「海紅」投句板

「海紅」投句板

自由律俳句結社「海紅」の投句板です。同人以外の方もどうぞご利用下さい。
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■ エイプリルフール私は女です
++ 田中恭平

２０２３年４月１日（土）　自由律俳句

よく寝た、目覚めて妻をさがす

朝五時半妻は炬燵のなか

エイプリルフール私は女です

コンセプトに自由にされて作品を書く

あえて不自由性に身を置く春の日

陽はある鳥のさえずりがない

義姪のナンナは漫画好きか？

今日は診察の原付でいく

三月の反省がしたりない赤ペンを持つ

まだあたたかい部屋にして今日の随句書く

机の上にペットボトルが五本ある

妻は起きたかカーテン開ける音がする

先生にわたす手紙は妻の言ばかり

はらへりはらへりトーストとろう

朝の書斎に妻がやってきてくれた

..2023/04/01(土) 06:39 No.1075

■ 夜勤明けて眠らなかった
++ 田中恭平

[返信] [引用]

２０２３年３月３１日（金）

妻は珍味明太子ドリア食べている

ふたり気づけば元気でそれで宜しい

夜勤明けて眠らなかった

豚ラーメン気に入ってどしどし食べる

月末この寒さの三月をふりかえる

牛丼の玉子のこぼれてしまった

食後の妻の歌ここちよい

首が痛くてこわい

さいきんふれてないギター

書き凝らした散文詩を書きなおす

四月は電験学習定着させること

ぼろぼろの体で明日診察

この薬こそアリピプラゾール

やっと元気になった脳病者たるわたし

妻は眠らず歌を成す

..2023/03/31(金) 19:42 No.1074

■ 創世記の話してこの朝は終わり
++ 田中恭平

[返信] [引用]

２０２３年３月３０日（木）　自由律俳句

日の出の赤さの目にいたむ

おいしくもないごぼうステック食べている

ハグすれば妻あたたかな

朝のルーティーンなんてかっこええな妻よ

四月近くも朝の寒さは

電験勉強せな、しかし気の乗らぬ

書いたテキストぜんぶ印字して積んでいた

そこは現状維持か妻よ

古川日出夫訳平家物語未読

直すところ多し、散文詩が完成しない

くりかえし書くこと念仏に似ている

ゆるされるだけ添削をつづけたい

あたたかな部屋にしてティーシャツでいるとは

この三年、否五年鯛を見ず

創世記の話してこの朝は終わり

..2023/03/30(木) 06:26 No.1073

■ ２０２３年３月２８日（水）分
++ 田中恭平

[返信] [引用]

２０２３年３月２８日（火）

夜勤つかれても言葉書く

仕事たのしい、カイさんがジャンプ

妻が詩を書く日の丸弁当の詩だ

ボロボロの体入れる

妻が必死に米を研いでいる

悩まなくても同じだけれど悩む

妻の髪の美しき、かな

汗ばむ体で反省している

妻のスマートフォンに嫉妬しておる

どうしようもない、顔を洗う

仮眠しようか物語の森に入ろうか

妻の為デカ豚ラーメン買ってきた

やっぱり妻に麦茶ついでもらう

卓の上のミルクティーの存在感

こたつのまわり荒れている

..2023/03/29(水) 16:15 No.1072

■ ふたりわけあうバナナ・ラッシー
++ 田中恭平

[返信] [引用]

２０２３年３月２９日（水）　自由律俳句

けさはアイスコーヒーで済ます

机上を片づけたいいつもそう思っている

それらしい詩を書いて投稿して駄目だ

なかはらちゅうやに立ち返り考える

ついつい読んじゃう甲賀忍法帖

財布は私でなんとかお金はある

音楽をながそう部屋を片付けよう

ペンの暴力　ペンのやさしみ

妻のためにクランキー・チョコ買ってきた

ふたりわけあうバナナ・ラッシー

カインド・オブ・ブルー水曜の朝の憂鬱

昨日のラーメンあたたかかったな

さいきん書かけていない日記の頁の多いこと

陽がつよいや、風はつめたいけれど

扉の前に立ち扉に手をあてている

..2023/03/29(水) 09:10 No.1071