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子供の頃、フランダースの犬をテレビでみて泣きました。映画館で観て涙が零れました。ご存じない方のためにストーリーをご紹介します。主人公はネロという少年で、ベルギー北部のフランダース地方にお爺さんと二人で住んでいました。ある日、過酷な労役を強いられて死にかけていた犬を見つけ、この犬を二人は引き取りパトラッシュと名づけます。
二人と一匹は、幸せな日々が続きます。ネロは絵を書くことが大好きで、毎日、牛乳を運ぶアントワープの街にある、大聖堂のルーベンスの絵を見てみたいと願っています。やがて誤解などもあって、窮地に追い込まれていきます。最後の望みをかけた絵のコンクールにもネロの絵はエンピツ画のため、絵の具を使った作品に負けてしまい落選します。
そんな中、お爺さんが亡くなりネロは家を追い出されます。途方にくれるネロとパトラッシュは、大雪の吹雪の中、アントワープの大聖堂に行き、ついにルーベンスの絵を観る事が出来た。落選したネロの絵を評価した画家は間に合わずに、二人はその絵の前で天国に召されると言う話です。
この話が日本で有名なのはアニメ化されたことでしょう。「世界名作劇場」として放映されました。平均視聴率25%という大人気のアニメです。この世界名作劇場では、アルプスの少女ハイジ、母を訪ねて三千里などの人気アニメを残しています。再放送しているので、ご覧になっている方もいるでしょう。
さて、このフランダースの犬の原作があります。作者はウイーダという英国人の女性です。原作はアニメの内容と同じです。このウイーダのお父さんがフランス人で教師でした。二十歳の時文筆活動を始め、児童小説を主に書き、一時はかなり人気があったようが、30代を過ぎる頃からイタリアに住み、そこで生涯をすごしました。
生涯、独身で晩年は貧窮に苦しみ、亡くなりました。このベルギー、フランス時代に考えたのか、フランダースの犬です。フランダースというのはベルギー北部の地域を指し、中心都市はアントワープという。だが、このお話はベルギーでは、あまり有名でないらしい。
話に出てくるアントワープの大聖堂もそこにあるルーベンスの絵は実際にあるが、見て涙するのは日本人くらいらしい。ネロとパトラッシュの像なんていうものもないのです。アニメに登場するフランダースの犬は、茶色いセントバーナードだが、原作の挿絵では、白黒なのでよくわからないが、目も隠れそうな毛むくじゃらの犬が描かれています。
労役によく使われていたこの地方の犬も黒い毛がぼうぼうと生えている犬だったらしい。アニメでは黒い犬では映えないので、茶色に変えたのかな?日本人ってこの手の話に弱いです。主人公は真面目に一生懸命生、生きているのに、貧乏でいじめられるお話。
この名作劇場でもアルプスの少女ハイジも母を訪ねて三千里もそう、私なんか、キャンディキャンディに感激しました。日本のアニメは、大抵、ハッピーエンドになると思いますが、フランダースの犬はかなり厳しい結末です。それだけに、多くの人の心に残っているとも言えるでしょう。そうそう、マッチ売りの少女もいつまでも心に残っています。
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