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イルカと言えば知能が高いと言われています。知能が高いと解ったのは偶然のことで、第2次世界大戦後、アメリカは潜水艦の機械音をとらえる優秀な音波探知機を開発していました。探知機を実験していると、潜水艦が発する音でないものをとらえたのです。
その音は規則的な音響で調べてみると、イルカの交信だったのです。それまでイルカの言葉については何もわかっていなかったのですが、これがきっかけで、注目を集め、多くの国の研究者がイルカの思考について研究しました。
イルカはお互いの音でコミュニケーションをとり情報をキャッチしている事がわかりました。時々、水面に飛び上がり、胸ひれで平手打ちや、尾で水面を打ちつけます。この動作を、エコロケーションといいます。
音は水中の世界では空気中よりも速く、しかも遠くまで達します。エコロケーションは高い周波数をもったパルス音を発して、物体に反射した音からその物体の特徴を知る能力が優れていることがわかっています。その力は100m離れたところから直径7.5cmの金属球を識別できるといいます。それほど、イルカのソナーは、洗練されているのです。
脳みそのシワが多いと賢いという説もありますが、これも関係ないようです。シワの数なら人間よりイルカの方が多いので、頭の良し悪しとは関係ないという事です。頭のいい人間と悪い人間を何で測るかといえば、結局は、社会的適応性でしか測れない。
そうなると、言語能力の高さという事になってしまいます。一般社会で、頭がいいと言われている人について、具体的、科学的にどの部分が賢いのかを算出しようとしても無理なことで、客観的な基準を置いて測ること事態が、意味の無いようです。
日本の教育では、記憶力の試験が多いわけで、試験の結果がよいのが、世間でいう賢い人になるわけなのですが、勉強だけできても頭でっかちの人間になり、実は社会生活に適応できないようなタイプの方が多いようです。
イルカは目が殆ど見えないのですが、その代わり耳の機能が素晴らしく発達しています。コウモリは、目は退化しているが、耳の機能だけで張り巡らされたピアノ線の間を縫って飛ぶというような芸当が出来ます。
犬の嗅覚では北朝鮮に日本人が拉致されたことを知っていていつまでも日本海にほえていたそうです。従って、ある種の特殊な領域で秀でているからといって賢いとはいえないのですね。こう考えると、頭の良し悪しを測ることができないのがよくわかります。
イルカが大変賢い生き物であることは確かです。芸をさせれば直ぐに覚えます。ところが、イルカの脳には「前頭葉」と呼ばれる部分が全くないのです。芸を教えればきちんとマスターして、覚えた芸を披露することは出来ますが、それは教えられたからであって、イルカが新しい芸を自ら創造して、披露すると言う事はないのです。
人間が文明を創造出来たのは、前頭葉が発達してきたからだと言います。物を覚えて理解して、その情報を前頭葉で創造するという機能が存在しているからこそ、人間は賢くなることが出来たのです。どんなに賢くても、イルカが海の中で、人間のように文明を築く事は出来ないでしょう。
日常生活や仕事、勉強においても、記憶力だけではよい結果を導き出す事は容易ではありません。やはり、前頭葉の活性化が大切なのです。過去に前頭葉を活性化させる、任天堂のDSなどが発売されました。
物忘れや集中力の低下、特に記憶力・学習能力・脳内情報伝達・神経伝達等に重要な関わりを持っていますが、40歳位を越えると年齢と共に劣っていきます。その為には前頭葉を鍛える事はとても大切な事だと思います。
ちなにに脳の活性化に必要な食物で言えば、記憶力の貝類や活性化に必要なDHA・脳内情報伝達物質レシチンを含む大豆・脳への栄養補給にヘリセリンなどを含むシイタケなどが注目されています。
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