| |
二宮金次郎が渡邊佐平商店の創業年である1842年から「尊徳」を名乗り始めたとされることから、名づけられました。栃木県で開発され、日光で育てられた酒米「とちぎ酒14」を全量使用しており、まさしく「地酒」と呼ぶにふさわしい銘柄です。
渡邊佐平商店の酒蔵見学では、蔵元や杜氏、製造担当者が案内してくれるため、お酒の造り方や飲み方、歴史などについて、多方面から楽しく学ぶことができます。ただ単にお酒の造り方について説明するだけではなく、お酒にまつわる言葉や歴史的背景など、あまり知られていないうんちく話もしてくれました。
製造過程や味を知るだけでなく、その裏にあるストーリーや歴史も含めてお話がとても楽しいです。見学の最後に、利き酒をいろいろと飲ませていただきました。ちなみにスペーシアXコックピットラウンジでも販売しています。社長は墨田区にも来ているので話がとても合いました。とても楽しいひと時でした。
帰りのスペーシアXに乗車するまで時間があるので道の駅日光・日光街道ニコニコ本陣で時間調整を行い、下今市駅に向かい。予約してある、スペーシアX・コックピットラウンジに乗車しました。東武特急にしか無い特別な席を予約していたのです。
長距離を移動する乗り物の醍醐味は流れる景色です。それを最も良い場所から眺められるのです。コックピットラウンジに席のある乗客は、ラウンジに併設されている車内カフェを自由に利用できます。ワゴン販売の無いこの列車において、オリジナルの飲食物が提供されるのは嬉しいです。
最後尾車両のコックピットスイートやコンパートメントの乗客も同様にいつでも利用可能ですが、そちらは車内の移動が必要です。それ以外の乗客はネット注文で、希望者が多そうな時は抽選になるそうです。これは感動したポイントです。
運転士さん、車掌さん、車内カフェの乗務員さん、みなさんが最高のおもてなしをします。出発直前に運転士さんからご挨拶をいただき、我々が4人掛けソファ席3区画を予約していた一行である事を察していただいた上で集合写真を撮っていただきました。
カフェの乗務員さんからも、飲食の注文方法を親切に説明していただき、ラストオーダーの案内もいただけました。ワインレッドの絨毯でソファとテーブル。その名の通り、高級ホテルのラウンジの雰囲気を感じる空間です。
コックピットラウンジは、日光金谷ホテルのラウンジや大使館別荘をモチーフにして作られたといいます。テーブルは、「人工大理石」で造られたテーブル。4人席だともう1個欲しいところではありました。1区画ごとに電源コンセントも完備してあるのでデジカメを充電しました。忘れてしまうか気になりましたが(笑)
ライトの照明も独特。世界文化遺産「日光東照宮」の模様をモチーフにしているそうです。スペーシアX独特の六角形の窓が多いことや、座席の背もたれが低めということで、1号車の車内はとても開放感があり、快適に過ごすことができます。
あっという間に都内に入りました。浅草で降りずに北千住で反省会です。場所は東武さんの関連会社のお店である「八重寿」です。八重寿銘醸は販売者で製造場は栃木県の安酒メーカー・北関酒造と書かれているので納得しました。
八重寿銘醸の他の酒も酒屋さんにあったので見てみたら製造場は書かれていませんでしたが、製造所固有記号があったので大仙市の八重寿銘醸の住所地では自醸してなくて他社から買った酒を自社ブランドで販売している丸投げ酒造メーカーみたいです。
酒は精米歩合70%でアルコール分14度とやや低めの純米生貯です。初日の夜同様、いろんな地酒を呑んで魔界に入って、旅は終わりました。皆様、お疲れ様でございました。
|
|