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相撲には、土俵が必要です。本場所の土俵は、場所ごとにつくりかえられます。土俵作りは5、6日前からとりかかり3日間かかります。土俵の土は、柔らか過ぎず、固過ぎず、粘り気が多く、水はけが良いことが条件です。
昔は東京の荒川上流でとれる土が最良とされていましたが、少し前は、両国国技館の土俵は千葉県の我孫子市周辺の土が使用されていました。今はどこの土を使っているのかわかりませんが。
土俵の大きさは昔から同じではなく、江戸時代は3m94cmだったが、現在の土俵の直経は4m55cmあります。土俵が狭いと、どうしても動きが小さくなり、技も変化が乏しくなります。
しかも現在は、大きな身体の力士も多くなってきたことも原因の一つでしょう。ちなみに、土俵の東西南北は、正面が北で、裏正面が南、正面に向かって右が東、左手が西と呼んでおり、実際の方位とは必ずしも一致しているわけではありません。
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