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  小話2025年3月分上  仲條拓躬2025/03/25(火) 15:46 
  誰にでも向上の余地がある  仲條拓躬2025/03/24(月) 16:50 
  直感力にはアナログ思考  仲條拓躬2025/03/24(月) 16:49 
  近衛文麿公爵の不安と希望  仲條拓躬2025/03/22(土) 14:25 
  間質性肺炎から小型ボンベ  仲條拓躬2025/03/22(土) 14:24 
  累進課税制度を再構築せよ  仲條拓躬2025/03/22(土) 14:18 
  自衛隊はどうなるのか  仲條拓躬2025/03/19(水) 17:27 
  イラン核の問題の裏には  仲條拓躬2025/03/19(水) 17:26 
  原爆を落として終戦?  仲條拓躬2025/03/19(水) 17:25 
  通勤災害について  仲條拓躬2025/03/18(火) 15:03 






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小話2025年3月分上
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/03/25(火) 15:46
No. 7780
 
  日本の有名チョコ菓子が世界に挑戦したところ最下位は、パイの実でした、味が薄くて食べた気がしないのは私と同じです
3位は、有楽菓子のブラックサンダーです
2位は、グリコのポッキーチョコレートです
1位は、明治のきのこの山でした

鮫洲の運転免許場は外国人でいっぱいです。外国人の日本の運転免許証の取得者は116万人です。日本の免許を取るとジュネーブ条約の国際免許証も取得できてしまうので世界110か所で運転することができる。外免切り替えはお金もとても安い。問題が10問で7問正解すれば合格です。中国では取得ツアーもあります。日本人が免許を取る時はとても難しいのに外国人が簡単に取れるというのはどういうことだろうか。これでは事故は減りません。しかも、免許の住所は宿泊している日本のホテル名でいい そうです。

才という字は小学校2年生で習う仮の字です。歳という字は中学校で習う本当の字です。

観覧車が開発されたのは、エッフェル塔に対抗するためであった。パリ万博でできたのですが、世界で一番高さでした。7000万トンの鉄を生産して2年2ヶ月で作ってしまったのです。しかし、シカゴ万博で世界初の観覧車が作られました。
一基につき60人が一気に乗ることができたので 2000人が乗ることができました。
建築費用は16円億以上でしたが、36億円儲かりました。

失恋すると海が見たくなるのはお母さんのお腹に似ているからで、ストレスがたまると胎内に戻りたくなるからだそうです。

今年は昭和で数えると、昭和100年になります。昭和元年は7日間しかなかった。昭和の最後も7日間しかなかった。100年前の日本の人口は 5900万人です。1億人が超えたのは昭和42年です。日本の人口がピークを迎えたのは平成20年です。100年前は国勢調査が行われていました。5年に1度行われる国勢調査は今年も行われます。10月1日が基準です。100年前で一番人口が多かったのは大阪市である211万人です。東京市は15区 ありました。 渋谷も池袋も外れていました。100年前は東京府でした。今の平均寿命は男性が81歳、女性が87歳です。100年前は男性が44歳、女性が46歳でした。今の乳児死亡率は1000人あたり1.8ですが、100年前は1000人中 141.7人が死亡していました。
現在の世界の国は196カ国、100年前は70カ国でした。

令和の米騒動は流通が問題で、米不足が生じているわけでなく、米不足があるから市場が不足している。政府が減反したおかげで、米の絶対量が少なくなってきている。米を作る土地を畑に変えてしまっているから米が足りなくなっている。誰の責任でしょうか。米を作っても米が食べられないと米農家が苦しんでいます。世界で有事があって、日本に食べ物が入ってこなくなったら、お米だけでもと思っていたものが、お米も入らなくなると日本人が飢餓で苦しむ。いつ起こるかわからない状態になっています。防衛費に40兆円もかけておいて、兵器はたくさんあるけど食べ物が全くないじゃ戦えないではないですか。個別所得補償制度を民主党政権時に投入したのになぜ自民党になったらやめてしまったのか。これでは農家がお米を作らなくなってしまうのは当たり前です。中国人やインド人、関西の飲食業者が日本の米を買い占めて 転売しているのは事実です。銘柄や産地なども記入されておりません。米はきちんと管理しないと品質がすごく落ちてしまうので食べられない米になってしまうのです。

第三者委員会は日本発祥のものです。第三者委員会は日本弁護士連合会のガイドラインに沿った第三者を選ぶこと。事前に、こういう報告書をまとめますよと会社に言ってはいけない。企業と利害関係がない委員を選ぶ。
調査結果が企業に不利な場合でも調査報告書に記載する。

地方議員や自治体を調査するものは、百条委員会と言う。地方自治法第100条のことを言う。議員が委員になり自治体職員がサポートする。調査権を持っており、嘘をつくことは許されない。嘘の証言をした場合、禁固刑 または罰金になる。

震度は日本全国に数多く設置してある「震度計」によって計測された、その場所での揺れの大きさを表します。一般に震央に近い場所では大きな震度が、震央から離れると小さな震度が観測されます。同じ明るさの電球でも近いほど明るいのと同じです。一方で「マグニチュード」は地震そのもの規模を表します。電球が明るいほどまぶしくなるのと同じです。震度とマグニチュードで混乱が見られる場合がありますので、両者の違いを正しく理解することが大切です。

私たちの足下で発生するため「直下型地震」と呼ばれることもあります。地震の深さは10qほどと浅いため、一度大きな地震が発生すると甚大な被害をもたらします。1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)や2016年の熊本地震がこのタイプの地震です。

日中の歴史文化は、お互いの歴史文化を同種と思う錯覚から、日本人は中国を、中国人は日本人をよく知っていると思い込んでいます。謙虚に双方の国の歴史文化を見つめて欲しいのです。違うところを確り見て、見抜く力を留学中に心して培って欲しいのです。

 





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誰にでも向上の余地がある
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/03/24(月) 16:50
No. 7779
 
  誰にでも向上の余地がある
阪急グループの創始者、小林一三氏は、日本が生んだ偉大なイノベーターと言われます。大衆都市文化を創造するというビジョンを描き、鉄道、住宅、百貨店を一体化し、システムとして展開した起業家ですが、そのシステムの一環として宝塚歌劇団をつくったことでも世に知られています。

個々の事業を独立して考えるのでなく、つながりを意識するアナログ思考がうかがえます。その小林一三氏の話の一つに、5つの「かん」と第六勘というものがあります。第六勘は戦国武将、武田 信玄の参謀であった山本勘助の勘をとった言葉です。

5つの「かん」とは以下のものです。
・観:他人の目でなく自分の目で見る。真の姿を見ようとする
・看:変化を見る。看護とは患者の容体の変化を見るという意味です
・鑑:状況を分析し、吟味する。絵画や骨董品などの美術品の真贋を鑑定する鑑です
・関:その状況と他の状況の関係を見る
・感:そして何かを感じる

小林一三氏は、この5つの「かん」があって、最後に第六勘、すなわち閃きが生まれるといいます。何もしなくて突然にすごいアイデアが開くことはないのです。IBMには有名は THINK という言葉があります。

しかし、THINK の前にやるべきことがある、というのです。それは Read Listen Observe、Discuss の4つです。過去に起きたことは本に書かれています。まずは本を読め、です。でも今、起きていることはまだ書かれていません。ですから人に聞け。

そして、興味を持ったら自分の目で見に行く。そのうえで同僚と会話する。この4つを行って初めて THINK だそうです。内容は異なりますが、良い閃き、良い思考のためにはそこに至る連続的なステップ、アナログなステップがあるということです。

ヒューリックの西浦三郎氏は、1年間で200冊の本を読むそうです。私は海外の経営者、米国や欧州、中国のリーダーと交流する機会が多いのですが、懇親会や交流会などに招かれると緊張します。

昼間の会合や講演会などでは名刺交換が中心なので何の問題もなく消化できますが、夜の懇親会や交流会になると突然、プライベートな会話になり、そこで教養の差を見せつけられることが多いのです。教養は読書量に相関します。

米国のワシントンDCにはアスペン研究所という、経営者が読書を通じて対話し教養を深める場所があります。富士ゼロックスの小林陽太郎氏の尽力で日本にも支部が存在しますが、欧米や中国の経営者の読書量は相当なものです。

このように考えると、ロジカル思考や分析思考は持って生まれた能力、頭の良さであり、努力によって大きく高まるものではない一方、アナログ思考、直感力は読書、人との会話、様々な経験の蓄積が生み出すもので、努力によって培われるものと言えます。とすれば誰にでも向上の余地がある、ということで勇気づけられます。

 





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直感力にはアナログ思考
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/03/24(月) 16:49
No. 7778
 
 
デジタルと対比して、アナログは類推を意味します。未知のものに遭遇したとき、自分が知っていること、経験したこととの類似性や共通点を探り、未知のものを理解し、判断するということです。

過去に起きたこと、今、世界で起きていることを知り、それとひも付けて自分の現場で起きていることについてインスピレーションやイマジネーションを得る思考方法です。アナログは切れ目なく連続するデータです。

アナログ時計は針が円盤を一周し、おおよその時間を知らせます。デジタル時計は分刻み、秒刻みで正確な時間を示します。アナログ思考について 『広辞苑』では、物事を割り切って考えないことと定義しています。

個々のデータを単独で捉えるのでなく、他のデータとのつながりを視野に入れて考える思考と定義しています。これに対してデジタル思考という言葉があるとすれば、それは物事を割り切り、個々のデータを独立して扱い、データの繋がりや類似性を否定する考えです。

1980年代の後半、日本の株式市場が右肩上がりの大活況を呈していた頃、多くの企業で財テクという言葉が流行りました。資金を預金で寝かせるのでなく株式、債券、不動産などに投資し、資産の運用を効率化し、本業以外の利益を拡大するというものです。

トヨタ自動車や花王、オリックス、イトーヨーカ堂、三菱商事など流行に乗らなかった企業もありますが、その数は少なかったです。財テクに踊った多くの企業は1990年代に辛酸をなめることになりますが、彼らが踊ってしまった理由は何か。

それはデジタル思考で今の株価上昇だけに目を奪われ、過去の似たような経験を学び、そこから類推するアナログ思考ができる経営者や経営企画、財務部門のスタッフがいなかったということです。17世紀のオランダで起きたチューリップバブルをご存じでしょうか。

オスマン帝国に派遣されていたオランダ大使が美しいチューリップに魅了され、研究の対象としてオランダに持ち帰ったことがきっかけとなり、国内で栽培のブームが広がります。そして球根への需要が高まり、ある時点から球根の価格が加速度的に上昇するのです。庶民の年収に相当する金額にまで値上がりが続き、そしてバブルは一気に破裂するのです。

フランスでは18世紀に米国の植民地会社(ミシシッピ会社)への株式投資が巨大な投機ブームを引き起こし、そのバブルの崩壊が国民を困窮させ、フランス革命につながったという説もあります。まさに歴史は繰り返すのですが、未知の状況に遭遇したとき、私たちはその状況だけに注力するデジタル思考に陥りがちです。

過去をひも解き、類似性を探り、判断するという思考、アナログ思考を活用することは難しいようです。アナログ思考の意義を認識し、ビジネスパーソンの育成に活用したのが、ハーバード・ビジネススクールです。

1908年に設立された世界最古のビジネススクールの一つです。 戦略、マーケティング、営業、会 計・財務といったビジネスの基本機能に加え、起業家精神、リーダーシップ、組織・人材マネジメントなど、様々なテーマのケースが業種、国を超えて作成されています。

政府や非営利組織の経営までもケースの対象 になっています。全世界で毎年300〜400種類のケースが作成されています。2002年1月には日本にもリサーチセンターが設立され、日本企業については約100社のケースが作成されているようです。MBAの学生は2年間で500〜600種類ものケースを読了することが求められます。

ある卒業生は「筋力がトレーニングによって鍛えられる感じです」と語っています。アナログ思考の神髄は、まさにトレーニングのように世界の森羅万象を疑似体験し、それにひも付けて自らの現場で起きていることを考える、ということです。ハーバード・ビジネススクールの創立者たちは、この価値に着眼したのだと思います。

 





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近衛文麿公爵の不安と希望
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/03/22(土) 14:25
No. 7777
 
 
東京裁判にかけられる方は東条大将ら第一次戦犯指名から、約2ヶ月が経過し、その後も、逮捕は続いていましたが、「大物」の指名は、ぴたりと中絶したままでした。したがって、大将級の陸海軍人は指名を予感していたのであろうが、その中で最も見にせまる黒雲を意識していたのは、公爵近衛文麿でした。

近衛文麿は、首相を三期務めましたが、その期間は支那事変から太平洋戦争直前にまで及びます。太平洋戦争の火ぶたきった責任は問われないでしょうが、連合国がいうそのための共同謀議、計画、準備などの責任者を求めるとすれば、その筆頭者は近衛公爵です。

そこで、終戦後の近衛公爵の動きは、過去の政治行動の責任を痛感しつつ、その償いに似た奉公の道を探す決意と、戦争犯罪人たることを避けたいとの希望がありました。東條大将が逮捕された後、マッカーサー元帥を何度も訪ね、近衛公爵はマッカーサー元帥の激励を得て憲法改正案の作成にたずさわることになります。

最初から憲法改正に従事する意向をもって出かけたのではなく、最大の関心は、マッカーサー元帥の自分個人にどのような措置が予想できるか、それを知りたい点にあったと言われています。近衛公爵にたいしては、国内からも風当たりが強かったのです。

朝日新聞は、近衛公爵とは名指さなかったが、社説「戦争責任論」で、「支那事変の迷路に日支両国をひきずりこんだ結果、東亜分裂の悲劇を演出した最大責任者は何人であるか・・・三国同盟の出現に拍車した責任者は誰であるか・・・東条軍事内閣の成立を不可避ならしめた重大責任は那辺に求むべきか・・・」と。

明らかに近衛公爵と分かる形で痛烈に批判していたのです。近衛公爵は親米家と自認し、米国に知り合いも多いです。まさか米国が自分を、とは思うが、米国の対日政策には他の連合国の意向も作用するとみなければならないでしょう。

そこで、マッカーサー元帥との会談で憲法改正の任務を示唆されると、近衛公爵のそのときの様子は、「それこそはっきりわかるほどうれしそうだったですからね」と、友人牛場友彦も回想しています。

近衛公爵は、その後、米人記者を招いて会見しながら、内大臣府御用掛として、京大教授佐々木惣一博士らと憲法改正案作りにはげんでいましたが、マッカーサー総司令部は、突然、近衛公爵に憲法改正を委任した覚えはない旨の声明を発表したのです。

続いて、近衛公爵は芝浦岸壁に碇泊していた砲艦上で、米戦略爆撃調査団の質問をうけました。約3時間、支那事変、日米交渉、仏印進駐、終戦処理などにつき、近衛公爵の立場と責任を追及する質問が続いたのです。

まるで検察官の訊問さながらで、近衛公爵にとっては、生まれてはじめて体験する非礼な処置でした。「実にみじめな、耐えられない空気の3時間だった。文字通り近衛は打ちのめされた感じであった。今更のように敗戦という冷厳な事実と、戦争責任という苛酷な烙印の前に、改めて米国の対日政策の峻烈さを思い知らされたのだった」と。

牛場友彦は記述しています。近衛公爵は、みじめな思いを抱きながら、なお、戦犯にはなるまいとの望みを持ち続けました。芝浦事件の10日後、久しぶりに「大物」戦犯11人の指名が発表されましたが、その中に近衛公爵の名前はなかったのです。

11人は荒木貞夫、南次郎、真崎甚三郎、松井石根、本庄繁、小磯国昭の各陸軍大将と、元政友会総裁久原房之助、元黒龍会幹事葛生能久、元外相松岡洋右、元駐伊大使白鳥敏夫、元言論報国会理事長鹿子木員信です。近衛公爵にたいする指名がおくれたのは、中国側からの強い引渡し要求があったためだったのです。

 





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間質性肺炎から小型ボンベ
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/03/22(土) 14:24
No. 7776
 
 
間質性肺炎は、普通の肺炎とは違う病気です。普通の肺炎とは、「肺胞」の炎症です。肺は空気中から酸素を取り入れ二酸化炭素を排出する臓器です。空気を吸い込むと肺胞が膨れて、吐き出すとしぼむ。風船に似ています。

吸った空気にウイルスや細菌が入っていると、肺胞内部の粘膜に感染します。粘膜の炎症が起きると充血して粘液を分泌、これが痰です。痰で気道が詰まるのを咳き込むことで排出して呼吸できるようにがんばります。炎症がおさまると粘液分泌も減って痰も出なくなり、排出のための咳も止まるのです。

間質性肺炎は、肺胞内部の粘膜ではなく、肺胞周囲の間質組織の炎症です。肺胞内部に炎症がないことも多いので、粘液が多量に分泌されません。つまり痰もでないし咳き込むこともないのです。ただし、肺胞周囲の組織が炎症で硬くなるので肺胞が膨らむことができなくなります。つまり、息を吸うことが難しくなるので苦しいのです。

胸部の筋肉を増動員してなんとか肺を膨らまそうとするので呼吸するだけで疲れます。普通の肺炎でもひどくなると血中酸素濃度が下がりますが、間質性肺炎では初期から呼吸苦と血中酸素濃度低下が起きます。じっと横になって体全体の酸素必要量を減らす。

マスクなり鼻チューブなりで酸素を投与して酸素不足で死なないようにします。ステロイドなどで炎症を抑え込みますが、なかなかおさまらないこともあります。炎症がおさまっても間質が硬くなって肺胞がふくらみにくい状態が固定し、移動用酸素ボンベを持ち歩く状態になると「肺線維症」という最終段階になります。

間質性肺炎の一番ひどいのは入院して、間質が硬くなって呼吸がしにくい状態が続いているでしょう。ステロイドを内服にして酸素吸って寝ているなら家でもできます。だが、外に出て日常的な仕事をしたり、食事をしたりするほど、回復するかどうかは、本人の体力によります。

間質性肺炎はいろいろな理由で起きます。原因不明の「特発性間質性肺炎」は重症化することが多いといいます。新型コロナウイルスの肺炎は間質性肺炎である場合が多いです。コロナ感染して肺炎になったあと、呼吸苦がしばらく続くのは、間質の炎症がなかなか治らないのが原因です。

コロナワクチンを何度も接種して感染した場合、呼吸苦が続いて、そのままだんだん悪化して「肺線維症」になる可能性があると考えられています。コロナワクチン接種からの世界的流行からおおよそ10年から15年で肺線維症に移行するとしたら、2030年あたりに「在宅酸素」で小型ボンベを持ち歩く人が増えるかもしれません。ものすごく医療費がかかるから、政府は高額療養費の請求を制限したいと必死でしょう。

 





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累進課税制度を再構築せよ
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/03/22(土) 14:18
No. 7775
 
 
ズックマンはカリフォルニア大学バークレー校の准教授です。同じくフランス人でカリフォルニア大学教授のエマニュエル・サエズと共同で取り組んだ格差に関する研究は、バーニー・サンダースやエリザベス・ウォーレンに見られる米国の新しい左派の提案に影響を与えました。

サンダースもウォーレンも民主党の予備選挙で敗北しましたが、世論調査によると、二人は政治的な議論を世論に近いところに引き寄せました。ズックマンとサエズの共著『つくられた格差』はいまや、1980年代の「保守革命」によって形成された社会を理解するうえでの必読書です。

ピケティ、サエズ、ズックマンの仕事を共同作業と捉えた場合、『つくられた格差』は、新たな一歩を示しています。富の極端な集中がグローバルな格差に与える影響を定義した後で、今度は解決策を提案しているからです。

そしてその解決策とは、1980年代までの米国にあったような累進課税制度を、より強固で21世紀に適応したかたちで復活させることだといいます。ズックマンとサエズでは、ズックマンのほうが若く、彼が書籍をプロモーションし、アカデミックな枠を超えた公の議論やエックスで叩かれる役目を引き受けています。

税政策は、その他のすべてに影響を及ぼすことから民主的な社会ではもっとも重要であるとズックマンは言います。ところが累進課税制の劇的な崩壊は、不透明なプロセスでした。 近代史上はじめて、資産所得に対する税率が、労働所得に対する税率を下回り、このため米国の超富裕層は教師より少ない税金を払うような事態が起きています。

いまこそデータを精査すべきでしょう。なぜ、こうなってしまったのでしょうか。ズックマンの一つの要因は、法人税をめぐる競争です。各国が資金や工場を誘致したくて、法人税をこぞって下げていったことです。もう一つの要因は、租税回避や脱税の増加です。

これは富裕層や多国籍企業が租税回避、そしてときには脱税するのを助ける産業が発展したことに起因します。ここで強調したいのは、法人税を下げる競争も、租税回避も、自然法則ではなく、政治的決断がもたらしたものだということです。

EUでは、貿易や共通通貨の導入など、さまざまな分野で協調を図ってきました。税政策でも同様にできたはずです。何が改革を妨げているのでしょうか。ズックマンは、いいます。富裕層や資本に対する税率を下げるのは良いことだと、純粋に信じている人たちがいます。

そうすれば富裕層はより多く貯蓄し、より多くのビジネスを生み出し、それが残りの人びとにも利益をもたらすと彼らは信じているのです。これが「トリクルダウン理論」と呼ばれるものです。

すべての経済理論がそうであるように、この理論も一定の説得力はあります。けれどそれが正しいかどうかを評価するには、経験的データを精査する必要があります。ところがデータは、これらの理論を裏付けていません。

もう一つの要素は、私利私欲によって政治が一部コントロールされていることです。集中という現象は、富裕層が政治に与える影響力の増大とともに存在してきました。それが、こうした税政策が続いてきた一因でしょう。

 





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自衛隊はどうなるのか
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/03/19(水) 17:27
No. 7774
 
 
靖国神社参拝論議は、過去の問題でしょう。肝心なのは、公のために死んでいく人をどう扱うかということがタブーにされていることのような気がします。たとえば、カンボジアのPKOに参加した警察官が現地で亡くなり、そのお父さんが、自殺されたという報道がありました。もうあのときの犠牲者を日本国民はすっかり忘れているでしょう。

政府も国会もPKOに参加すると決めたのです。それで任務を帯びて行って亡くなった人がいるのです。それはたまたまその人であったにすぎなくて、他の人であったかもしれません。それを一家族の中だけで納得し、悲しみに耐えよというのはたいへんな酷な話です。

自衛隊の内部では、亡くなった隊員の遺族に対するケアは熱心にやっています。しかし公を帯びたものではありません。公のために死んだ人を顕彰する意識をどうするのでしょうか。一般市民が自分とは関係ない出来事と、無関心になってしまうのが一番怖いのです。

湾岸戦争で、日本人が気づかされた最大のポイントというのも、実はそのあたりにあるのではないでしょうか。たとえ後方支援にしても、流れ弾に当たって死ぬケースはいくらでもありえたからです。抽象的な憲法論議よりも、そういう具体的な場面に則して考えていったほうが、あるいは答えは見つかりやすいかもしれません。

湾岸戦争のとき、戦争終結後のことになりますが、ペルシャ湾に帰海艇を派遣して機雷の除去にあたらせています。一発でも爆発していたら、殉職者が相当出ていたはずです。もしそんな事態になったら、どうすればいいのでしょうか。

靖国神社というわけにはいかないでしょうから。領海侵犯をしていた隣国の不審船を海上自衛隊が追跡するという事件がありました。もし、今後もそうした事態が続くと、相手の船を拿捕するという場面が出てくるかもしれません。

臨検に及べば、相手が自爆する恐れも出てきます。「海ザル」という映画を見て感じただけでも憂慮すべき危険なシナリオです。こうした際の犠牲者に対する公的な位置づけが確認されていなければ、隊員はどうしてそんな危険な任務を果たせるでしょうか。

小泉さんが総理大臣になる前、自衛隊派遣を継続か撤収かを巡り世論を二分する論議が続いていました。小泉さんは「PKOに汗は流すが、血を流してもいいということではなかったはずだ。撤退も選択肢だ」と撤退論をぶち上げ、波紋を広げていました。

だが、その小泉さんが総理大臣になった途端、米国や外務省の描くシナリオに沿って自衛隊派遣を進めたのです。憲法第9条は自衛隊によってなしくずし的に空洞化し、それでもなお自衛隊の極端な肥大化に対するヘッジとして機能しています。自衛隊は軍隊であるにもかかわらず、「自衛」の範囲に止まっています。

航空自衛隊は爆撃機を所持で来ません。陸上自衛隊は中長距離ミサイルを所持で来ません。海上自衛隊は航空母艦や戦艦を所持で来ません。「自衛」の範囲は、国際情勢の変化に応じて変えていますが、劇的な変化はないのが現実的でしょう。さて、これから日本国はどのような道を歩んでいくのでしょうか。

 





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イラン核の問題の裏には
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/03/19(水) 17:26
No. 7773
 
 
イランは核兵器を開発しているので、世界平和のために欧米はそれを止めさせようと頑張っていると言う筋書きに見えますが、実は、過去の経緯を見るとイランは核兵器を開発していなかったといいます。

イランは、IAEA(国際原子力機関)の査察を受け入れており、IAEAの回答ではこれまでに何回も調べていますが、核兵器を開発しているという証拠は見つからないという報告書を発表しているのです。

さらにIAEAは、イランは核兵器を持つまでには10年という期間が必要だと分析しています。この10年という期間は、イランには何の核技術を持っていないことを意味していたのです。あれから10年は経過しましたがどうなのでしょうか。

ちなみに原子力発電で核の技術や物資が豊富な日本では、その気になれば数カ月で核兵器を持つと欧米が分析しています。イランが核兵器を持つという情報は、イランを攻撃するために故意に流されているとしか思えないのです。

アメリカがイランを「悪の枢軸」の仲間入りさせた時から、イランは核開発の疑いをかけられています。欧米と仲が悪いイランは、疑いを晴らす為にIAEAの要求に応じて査察を受けいれていたのです。その査察の中で、イランのナタンズという場所にあるウラン濃縮施設から、痕跡が見つかっています。

遠心分離器を使うウランの濃縮は、原子力発電の燃料を作る際に必要であると同時に核爆弾を作る際にも必要な工程です。発電燃料を作る場合には、それほどの高濃度にはしない。実際5%以下だったのですが、爆弾を作るには、90%以上にまで濃縮する必要があると言います。

イラン政府は高濃度のものを作ったことはないと言い、その主張が正しい事がIAEAの査察で分かったのですが、欧米はイラン政府の説明に納得せず、米国は「イランの核施設を空爆することも辞さない」と言い続けているのです。

EUにとってイランは重要な貿易相手国だったので、イギリス・フランス・ドイツの3カ国は、外交で解決しようとしています。だが、アメリカはそれを許さないのです。EUがアメリカを批判すれば、戦争する覚悟を持たねばならないでしょう。

EUの軍事予算はアメリカの3分の1です。経済的にもアメリカを頼っているEUがアメリカを本気で批判することはありえないのです。だが、EUが何もせずにいれば、アメリカはイラクと同じようにイランにも侵攻するでしょう。

EUの分析でもアメリカはイラク侵攻で懲りたのでイランには侵攻しないだろうという常識的発想はないと感じているのです。結局EUは、イランの主張する正論を認めないで、アメリカの意に添いイランに圧力をかけるしかないのです。

EUは、自国の生存のために、正義の心を捨てたのです。EUはイラク侵攻の時にも、正義の心を捨てています。大量破壊兵器などどこにもなかったのに所持していると言い続けて、イラクに侵攻しました。イラク侵攻前のEU諸国では「イラクは大量破壊兵器を持っていない」という指摘がありました。

この点では、日本はもっと酷い米国がどんなに悪い事をしても、米国の味方をするのが国益だという立場をとりました。IAEAは、イランの主張が正しいと言い続け、これを認めない欧米側を批判する言動をとっているのですが、この言葉は欧米マスコミや日本のマスコミはコロナワクチンと同じようにほとんど報じていないのです。

 





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原爆を落として終戦?
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/03/19(水) 17:25
No. 7772
 
 
日本の指導層は、戦争の終わり方をどのようにするか考えていました。日露戦争のときは、相手の出鼻をくじいて、勝負がある程度ついたら、優勢な段階で講和条約を結ぶというかたちの、一本勝ち、ないしは優勢勝ちでした。

このときはアメリカが審判約になったわけです。ところが日米戦争の終戦時には、戦争をどう終わらせればいいかわからない、という問題があったように思えます。講和する強い第三国がいない。実際には、沖縄戦というかたちで、本土決戦の一部が始まってしまいました。

そして広島、長崎に原爆が落とされ、ソ連が参戦してきて、やっと戦争が終わりました。原爆あっての鈴木貫太郎内閣という面もあります。エドウィン・ライシャワー元駐日大使のアメリカ人も、原爆投下は正しかったと言います。

国民感情としては、ふざけるなと思いますが、そう言わせてしまう状況が客観的にはあったのではないでしょうか。今更言っても仕方のないことですが、原爆は富士山に落としてもよかったのです。威力がわかればいいのだから。

都市に落として、何もあんなに一般人を殺す必要はない。実際アメリカ国内では、事前にそういう議論がされていたわけです。日本の島でも山でも無人の場所に落とすべきだ、という。ところが、終戦後の対日政策を話し合うポツダム会談にトルーマン大統領が行って、スターリンに威圧されて帰ってきてから流れが変わるのです。

目にもの見せてやるという、ソ連ヘの牽制の発想で、あの様な非人道的なことをしてしまうのです。広島だけでなく、長崎にまで落としたのですから、全く酷いものです。アメリカは1945年7月に原爆の実験に成功します。

これをどう使うかということで政府部内では、ものすごい議論があったと言います。最終的には、可能な限り大きなショックを与えなくてはならない、という結論になるのです。予告なしに最大限の打撃を見せ付けなければならない、と。

ポツダム宣言そのものは、無条件降伏とはかけ離れた非常に緩い要求です。これは本土決戦への恐れがあったからです。本土決戦になったら、アメリカも相当の犠牲者を覚悟しなければならない。ところが原爆の完成でアメリカの態度は一変します。

原爆実験の成功以後、ポツダム宣言をより厳しいラインにもってゆこうという傾向が強まるのです。8月11日の「バーンズ回答」はその例です。だから、原爆はアメリカ側の占領政策での立場をつり上げるのに非常に有効だったわけです。

天皇と木戸幸一から戦争の収束という使命を課せられ、昭和20年の4月に、鈴木貫太郎が首相の座に就きます。彼も和平に向けていろいろな努力をしますが、結局は原爆が終戦の決め手となりました。

原爆と最後の最後まで和平をお願いしていたソ連が攻めて来てダブル・ショックです。だが実際は、講和に向けて日本が動き出していることは、アメリカ側は知っていました。電報を傍受していますから、むしろ、降伏される前に焦って原爆を使ったのが事実でしょう。

 





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通勤災害について
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/03/18(火) 15:03
No. 7771
 
 
通勤の途中で起こる災害には様々な原因が考えられますが、原因によっては通勤災害の適用になるものもあれば、ならないものもあります。会社が禁止しているのにもかかわらず、マイカー通勤をして交通事故で受傷した場合は通勤災害として認められます。

労働者災害補償保険法第7条第2項では「通勤とは、労働者が就業に関し、住居と就業の場所との間を合理的な経路及び方法により往復することをいい、業務の性質を有するものを除く」と規定しています。

つまり、会社がマイカー通勤を禁止していたとしても、通勤災害として認められると言う事です。出勤する途中で、会社に電話で有給休暇の申請をして、家へ帰る途中におきた事故により受傷した場合は「通勤」という行為自体を断念していますので、通勤災害は認められません。

勤務時間中に気分が悪くなり、早退して病院に立ち寄り、その帰りに事故に遭い受傷した場合は、診療を終えた後、通勤の経路上にいれば、通勤災害として認められます。早退や遅刻の場合でも合理的な経路及び方法であれば、就業に関した通勤行為と考えられます。

労働者災害補償保険法第7条第3項では「労働者が通勤の往復の経路を逸脱し、又は通勤の往復を逸脱した場合は、当該逸脱又は中断の間及びその後の往復は通勤としない」とされているのです。

「但し、当該逸脱又は中断が、日常生活上必要な行為であって労働省令で定めるものを、やむを得ない事由により行うための最小限度のものである場合は当該逸脱又は中断の間を除き、この限りでない」の例外規定が設けられています。

その日常生活上必要な行為とは、惣菜を購入する。独身従業員がお店に食事で立ち寄る。クリーニング店に立ち寄る。病院や診療所で治療を受ける。選挙の投票に寄る。この場合は日常生活上必要な行為と認められ、通勤の経路上にいれば、通勤災害と認められます。

 






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