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「海紅」投句板

自由律俳句結社「海紅」の投句板です。同人以外の方もどうぞご利用下さい。
海紅Webには http://kaikoh-web.sakura.ne.jp/WordPress/ からどうぞ。

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 ■ 無題
   ++ 水村    
[返信] [引用]

 

今日もマンホールは寝そべってばかり
定位置で一安心のマンホール




こんにちは。以前、某所で投稿してほとんど何の反応もなかった拙句です。個人的には、気に入っています。どうしてもつまらないものが気になってしょうがなかったりすることがあり、ある日はマンホールが気になってしまって、句にした次第です。




..2016/07/22(金) 21:54 No.642

 ■ Re:無題    ++ 投句番      [引用]
 

そういえば、じっくり見たことのないマンホールのふたでした。
なんかかわいいですね。意識もせずに踏んで悪かったかな。

ここで、しばらく、雨の句を募っておりまして、
全国梅雨明けまで開いている予定なのですが、
水村さんも一句いかがですか?
そのあと、海紅機関誌に掲載させて頂く予定です。
これまで集まっているものは、6月18日あたりにいちどまとめてあります。


..2016/07/27(水) 18:42 No.647
 ■ Re:無題    ++ 水村     [引用]
 

梅雨明けを忌みて北の地へ踏み迷ふ

北の地へ踏み込みて岸壁に立つ

荒れ海のあなた遥か白雲

帰る我れは一人老いて

風も夕暮れるかそして雨

老いし背中のしょぼしょぼと濡れて





…雨の句をひねってみたら、悲惨な結果になりました。。。。。。。


..2016/07/30(土) 01:17 No.649





 ■ 暑中見舞い
   ++ 田中教平    
[返信] [引用]

 


夢という汽車に乗ろうとふとん敷く


枯れたあじさいどこへやったか障子閉じる


痛む日焼けを冷たい夏月いやしてくれた


仕事の鬼の右腕冷水につける


テレビを消して己に戻り夏月の下へ


真夏の未だ白山のこころ溶けきらず


すずしくも呼吸つらく白壁の前に整息法


すずしい夏の夜へ出れば蒲焼のにおい


胸へすずしい空気入れ夏の夜の観音堂まで


夏の仕事の御金でなく人の為に痩せたのです

 


..2016/07/29(金) 22:20 No.648






 ■ 種々詠む
   ++ かつかぺきろう    
[返信] [引用]

 

極暑百均ダイソーへ入らんとして過去蘇る
雨の思い出花火輝く一家かな我は走り去るのみ
扉唸り門も唸りて夏の夜


..2016/07/20(水) 20:30 No.637

 ■ Re:種々詠む    ++ 投句番      [引用]
 

かつかべきろうさん、お元気でしたか♪

雨の思い出花火輝く一家かな我は走り去るのみ

思い出の輝きから走り去る様子でしょうか?
遠くへ。疾走感がせつなくていいですね。
この句(ゲリラ句会/兼題・雨)にご参加いただいてよろしいですか?


..2016/07/21(木) 12:54 No.640
 ■ Re:種々詠む    ++ かつかぺきろう     [引用]
 

ええ、ご無沙汰でした。'15年は一度も投句出来なかったような気がして忸怩たる思いでした。'16年はパソコン買い替えなどいろいろありましたが、新しいパソコンで初めて検索したのが種田山頭火「其中日記」や「其中庵」青空文庫だったような気がします。五月初めの頃です。そうですね、句会に参加させて頂きたいと思います。再び投句出来たらと思います。

..2016/07/26(火) 21:36 No.645
 ■ Re:種々詠む    ++ 投句番      [引用]
 

ありがとうございます♪
ゲリラ句会、全国梅雨明けまで開催です。
他の方の句は6月18日あたりにいちどまとめてあります。
このあと、海紅機関誌に掲載の予定です。
差し支えあればおっしゃってくださいね。


..2016/07/27(水) 18:36 No.646





 ■ ラストワルツ
   ++ 直治    
[返信] [引用]

 

今晩は。

永い夏日のひとごとのよう
チビリチビリと酒がぬくうなる
壁のしろさの小蜘蛛はどこから
海まで来て懐中たばこがない
青く刈り上げてざらざら
昼の酔いつぶれのラストワルツよ
夏のはだかのひるめしにする
これはあきらめの笑いこぼれて来る
兄妹そろって水を呑み暮れてる
日暮れいとしく時計に目をやる
となりは子が生れた話の煙草をくわえる
はだけた袖から花の画がのぞける
雨が上がった晴れ空のぬかるみ
つめたき水瓶もて病人然とし
ふと母さえ出てくる炎天である
だらしなく水の一滴を乞う
湯を浴びる一日を洗い流す
水を酒に代えて来て眠るによし
用事あり来て妹は含羞む
白い帳のふくらみは夕風
帯を栞にして夕空を見る
ふいと小箱のオルゴール鳴らし白痴じみて来る
病人然としあかるい水を汲む
菊の一厘ありほんに仏間めく
いかに生くべきかと壁の一日
蕪菜の茎さえ母は夜食にする
拭えぬ水沫はピリオドだったか
黒鍵に肘突きをり生い先あぐねる
ふたたび無職の灰が小高くある
犬喰いせし父を残しあにいもうと
かわいい愚妹よ嘘をせがんで来る


..2016/06/30(木) 20:42 No.625

 ■ Re:ラストワルツ    ++ 田中教平     [引用]
 


こんばんは。直治さん。はじめまして。田中教平です。
私は直治さんの句風、とても好きです。

>夏のはだかのひるめしにする

これなどいいなあ、と思うのですが
私の場合

 夏のはだかのひるめしとする

 夏ははだかのひるめしとする

など、ちょっと言い回しに「作っている感」が出てしまいそうです。


>ふと母さえ出てくる炎天である

 透明感と、母「さえ」の含みが印象的。きれいな句だと思いました。


ストレートといいますか、そのままどんどん書き下してらっしゃる
印象を持ちました。
とても強みであると思います。ありがとうございました。

 


..2016/07/01(金) 22:52 No.626
 ■ Re:ラストワルツ    ++ 直治     [引用]
 

田中教平さん

 ご感想、とても有り難く想います。その二句は、仰る通り、何気なく口をついて出たような句で、それを取り上げて下さって、うれしく感じました。じつは、スランプ、と迄いきませんが、自由律の軟派な感じに嫌気がさして、いやに文語に凝って見たり、一句編むのに何十分も辞書を引いたりなどして、骨太を装うのにめっきり真剣になって居りました。案の定、同人の師から苦言を呈されて、ほとほと句作がいやになって仕舞って居たのですが、そのまま書き下してらっしゃる、と教平さんの見解をいただいて、何か取り戻したような心地で、よい風向きを感じて居ります。自由律には別称、随句と謳われるその意味が分ったような気がします。有り難う御座います。又来月、投句させていただきますので、読んでいただけたらうれしく想います。ありがとうございました。


..2016/07/02(土) 10:13 No.627
 ■ Re:ラストワルツ    ++ 第1回ゲリラ句会      [引用]
 

兼題・雨に、すみません、2句頂戴しています。
勝手走って申し訳ありません。
素敵な句が多数集まり、海紅機関誌に掲載させていただこうかという話になりました。あと、興味のある方にさしあげたいと思っています。
差し支えあるようでしたら、どうぞおっしゃってください。
また、スペースの都合、掲載はおひとり1句づつになるかもしれません。
直治さん、ご希望あれば、別のお手持ちの雨の句と差し替えさせていただきます。
あとからの説明になり、ごめんなさい。
よろしくお願いいたします。


..2016/07/02(土) 21:21 No.628
 ■ Re:ラストワルツ    ++ 直治     [引用]
 

第1回ゲリラ句会 さん

かまいません。雨の句は手持ちがないので、あとのことはお任せします。
宜しくお願い致します。



..2016/07/03(日) 10:25 No.629
 ■ Re:ラストワルツ    ++ どよう      [引用]
 

直治さん こんばんは。暑いですね〜。
トルネード選句です。

日暮れいとしく時計に目をやる
ふいと小箱のオルゴール鳴らし白痴じみて来る

…が好きです。
秋冬の句に比べ、青葉が茂るような強さを感じます。
まとまった量を拝読できるからこそ伝わる部分かもしれませんね。


..2016/07/06(水) 19:50 No.631
 ■ Re:ラストワルツ    ++ 直治     [引用]
 

どようさん

暑いです。外仕事なので余計に感じます。
夏の到来ですからね。気取らず、口を吐くままに書きたいと思います。
又よろしくお願い致します。


直治


..2016/07/08(金) 11:27 No.632
 ■ Re:ラストワルツ    ++ どよう      [引用]
 

体にさわるほど暑いですもんね。
ご用心ください。
日焼けしてワイルドに?!


..2016/07/08(金) 12:57 No.633
 ■ Re:ラストワルツ    ++ 水村     [引用]
 

だらしなく水の一滴を乞う
ふいと小箱のオルゴール鳴らし白痴じみて来る
病人然としあかるい水を汲む
いかに生くべきかと壁の一日




こんばんは。こういう句、好きです。


..2016/07/23(土) 00:02 No.643
 ■ Re:ラストワルツ    ++ 直治     [引用]
 

水村さん

はじめまして、こんばんは。
ありがとうございます。
そろそろ月末ですので、又あたらしい句を投稿します。
よかったらまた読んでいただけるとうれしいです。


..2016/07/26(火) 20:58 No.644





 ■ 無題
   ++ 水村    
[返信] [引用]

 

はじめまして。誰でも書いていいのでしょうか?もし不適切であれば、おそれいりますが削除していただければ幸いです。

拙い句ですが。宜しくお願いします。



天仰ぐ向日葵の下死んでゐる蟻

吾もまた死にゆく蟻か水を呑む


..2016/07/17(日) 15:14 No.634

 ■ Re:無題    ++ 投句番      [引用]
 

ようこそ水村さん!
遠慮はご無用。
楽しんでってくださいませ。


..2016/07/19(火) 12:51 No.635
 ■ Re:無題    ++ どよう      [引用]
 

水村さんはじめまして♪
蟻というと、個人的には、うじゃうじゃとした、
生命力の発露のように感じていましたが、
倒れているものもいるんですね。
大集団の中の力尽きた「個」。
そういう行き届いたまなざしを大事にしたいと
改めて感じています。

わかったような書き込みをしていますが、
私自身句歴は長くないのです。
今後ともよろしくお願いいたします〜。


..2016/07/19(火) 12:59 No.636
 ■ Re:無題    ++ 水村     [引用]
 

投句番さん、ありがとうございます。本当に拙い句ですが、頑張ってみます。
どようさん、ありがとうございます。わたしも句歴は長くはないです。宜しくお願いします。


..2016/07/21(木) 19:13 No.641










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