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風は空気の流れです。空気に温度差があると、移動が起こり、それが風になります。温かい空気は軽いため上昇し、空いたところへ冷たい空気が流れ込んできます。気候に影響を与える風について、偏西風と季節風があります。
偏西風は、地球の自転によって西寄りに吹く風で、北半球と南半球の中緯度地方 (およそ30〜60度付近)で、年間を通じて吹いています。季節風は「モンスーン」とも言い、季節によって風向きを変えます。
東南アジアなどで夏に吹くモンスーンは、水分をたっぷり含んだ空気を陸地へ送り、雨季をもたらします。ジェット気流の最大時速360qほどで、新幹線よりも速い速度です。ジェット気流は、幅100q、厚さ数km、長さ数千kmの巨大な偏西風です。
上空に行くほど強くなり、地上10qほどのところで最も強くなります。飛行機は、西から東へ移動するときに、ジェット気流に乗ることで、燃料の軽減や時間を短縮することができます。反対に東から西へ移動するときは、ジェット気流を避けないと、時間が多くかかってしまうことになります。
古来、日本人は、伊勢神宮の風日祈宮や奈良県の風の森神社など、風神や風雨の神を祀ることで豊作を祈りました。古代ギリシャにおいても、風のなかに神を見出し、風の方向によって4人の神を当てています。
冬の冷たい空気を運ぶ北風はポレアース、晩夏と秋の嵐を運ぶ南風はノトス、春と初夏のそよ風を運ぶ西風はゼピュロス、そして東風のエウロスです。このうち、ゼピュロスはポッティチェリの名画「ヴィーナスの誕生」や「春〜 プリマヴェーラ」にも描かれています。
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