日も太陽にこにこ万歳をしてまた明日

つかれる話のひとつふたつ蜜柑三個

いつの世もこんなもんだぜって歩む猫

すべからず澄む、祭りの終わりのように

日が家の向こうへ落ちていった

よく寝よく食べこの地恋しい南無阿弥陀仏

愛を負って走る自転車チリンチリン

父火を入れて下さり濁るこころを燃やしよる


..2016/12/07(水) 21:02 No.702






 ■ #06
   ++ 田中教平    
[返信] [引用]

 

地球回転太陽きらきらそらいいぞ

十二月天使があればあなたである

しぐるるや壁の落書きが濡れている

今生も十二月から急ぐ

世に惑う霊体の如すすき揺れて

野暮を競って芋ばかり食む

愚者聖者として人を見る目の失われて

つつがなく明日も今日の雑草として

なんくるないと海を山からとおく見て

目の奥つかれて大変に本読んできた

子規全集一巻予約、句こそわが道

心配ないことの熱すぎるお茶を頂く

早々頑張ります胃痛はここにありつつも

今朝も大丈夫のしんじつ阿弥陀なみだ

句の道は是入りやすくとおすぎる道か

湯のもとふかく縁として笑顔あふれる

きみといて本に良かった

竹のひかりみちあふれ体に入る

勇気のないわたしもグングン歩むべしだろ

溜息是気運の悪さきれいな水の滴っている

とてもじゃないが食いきれない芋だ

もったいなくも捨つることやり直すため

ひかりあからめ阿弥陀のなかに眠っているわたし



 


..2016/12/07(水) 21:02 No.701






 ■ #05
   ++ 田中教平    
[返信] [引用]

 


今日は煙草止めたことの寒き風そよいで

こころあかるめられ吊るされた提灯

またあの娘かい闇に静かな鳥の飛び立ち

さんさんとした気分染み入る椅子に泣き笑い

花さく方へ日は向かう犬は眠っている


..2016/12/05(月) 21:09 No.700






 ■ #04
   ++ 田中教平    
[返信] [引用]

 



きみという冷静に合うワインだった

この日月は俺と面会っていた

掴んでかえされ暇な日に報

純たろうとして澄みきれず水飲む

うらまんとして恨むおなかがへったなぁ

平らげること清くあれ名もない僕は

労おうとしていい湯の白さ息吹き立ち

さびしくなっちまっていいかい冬は黙す

送り風巌として立つ山に山


..2016/12/04(日) 16:35 No.699











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