気ままな王様 ++ ..110-135-169-57.rev.home.ne.jp ..2021/03/12(金) 23:22 [2834] |
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東北大震災、あの10年前の出来事は衝撃的だった。最初は大きな地震があり、25年前の阪神淡路大震災に匹敵する地震が今度は東北で発生したと一瞬思った。ところが津波が発生するという。昼間だったのでテレビの画面を見っていると水平線から横一線津波の帯が徐々に陸地に向けて押し寄せる画像が流れ、堤防を超える。 しかし、まだ何が起きているかわからなかったが、映像がアップされてくると、堤防を越えた水の塊が街の道路に流れ込みあという間に家々を押し流し始めた。小高い丘や裏山に逃れた人々の驚愕の声が流れた。話には聞いていたが、津波というものを目にしたのは初めての経験であった。 そして、あちこちに火災も発生した。さらに原発の施設もやられたという報道で、その後数日間はヘリコプターで原発の建屋にヘリコプターで水を落として原発炉を冷却する映像も思い出す。 あの衝撃から10年がたち、多くの人たちが家族を亡くし、犠牲を乗り越えて復興に取り組んできたが、その経過をたどる取材映像が流され、ご家族の苦悩の日々と今を生きる表情が伝えられた。 今さらながらにその大変さや苦しみ、しかし、前を向いて頑張ってきた報道に心が痛んだ。10年たっても放射能汚染で住めないとい町もある。この大震災は、地震と津波と原発による放射能汚染の三重苦であった。いろんなことを考えさせられる。 その後も熊本地震や最近また東北でマグニチュード7を超える地震があり、悪夢はよみがえった。東京直下の地震も心配だし、南海トラフの危機も叫ばれている。異常気象による風水害も毎年のように起きている。人類の将来を考えると、当然に原発からの脱却を図るとともに自然災害のリスクを乗り越えて予知するシステム構築も大切だが、コロナの感染拡大でもう一度、自然そのものにどう向き合うかという基本的なところを見つめなおしていくことも大切だと考える。
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