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こんにちは。 年末年始の旅行楽しそうですね!! ゆっくりと一年の疲れを癒してください。 さて、「オンエア」感想。
まず、「新生柳美里誕生!」という印象の本でした。 今までにない美里さんの印象を受けました。 「柳美里不幸全記録」やこのプログを読んでの 私なりの思いですが、紆余曲折、多分、美里さんの人生の一番の山場であった時期を越えてのこの小説になったのだな、と。
圧巻でした。同じ女性としての共感、叫びが伝わりました。 望月さんの「セックスすることがいけないこと?」という台詞に心打たれました。これは、どの女性にも共有する叫びだと思います。 「女子アナ」という職業は、職業であって職業でない、この時代の世間の「媒体」なのだと感じました。 女優さんや歌手などの芸能人の方は職業だから、マスコミに知れる、世間に知れる、という「媒体」であることはご本人も世間も周知の事実。 OLや主婦ならば「媒体」にはならない。 が、「女子アナ」という「媒体」は「女子アナ」という職業にありながら、それを超越する世間の耳目を引く。これは、職業ではなく、人間でもなく、女性でもなくなる場合がありえるのだ、と。 が、一方、芸能人やOL以上のバイタリティーがあり、可能性があり、何者にも化けられる。 こんな「特殊」な職業は他にはないのではないか? 「女子アナ」とは職業ではなく何なのか? 「女子アナ」であることは自分と全てとの戦いの中にいなくてはならないのか?
そのような事を感じる作品でした。 また、事細かに取材されていることを感じました。 大変だったろうな、と思います。 これからの柳さんの作品にまた期待する作品「オンエア」でした。
北海道は、探せば「格安ツアー」などがあります。 私の息子も運動オンチですが、スキースクールなどは飛び込みでも受け付けてくれ、スキーの履き方から教えてくれます。 数日で滑れるようになりますよ! また、北海道の食べ物はどこも格別です!! 寒い中の温泉も最高です!!
是非是非、ご一家で北海道にいらしてください!! 来年もお体ご自愛なさってよい作品を生み出して下さい!!
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