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私たちが世の中の急激な変化に直面したとき、その背後に指数関数が隠れているケースが非常に多いのです。コロナ禍やシンギュラリティ(技術的特異点) など、変化のスピードが非常に速い出来事の核心には、指数関数があります。指数関数は、いわば人類を翻弄する「スピード狂」のような存在です。
指数関数的な変化にうろたえてしまった典型例の一つが、コロナ禍における感染者数の増加です。 実際に 感染者数がどのように推移したか。日本と米国における新型コロナ感染者数の推移として、感染が拡大しはじめるタイミングが異なっていました。日本は2020年1月末から、米国は2月末から表示しています。また、4月以降は各国の感染予防策が効果を発揮し始めて状況が変わったので3月末までのグラフを発表しています。発表したグラフを見てみると、おおむね直線状に伸びていることが分かります。
コンピュータのプログラマーや分野が違う事務員の人が乳がん患者の画像や検査結果のデータを見ても判断は不可能です。結局、医師や画像診断をされてきた人が、「情報の分類」「意味づけ」「AIが判断できる情報提供」をしておく必要があります。
それにAIに入力する診断データは膨大なので、診療で超多忙な医師が仕分けをしてAIに入力する作業を延々とするわけにはいきません。それを他の人がやっても人件費がかかります。これはほかの分野でもまったく同じなのです。
1998年の中国のGDPは129兆円で日本の4分の1にも及ばない水準でした。韓国のサムスン(三星)電子は、韓国をベースとするローカル企業でした。1990年代はその後、大きく発展する新興企業が胎動を始めた時代でもありました。
この度、NHKのラジオ国際放送などで、中国人の外部スタッフが沖縄県の尖閣諸島を「中国の領土」と中国語のニュースで伝えて問題となっています。さらに、NHKは、このスタッフが英語で「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな」などと発言したことを明らかにしました。議員からは「非常に深刻な問題」「なぜ、発言を止められなかった」といった意見があがっています。
私たちの祖先は、明るい希望よりも脅威の方がはるかに多い環境に生きていたのでしょう。負の感情を頻繁に感じるのは、ほとんどの言語で負の感情を表す言葉の方が多数あることからも見て取れます。そもそも、普通の人は負の感情のほうがずっと気になるのです。争いや修羅場のない映画や小説を読みたい人なんているのであろうか。
日本でいえば、仏教を受け入れようとする蘇我氏に、物部氏が抵抗した丁未の乱です。しかし、どの国でも仏教を受け入れる方が圧勝しています。要するに、ゼネコンが喜ぶからです。仏教を受け入れれば、お寺を建てたり、仏像をつくったりするので、工事の仕事がたくさん舞い込みます。守旧派についても、仕事はきません。
経済合理性を考えたら勝負の結果はすぐにわかります。中国では、581年に隋が建国されました。長らく南北に分かれていた中国が統一されます。これは地球が再び温暖化したからです。暖かくなれば穀物がたくさん収穫できて兵糧を確保できて、大軍を動かせるようになります。だから、国々が統一され、大国の時代になります。
セシウム137の放射線量は、30年経ってやっと半分にしか減りません。放射線量がなかなか減らないので、時間が経つとセシウムの方が厄介者になるのです。
選挙の出口調査や新薬の治験など、限られたデータから全体の状況、例えば選挙の勝敗や世界中の患者に薬が効くかなどを推測するための方法論が推測統計学です。または推計統計学とも呼びます。
有権者全員にインタビューしたり、世界中のすべての患者に薬を試したりといったことは非現実的ですから、一部を調べて全体の状況を推測するという推測統計学の手法は、現代文明にはなくてはならないものになっています。
現在AIの開発の大部分は英語圏でなされており、入力されるデータは英語圏のものになります。
つまり日本語やタイ語、トンガ語、モンゴル語、フランス語、カザフ語などの地域の人々の言語は入力されていません。そのため英語圏以外の人々の行動データや画像、動画なども入力されにくくなっています。こうしてデータが偏れば、AIが意図せずに偏見のある、または差別的な応答を生成する可能性が高くなります。
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