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過去にも、イスラエルは、空爆だけの短期間でヒズボラを壊滅できると思っていたようですが、実際は、地下に潜って武装しているヒズボラと戦うのには、レバノンに地上軍を侵攻させなければ無理だということが分かりました。
最初は中立な立場でいたレバノン政府だったのですが、一般市民に対する攻撃を拡大するイスラエルへの怒りを強め、レバノン政府も国民の感情を背景にヒズボラを支持しました。イスラエルは態度を軟化して、停戦案を改めて発表して、ヒズボラ幹部も停戦に賛成しました。国連安保理ではフランスが、国連軍をレバノンに派遣する構想を提案しました。
フランスの提案内容は、開戦直後から、米国に働きかけている案と同じものでした。イスラエル政府は、大勢の民間人を殺したことを陳謝しました。イスラエルが1967年の中東戦争でシリアから奪い取り、占領している山岳地域であるゴラン高原があります。
イスラエル軍は2000年、レバノンから撤退すると同時に、ゴラン高原での軍事行動も縮小していました。ゴラン高原には約千人の国連監視団が駐屯しており、その中の40人は日本の自衛隊員でした。
米国政府は、停戦に向けてライスが外交努力を続けていましたが、これは米国の外交に期待する国際社会を欺くための見せかけで、実はイスラエルの戦火をシリアやイランに拡大させる事を画策していたのです。
チェイニー副大統領は、ブッシュ政権内で最大の実権を握っていました。世界情勢がよくわからないブッシュ大統領はチェイニー副大統領の言いなりです。ライス国務長官もチェイニー副大統領の命令で動き、ラムズフェルドも、チェイニー副大統領の傘下でボルトン国連代表などネオコンも、チェイニー副大統領の部下なのです。
大量殺人破壊兵器を所持していないイラクに侵攻したり、核兵器の開発をしていない可能性が高いイランを悪の枢軸呼ばわりしている中心人物はチェイニー副大統領なのです。イラクの次はイランを攻めようと画策していますが、イラク占領が泥沼化しており、米国政界では、イラクからの撤退や、先制攻撃戦略の放棄に向けた動きが強くなっていたのです。
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