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最も生活しやすい場所に住むのが一番強い種族で、それは温帯だと言います。次に強い種族は熱帯に住み、弱い種族は寒帯に行き、最も弱い種族は寒極帯に行かざるをえなくなりました。
その自然環境の中で何千年も生活を続けてきた種族間には大きな文明的な違いが出来た事は必然です。一番恵まれていた環境は温帯で、人間の生死や霊魂等を考えるゆとりがあり、宗教哲学が生まれました。世界の宗教、キリスト教・イスラム教・ユダヤ教などは半径2キロ以内に地に発祥しています。
対照的な物資文明が生まれたのは寒極帯からです。北欧のスカンジナビア半島付近がアングロ族・サクソン族の居住地帯で、この寒極帯は冬期には零下40度の地で動物を捕獲して食糧とせねばならず、大自然と常に対決して闘わなければ生きて行けない地帯でした。
先祖代々数千年との厳しい自然と対決して生き残ってきた民族には、その環境に応じた体質になる宿命がありました。東洋人と比べて北欧白人の腸の長さはとても短い、温帯民族の腸の長さこそ、穀菜食の人間の腸とは体質が違ってしまったのです。
この発生の原点が自然との戦い、自然征服の姿勢、覇道性が染み付いています。それが近代西洋文明の基本姿勢です。スカンジナビア半島からバイキングとしてアイルランドを侵略占領したのが現在のイギリスで、それから三百年まだ先住民アイランドとの争いが続いているのです。
このアングロ族とサクソン族がひとつとなって、第一次産業革命を生み、その化学と機械文明を武器として世界中に侵略を進め、この西欧民族の世界侵略によって数万年の貴重な人類の歴史を粉砕してしまったのです。
中南米では、インカ、マヤ文明を築いた原住民からスペインは黄金を掠奪しました。また17世紀北米に侵入してきた北欧民族は、それ迄大自然に順応して生きていたインディアンを襲って、今日のアメリカを建国して世界を牛耳っています。
アフリカ大陸も殆ど植民地となり、現地民を奴隷として売買し、その資源を奪い取りヨーロッパ文明を築いたのです。アジアでは最も酷く、インドを始めビルマ、マレー、シンガポール、インドネシア、べトナムと侵略し、支那大陸にまで触手をのばし、アヘン戦争をしかけたのが大英帝国です。
インドで造ったアヘンを支那に持ちこみ莫大な利益をむさぼるという、史上最も汚い国家戦略でした。続いて狙いをつけたのが我が日本で、東洋の黄金の島として先ずオランダ、ポルトガルそして幕末に向かってロシア、イギリス、フランス、アメリカと謀略をつくしたのです。
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