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レモンの果肉には、クエン酸とビタミンC、皮の部分にはポリフェノールが多く含まれています。レモンを輪切りにして蜂蜜で漬けて食べると疲労回復にはとてもよいのですが、輸入レモンだと発がん性物質のポストハーベストが心配なので国産がいいのでしょう。
夏の暑さや紫外線から身を守り、夏バテしないように充分なビタミンと水分などバランスの取れた食事が必要となってきます。ストレスの多い社会では免疫機能を高める為にビタミンCが、激しく消耗します。
一昔前の航海が盛んに行なわれた頃、船乗り達の間で歯茎から出血して死に至る壊血病が大流行していました。体重が減少して皮膚粘膜からの出血、脱力感などビタミンCの不足から起こる様々な症状が表れました。
歯を磨く、硬いものを噛んで歯茎から出血するのは、ビタミンCの欠乏によって起こる壊血病の初期症状であるといえます。この様な人は、風邪をひきやすく、結核にかかりやすかったりします。
また、全身の毛細血管が脆くなっているために、脳出血や胃潰瘍などに罹り易いといった状態です。ストレスもビタミンCの消耗と関係しています。体の組織で、とくにビタミンCを必要としているのが、細菌やウイルスと闘う白血球です。
ビタミンCが不足すると、すぐに白血球の働きが悪くなって、感染症に罹りなるのです。白血球中のビタミンCの量は、喫煙でかなり減少する為、喫煙者の肌が荒れているのはこのためです。
さらに暑さや痛みや苦しみや悲しみといったストレスによっても減少しますから、こういう場合に、体に細菌やウイルスが入ってくると、病気になる可能性が充分にあります。現代人は、常に強いストレスにさらされていますから、突然体調を崩すことも考えられます。
ストレスに打ち勝つためにも、日頃からサプリメントに頼らないビタミンCの補給に心がけることが大切なのです。
1747年、英国の海軍医ジェームス・リンドは、壊血病にレモンやオレンジを与え病状が回復した事を実証しました。その後の長期航海には柑橘類を所持することが奨励されています。1920年には英国のドラモンドがオレンジより抽出し壊血病の予防と抗壊血病因子としてビタミンCと名付けたのです。
現在、ビタミンCは、澱粉を加水分解してブドウ糖を発酵させて微生物による酸化反応により大量に合成して生産製造しています。強い還元作用で自身が酸化すると酸化剤として果実加工品や漬物・惣菜・パンなどに、ビタミンC(L−アスコルビン酸)として利用されています。
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