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ホテルを出て、広島駅に向かいます。JRで宮島口駅へそこから歩いて、JR西日本の宮島フェリーで宮島へ。清々しい空気のなか、雄大な瀬戸内海と山々、そして厳島神社の大鳥居が見えます。10分ほどで宮島に到着。宮島にはシカがたくさんいます。世界遺産の厳島神社には海沿いを歩いていきます。大鳥居が見えてきました。
干潮だったので、歩いて、大鳥居の下まで行けます。朝早く来たので、まだそんなに混んでいませんでしたが、家族連れや、外国人観光客など訪れる人は様々でした。楽しそうに写真を撮影しています。なんとも良い雰囲気。真下から鳥居を見上げると、すごい迫力 青い空に朱色の鳥居が映えて、とっても綺麗でした。
厳島神社も、満潮時の前回とは違い、水上ではありませんでしたが、それでもやはり美しかったです。宮島の美しさを堪能したら、混む前に神殿へ。厳島神社のおみくじを引いたことはありますか?一度も引いたことがなければ、この神秘的な体験をおすすめします。厳島神社のおみくじは、多くの人々の運命を導く力を持っていると言われています。
おみくじの「平」は、安定や平穏を意味します。これは、吉でも凶でもない中立的な結果です。凶が出たのでおみくじの意味について神主さんを捕まえて語っていただきました。おみくじの「凶」は、困難や試練を意味します。これは、注意深く行動する必要があることを示しています。「凶」を引いた場合、冷静に対処し慎重に行動することが求められます。
前向きな姿勢で挑戦を乗り越えることが重要です。「凶」は、改善の余地があることを示すサインです。これを機に、自分を見つめ直し、成長の機会と捉えましょうとのことでした。「凶」が出る神社としては、厳島神社が有名です。その後、我々の後にお客さんが並び始めると神主さんはさっと立ち去りました(笑)
系図では桓武天皇から平家の流れの海軍中佐である祖父と呉生まれの父。とても関係が深いと思われる清盛神社はこの西の松原の先になります。西灯籠の左手は細い流れの御手洗川が流れており、この川で清めをしていたのかもしれない。西の松原から見る大鳥居と宮島桟橋の眺め。参道をしばらく歩いて行くと清盛神社の赤い社殿が見えてきます。
現在の厳島神社を形作った平清盛をお祀りする神社なので、ここは参拝しておくべきだと思います。厳島神社は参拝者で溢れていますが、清盛神社まで訪れる参拝者は少ないようです。平清盛公の没後770年を期に、御遺徳を顕彰しようとの気運が高まり昭和29年(1954)に創建されたそうです。
島内に厳島神社の摂社三翁神社が鎮座していますが、そちらから分祀創建されたのが清盛神社です。「平氏にあらずんば人にあらず」、あまりいい印象を持たれない清盛ですが、この地方に於ては音頭の瀬戸を始めとした航路や港の整備などに貢献し、清盛の印象は変わり、寝殿造りの厳島神社の基礎を築いたのも清盛の功績なのかもしれません。
厳島神社参拝のあとは、清盛神社まで足を伸ばしてやってきたのは、宮島民俗資料館です。歴史とか民俗とか書いてありますと興味がわきます。資料館のため写真撮影が出来る場所と出来ない場所があります。鯉の泳ぐ庭園でしばらく餌をあげていました。その後、鬼滅の刃の缶コーヒーを探しに歩き回りました。疲れました。
お昼になったので宮島と言えば、牡蠣や穴子が有名です。みやじま食堂は、表参道商店街の真ん中、郵便局の隣にあります。みやじま食堂といった暖簾がかかっているので、そこが目印です。外観は清潔感のある雰囲気。店内で提供されている食事内容がディスプレイされています。メニュー内容は、牡蠣や穴子を使ったセットメニューが中心です。
一番客でお店に入ると、その後は次々にお客さんが入ってきて、平日でしたが、とても賑わっています。宮島に来たのなら、やはり、穴子と牡蠣は味わいたいです。1階のスペースにてお食事を頂きました。実のぷりっとした牡蠣が入った牡蠣飯と、あなご定食、しらす定食と飲み物はレモンが有名なのでレモンのアルコールを頼みました。
宮島からの帰りは、JR線を使って広島駅に戻り、再び路面電車で、広島城近くまできました。復元された平櫓が見えます。お堀の幅が広いことに驚きました。被爆ユーカリの木の存在を知ったので、実物をみたく散策。80年、頑張っていました。地獄をみたけど、復興の姿も見続けていたのだと思うと胸が熱くなりました。
昭和32年に復元された広島城の天守閣。旧天守閣は、国宝に指定されていましたが、原爆で倒壊してしまったとのことです。天守閣の中は、博物館になっていて、刀剣や甲冑、城下町広島の歴史など展示されていて、勉強になりました。最上階は、展望台になっていて、360度、広島市内を見渡すことができます。
ただし、周りはビルが多く、絶景という感じではなかったです。ものすごく暑かったのでかき氷のアイスがとてもおいしかったです。いったん、ホテルに戻り一休みしてから晩飯にはホテルのとても感じよい良心的なフロントの女性に地元のものが食べさせてくれる美味しいところを2件紹介してもらったので、もう一軒に行くことにしました。
近くの「浜ケン」という居酒屋です。よく考えてみると昨日の夜は「イチケン」で今度は「浜ケン」とどちらもケンがついていました。広島駅近くに存在感十分の外観が渋い居酒屋でした。入り口の目の前に大きな白黒の魚河岸の写真が貼られ、その横には水槽がおかれている。1階はかなり賑わってして満席でした。
2階へ案内されました。古びた木造の階段を上がると4人掛の少し大きめの木のテーブルとベンチシートがある。早速、乾杯です。付き出しの雑魚のさつま揚げみたいなものはとてもおいしかったです。ハマチの刺身はびっくりするほど大きい。広島の醤油で食べる。刺身の盛り合わせにさらに追加して新鮮なお魚をいろいろ食べました。
店内は団体客で随分と騒がしい。大きな声で話さないと聞こえない。戦後のバラックのような建物がある。不思議な光景です。和食なので地酒がうまい。刺身は新鮮で美味いし、分厚く切った鰤刺身は食べ応え充分で皆さん、お代わりするほど満足していました。食いまくり値段は往復の新幹線代より高かったが、丁寧な仕事が伺える良い居酒屋でした。なにより、皆さんが非常に喜んでくれて、私はそれだけで大満足でした。
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