| |
専門書によればプルトニウムはあまりよい添加体がないそうです。プルトニウム240は常に自ら核分裂を起こし、核弾頭の設計を困難にします。プルトニウム238は高い崩壊熱で管理を困難にしますが、添加してもTNT火薬で1000トン級の爆発は可能です。
一般に、プルトニウムは239・241などの核分裂性核種が核物質中に占める濃度によって、超級(SG)97〜98%、兵器級(WG)93%以上、原発級(RG)70%以上、変性級(DG)20%以下に分類されています。
ただし、原発炉から得られたどのような種類のプルトニウムでも、濃縮せずに爆発させられるそうです。なお、プルト二ウム241は半減期14年であり、年率4%でアメリシウム241に変化し劣化して行きます。それから放出される崩壊熱量が大きいのも問題です。
それでプルトニウム弾頭は、数年後との取替え作業が行われているのです。詳細は機密事項が多くて分からないのですが、アメリカのローレンス・リバモーア戦略研究所の安全保障専門家が結論として示しているものは。
「ウラン235が兵器に適する。プルトニウム239がそれに次ぐ。ウラン233は兵器には最も困難かつ好ましくなく、これまでウラン233で原爆が作られたことはない」というものでした。残念ながら、これ以上は確かめようがありません。
ウラン系は1度充分にウラン238を加えて変性すれば、濃縮すると戻すのは容易でなく、必要な核弾頭の総重量も巨額になるそうです。さらに、ウラン233を使おうとすれば、随伴するウラン232のガンマ線が強くて、兵器政策が困難であるのみならず、兵士の安全も守れない。したがって、トリウム利用はより非軍事的な技術であると結論できます。
だからテロリストの手には負えないでしょう。何はともあれ、核兵器廃絶を実現しなければ、核エネルギーの健全な平和理由は始まらないでしょう。これを支持する世論は着実にたかまっているのです。
核冷戦もなくなった今、根拠のある反論がありません。日本が先頭に立つときです。核兵器廃絶を具体的に促進するのが、日本国で提案するナトリウム溶融塩核燃料をリサイクルへの移行策だと思うのです。
|
|