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2024年6月25日、貸し切りバスに乗車して、東芝未来科学館に向かいました。東芝未来館は、1961年11月に東芝小向地区に「東芝科学館」として開設、2014年1月に移転し「東芝未来科学館」への名称変更を経ながら、今年で62年です。
科学技術の凄さ・面白さを楽しく伝え、東芝の最先端技術が生み出す豊かな社会をPRしています。今般、東芝の事業ポートフォリオがBtoCからBtoBへ移行していることに伴い東芝未来館の役割を見直すこととし、東芝未来館は2024年6月29日(土)をもって、一般のお客様向けの公開を終了することとなりました。
まず、最初にリニアモーターカーや病院にあるMRIなどいろいろなところで使われている先端技術、超電導の不思議な現象の実演を見学しました。液体窒素を使った実験です。クイズ形式で実演が行われとても勉強になりました。
他には東芝がつくった日本初、世界初の家電、テレビや冷蔵庫など。身近にある「水」から電気をつくること。毎日使う電気には3つのつくり方があります。「半導体で発電」では、太陽電池の角度や光の色、明るさが変わると発電量がどれだけ変わるか、簡単な実験がありました。
ビル内のセンサーが空調や照明、エレベーターをどのようにコントロールしているのかをイメージした体験コーナーもあります。人がいない部屋は空調や照明を消して、電気の無駄を減らします。また、バーコードを一つ一つ「ピッ」と読み取らなくても、まとめて計算ができる会計システムを体験できます。
「消えるプリント」の体験もできます。塗り絵をしてから紙を専用の機械にいれると、プリントが透明になります。光にはいろんな色をつくる3つの元の色「三原色」があります。赤と緑と青をまぜていくとどのような色ができるでしょうか?光の色が変わると、ボールの色の見え方も変わります。
ドアノブに触った時などに「パチッ」とする静電気は3000ボルトくらいといわれています。私が体験したのは50万ボルトの静電気です。髪の毛がフワッと逆立つ様子を写真 に撮られて共有ラインにアップされてしまいました。
東芝の創業者の一人、田中久重はからくり人形をつくっていました。まだ電気がなかった江戸時代の人形がどのように動くのかを実演で紹介していました。光、空気、磁石など身の回りにある科学の不思議やロケットはなぜ飛ぶのかなど、実験を交えて紹介しています。
最後に東芝未来館を見学出来てとても良かったです。見学後は歩いて「過門香」ホテルメトロポリタン川崎店に移動して昼食をとりました。懇親会後は貸し切りバスで味の素川崎工場に向かいました。
敷地が広いので運転士やさんも迷っていましたが、見学用施設のうまみ館にたどり着きました。工場見学は、ほんだしコースです。見学前にアジパンダの前で集合写真を撮り、ロビーには味の素のオブジェも模型で製造工程を見た後、バスに乗って工場を見学に。
アジパンダのバスで川崎工場へ移動。鈴木町駅は味の素川崎工場の駅だと聞いて驚きました。線路を渡って移動して、ほんだしの製造工場へ向かいました。少量多品種生産のものについては包装などの業務をまとめていますが、基本的にはブランドごとに独立した工場の集合体のようなイメーです。
「ほんだし」の基本的な材料はかつお節。味の素は原材料(さとうきびなど)が採れる海外で加工までされ日本に運ばれ、日本では主に瓶詰・発送作業をしているとのことでした。その他にも、かつおエキスやうま味調味料(多分、味の素かそれに準じるもの)、食塩で味は調整しますが、あくまでもメインは、顆粒になるまで細かくした、かつお節になります。
自然や健康を大切にするということが理念になっているのは疑問が生じますが、企業の死活問題と直結しているから、という一面もあるのだろうと思います。工場の見学が終わった後は、集合場所だった建物に戻り、かつお節削り体験と、製品の試飲をさせていただく事になりました。いろいろと勉強になりました。
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