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いまこの瞬間も、宇宙は広がっています。ビッグバンから現在まで、宇宙はものすごいスピードで広がり続け、速いところは光速の3倍以上とも言われています。その宇宙を広げる力を「ダークエネルギー (暗黒エネルギー) 」と呼んでいます。
なんでダークエネルギーが「ある」と分かるのかというと、宇宙の広がるスピードが、加速しつづけているからです。遠くの銀河を観測すると、地球からどんどん遠ざかっていることが分かりました。
さらに、その遠ざかるスピードが加速していることも分かったのです。スピードが加速するには、なにかエネルギーが必要です。それが未知のエネルギー、つまりダークエネルギーだと考えられているのです。
宇宙はどれくらい広がったのかというと正確な大きさは、いまも分かっていません。我々は、はるか遠くからやってくる光などを観測して、宇宙のことを調べています。ところが、宇宙は光よりも速いスピードで広がっているとも言われているため、宇宙全体を観測することができないのです。
宇宙は最後、どうなるのかは、まだ詳しくは分かっていませんが、たとえば、いまのまま宇宙が膨張をつづけると、やがて宇宙の星々が燃え尽き、熱を失った宇宙が凍りつく「ビッグフリーズ」になるという説があります。
またダークエネルギーがこれから強くなっていくと、そのエネルギーで、銀河も星も引き裂かれ、宇宙のすべてが粉々になってしまう「ビッグリップ」が起こるという説もあります。 光年とは、距離の単位です。光が1年かけて進む距離が「1光年」です。
光は1秒間におよそ30万km進むため、1光年の距離は「約30万km×60(秒)×60(分)×24(時間)×365(日)」となります。たとえば、地球からシリウスまでの距離は8.6光年。これは、シリウスの光が8.6年かけて地球に届くということです。つまり我々は、8.6年前の光を見ていることになるのです。
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