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23.4度の地軸の傾きが季節をもたらしました。地球は、公転軸に対して自転軸が23.4度傾いているため、公転上の位置によって太陽の高さと光の当たる時間が変わり、その結果、季節の変化が生じます。日本の豊かな四季は23.4度の傾きの賜物なのです。
地球の自転軸はなぜ傾いているのかというと微惑星がぶつかった衝撃で傾いたと考えられています。同じ太陽系の惑星である天王星は、2回の連続的な微惑星の衝突によって、自転軸が約98度傾き、ほぼ横倒しの状態で自転をしています。
もしも傾きが23.4度でなかったら、生命が誕生しなかったかもしれません。太陽光の当たる量と時間が変わると、氷床のできる位置が変わります。海流の動きも変わります。半年ごとに極寒から灼熱に変わるなど、季節の変動が大きくなる可能性もあります。
生態系も大きく変わり、過酷な環境のなかで、生命は進化する余裕すら与えられなかったかもしれません。地球の自転の速さはどれくらいかといいますと、日本付近では時速1400qほどです。
地球は、約23時間56分4秒で1回転します。自転速度は緯度が低いほど速く、赤道付近では時速1670qほどです。高緯度の極地よりも、低緯度の赤道付近のほうが時間あたりの移動距離が大きくなるからです。
猛スピードで回転していても人間をはじめとするあらゆるものが地球から振り落とされないのは、地球が重力で引っ張ってくれているからです。また、動いていることを感じないのは、慣性が働いているからです。
新幹線の最高速度がおよそ時速280qなので、日本付近では新幹線の約5倍の速さで自転していることになります。赤道付近では地軸の傾きの影響が少なく、太陽は年中、真上に位置します。ガラパゴス諸島のような赤道上の場所では季節の変化がありません。
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