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ホントはtwitterに書きたいですけど、140文字超えますし。BBSへの初投稿もしたかったので、初投稿♪ まず、自殺の国を読んで学んだ事 山手線車内のシーンでもかちゃんの声が騒音(ノイズ)に紛れていたのが、ビックリしました。 ドラマやアニメを見ていても、主人公の声ではなく車内の騒音の方がノイズとして表現していたりしますし。 でも、考えてみたら、ノイズに紛れていると「孤」を表現しやすくていいなと思いました。 次に「自殺の国」を読んで予想外だった事 タイトルの通り自殺の話として読んでいたので、後半のもかちゃんのお母さんが放射線を気にして、慧くんを西日本に避難させようというシーンを見て衝撃が走りました。 もちろん、放射線対策に苦労しているお母さん方が居るのは、ネットで知ってます。 でも、ネット上の情報で知っているのと、こうして小説で読むのとは違うとは、現実感が違うと思います。ネット上の情報はネットというノイズの破片に過ぎないですから。 確か、対談集によると、柳さんも息子さんを西日本に避難させようとしていたですよね?(詳細はわかりませんけど)twitterで批難されたみたいですけど、私は批難しません。 確かに、金銭的な面や頼る人がいないなどの理由で避難できない人が居ます。 でも、もし何十年後にお子さんに放射線被害が出てきたら、後悔するのはお母さんです。 そう考えると批難出来ません。もちろん、避難できなくて避難出来ない家族への支援や県内に留まる家族の放射線被害対策も大切ですね。 最後に、柳美里作品を読み続けて確信した事 柳さんの小説は程良い所で終わるなあと思いました。自殺の国では、もかちゃんが学校で泣いている所で終わりましたが、「この後慧くんとのお別れするだろうな。」とか想像してしまいました。 柳さんの作品を読み始めた頃は、「どうなっただろう」とか思ってましたが、今は想像して浸るようになりました
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