| |
風邪を引いたかなと思った時に、風邪薬を飲まなくても、焼き梅干で治すという方法があります。梅干をアルミホイルで包み、ガスレンジのグリルに入れて、弱火で黒焼きにするのです。これを湯飲みに入れて、熱湯を注いで飲むだけという簡単なものです。
この焼き梅干は、発刊作用を促し、熱を下げ、セキを止める効果があることが知られているのです。青い梅は6月上旬になると店頭に並びます。梅干には防腐作用があるので、この時期には欠かせません。関東は梅干で、関西では梅漬けが多いと言われています。
梅は、青い梅からの梅酒を作り、黄色くなった物が熟して梅干や梅漬けを作ります。そしてさらに熟した梅ではシロップやジャム・のし梅・飴・ジュースなどが作られています。梅を塩漬けにして貯蔵するする方法は、平安時代中頃に村上天皇が塩漬けした梅干と昆布入りのお茶を飲んで病気の療養に用いて回復したと言う記録が残っています。
しその葉で真っ赤にしたのは、江戸時代の後期だと言われています。昔は、薬用として用いられてきたのです。梅干に含まれているクエン酸に食塩を加えることにより腐敗を防いでくれます。梅の漬け方は水を切り、塩と梅を交互に入れて重石を乗せて1ヶ月ぐらいで水が出てきて塩水の濃度が20%になるまで下漬けされます。
早く漬かるには前年の梅酢を混ぜて使用する場合もあるそうです。下漬けされた梅が、7月の下旬頃の晴れた日を選んで、陰干しして夜露に当て実を柔らかくします。乾燥と漬け込みを3回ぐらい繰り返して行うのです。表面にシワが出来て、食塩が結晶をつくり白い粉のようなものが出来たら取り入れます。
シソの葉は、梅に対して1割ぐらいの量を塩もみして、アクを取り除き、下漬けされたときの梅漬け液を加えると紅色になるようです。干した梅と一緒にして、軽い石を乗せて冷暗所に保存して置くと半年ぐらいしてから取り出すと食べ頃になります。
塩分控えめのものは、冷蔵庫での保存が必要です。梅干は、唾液の分泌を促進させて消化吸収を助け食欲を増進させます。酸味により消化酵素の分泌を高め胃腸を活発にして若返りに役立ちます。さらにクエン酸には、防腐・殺菌・カルシウムの吸収促進・食欲増進作用があります。
和歌山県では、紀州梅の会があり梅干の消費を促すように2006年6月6日を「梅の日」に制定しています。近頃の梅干は、塩分控えめで保存性が劣っているようです。梅干の美味しさは本当にピンからキリまであります。よい梅干と出会えるように、梅干さん、末長く おじや合わせに (笑)
|
|