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「海紅」投句板

自由律俳句結社「海紅」の投句板です。同人以外の方もどうぞご利用下さい。
海紅Webには http://kaikoh-web.sakura.ne.jp/WordPress/ からどうぞ。

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 ■ #06 2
   ++ 田中教平    
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猫の寝言のいつかの鬼が怖かったのだろ

ねぇ子供すべてを知って飽きなさい

枯葉降りくる土に帰す、いつかの我も

仏壇にあげる茶がなく水とした

供花、さとりの中の愚人である

余裕あること気付ける花のうつくしい、にっこにこ

今日も太陽にこにこ万歳をしてまた明日

つかれる話のひとつふたつ蜜柑三個

いつの世もこんなもんだぜって歩む猫

すべからず澄む、祭りの終わりのように

日が家の向こうへ落ちていった

よく寝よく食べこの地恋しい南無阿弥陀仏

愛を負って走る自転車チリンチリン

父火を入れて下さり濁るこころを燃やしよる


..2016/12/07(水) 21:02 No.702






 ■ #06
   ++ 田中教平    
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地球回転太陽きらきらそらいいぞ

十二月天使があればあなたである

しぐるるや壁の落書きが濡れている

今生も十二月から急ぐ

世に惑う霊体の如すすき揺れて

野暮を競って芋ばかり食む

愚者聖者として人を見る目の失われて

つつがなく明日も今日の雑草として

なんくるないと海を山からとおく見て

目の奥つかれて大変に本読んできた

子規全集一巻予約、句こそわが道

心配ないことの熱すぎるお茶を頂く

早々頑張ります胃痛はここにありつつも

今朝も大丈夫のしんじつ阿弥陀なみだ

句の道は是入りやすくとおすぎる道か

湯のもとふかく縁として笑顔あふれる

きみといて本に良かった

竹のひかりみちあふれ体に入る

勇気のないわたしもグングン歩むべしだろ

溜息是気運の悪さきれいな水の滴っている

とてもじゃないが食いきれない芋だ

もったいなくも捨つることやり直すため

ひかりあからめ阿弥陀のなかに眠っているわたし



 


..2016/12/07(水) 21:02 No.701






 ■ #05
   ++ 田中教平    
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今日は煙草止めたことの寒き風そよいで

こころあかるめられ吊るされた提灯

またあの娘かい闇に静かな鳥の飛び立ち

さんさんとした気分染み入る椅子に泣き笑い

花さく方へ日は向かう犬は眠っている


..2016/12/05(月) 21:09 No.700






 ■ #04
   ++ 田中教平    
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きみという冷静に合うワインだった

この日月は俺と面会っていた

掴んでかえされ暇な日に報

純たろうとして澄みきれず水飲む

うらまんとして恨むおなかがへったなぁ

平らげること清くあれ名もない僕は

労おうとしていい湯の白さ息吹き立ち

さびしくなっちまっていいかい冬は黙す

送り風巌として立つ山に山


..2016/12/04(日) 16:35 No.699






 ■ #3
   ++ 田中教平    
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食パン二枚を今朝は食べ日に感謝 

 しゃっくりの出る体は驚いて透明なコップ

 返せなかった本は四冊冬の風受く

 今朝句を書くこと新聞をめくっては考えつつ

 みやざわけんじみやざわけんじとかく冷風


..2016/12/04(日) 09:41 No.698











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