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  共産主義思想が広がる背景  仲條拓躬2025/05/15(木) 16:48 
  野球世界一を決める残念な出来事  仲條拓躬2025/05/15(木) 16:45 
  夕食の血糖値には要注意  仲條拓躬2025/05/14(水) 15:20 
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  深夜の格闘劇  仲條拓躬2025/05/08(木) 20:36 
  盧溝橋事件の真相とは  仲條拓躬2025/05/08(木) 20:34 






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共産主義思想が広がる背景
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/05/15(木) 16:48
No. 7842
 
 
なぜ日本にとって満州が重大かというと、昭和の初期に世界恐慌があり日本もそのあおりを食らい、大変な不景気がやってきました。そのとき、日本人の対応は3つあったと考えられています。1つは、共産主義、コミュニズムでした。第一次世界大戦の終わり頃にロシアに革命が起き、初めての共産主義国ができました。

このマルキシズムによる新国家は、人類が初めて到達した理想社会の建設かもしれないという夢を多くの人が抱きました。それは当然、日本のインテリたちにも影響力を持っていくわけで、どんどん共産主義思想というものが日本へ入ってくる状況が、大正の末期から昭和の初期にかけて出てきます。

そういう意味で共産主義が、不況にさらされている日本の1つの解決、あるいは逃げ道になるかもしれないというスローガンがありました。もう1つは、軍部と右翼が結びついての国家改造及び対外進出という方向がありました。

さらにもう1つは、現在の日本人に一番多い右と左の政治的な方向に行く冒険主義を嫌った人たちは、この不景気の中で、刹那的に無目的に、デカダンスの中にどんどん身をあずけていくという方向があったのです。当時の日本にはこうした3つの方向へ向かう選択肢があったと思います。これはある評論家の意見ですが、納得できる分析だと思います。

そして、そこからまた国内の右翼とともに、新しい軍人たちによって、日本国家の改造問題を考えるグループが登場します。例えば後に二・二六事件の陰のイデオローグだということになっている北一輝に『日本改造法案大網』という本があります。

これは今の日本の国家形態ではだめだから、日本を改造しようということです。この改造プランというものは、まず憲法を一定期間停止して戒厳令を敷き、この間に貴族院を撤廃し、一定以上の土地の所有を禁止して、一定以上の財産の所有を禁止しようというふうな改造法案を作成していくのです。これが一部青年将校にバイブル視されます。

これは北一輝だけでなく、大川周明という人にも同様な動きが起きてくるのです。それが、理論化しない農民運動と結びついた右翼からもいろいろな改革運動というものが出てくるわけなのです。北一輝は処刑されましたが、そのときに銃殺されるのは、右翼の思想をまき散かしたからではないのです。

おまえの思想は右翼の衣をかりた共産主義だという理由で処刑されるわけです。これは当局の言いがかりかもしれないが、確かに、マルクスから始まる共産主義、社会主義の方法論というものの対抗的輸入というものがあったと思います。

それは目覚めた優秀な軍人たちの中にもあるわけであって、非常に強力な敵であるマルキシズムに理論的にも対抗できる改革策を立てなければやっていけないという考え方の基本でした。二・二六事件のすぐ前に、永田鉄山という軍務局長が、相沢三郎という中佐に斬殺されるという事件が起きました。

陸軍きっての秀才とも言われた永田鉄山が考えたことは、コミュニズムというものを視野に入れて、はっきりとした理論を打ち立て政策をつくらなければいけない。そのためには、経済運動に対する統制という大変近代的な考え方です。

そしてその限りでは、永田鉄山と石原莞爾は同じように考えています。もちろん右翼的なテロをやって国家改造ができるとは石原莞爾は全く思っておりません。二・二六事件が起きたときに、石原莞爾は参謀本部の課長で、現場にすぐ駆けつけます。

そして、青年将校の中でも一番血気盛んだった栗原という中尉が突然やってきて、「石原さん、我々と一緒にやってくれ」というようなことを言います。そのとき、石原莞爾は平然として、「ばかなことはよせ。おれは軍旗を持ってきておまえらを撃つぞ」とはっきり明言しています。

石原莞爾は。三月事件、五・一五事件、二・二六事件というクーデター的テロで日本が改造できるということは全く考えていません。石原莞爾は別なことを考えていました。それが満州合衆国という大スケールな構想だったのです。結局、日本国は共産党の腐食は許さず、中国は日本が戦争に負けて共産主義が息を吹き返し民が苦しむ結果が現在も続いているのです。

 





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野球世界一を決める残念な出来事
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/05/15(木) 16:45
No. 7841
 
 
野球世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のアジア枠で勝ち残り韓国と日本が2次リーグに進みました。2次リーグでの日本の最初の対戦相手はアメリカです。そのアメリカとの一戦で勝敗を左右する出来事が起きました。

王監督は冷静にはっきりとした口調で言いました。「野球のスタートした国であるアメリカで、こういうことがあってはいけないと、私は思う」 8回、1アウト満塁で日本は勝ち越しのチャンスを迎えました。打者岩村の当たりは浅いレフトフライ。タッチアップで三塁走者の西岡がホームベースを向かってスタートを切る。

ボールが外野から返球されるよりかなり早く、本塁へ滑り込んで勝ち越しです。だが、一度勝ち越したはずのジャッジが覆ったのです。タッチアップが早いというアメリカ球審のアピールで却下されました。

日本が待望の勝ち越し点をあげたと、多くのアメリカ人も思っていました。ところが、米国のマルティネス監督から抗議を受けたデビッドソン球審が判定を覆してしまうのです。「審判は4人が同等でなければいけない。一番近くにいる審判のコールを変えるなんてことは、私が長くやってきた日本の野球では、聞いたことがない」 と王監督が抗議しました。

しかし、アメリカ審判には受け入れられませんでした。日本ナインは守備につかない。「監督が抗議しているのに守備にはつけない。全員が納得いかないコールだった」。先頭打者ホームランを打ったイチローが言った。

いずれにしても、日本の決勝点が消えて、何度も日本のピッチャーにも投げ方を注意するなどフェアな戦いが出来ないまま日本は残念な敗戦となりました。この出来事で世界のマスコミは怒っています。日本と米国の試合にアメリカの審判がいる自体がおかしいです。

WBCの運営にまで憤りを感じます。これでは世界で野球の人気がないのがわかります。アメリカはこのようにルールも変えてしまうような国なのです。今の政治にも同じことが言えるような気がします。

 





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夕食の血糖値には要注意
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/05/14(水) 15:20
No. 7840
 
 
夕食時に血糖値が高くなるのは、夕食の量が他の時間の食事よりどうしても多めになりがちなことで理解できます。では、まったく同じ食事を朝、昼、夕食で食べた場合はどうでしょうか。実際、ヒトで実験してみると、朝食・昼食・夕食のようになり、まったく同一の食事でも朝より夕の食事後の方の血糖値が高くなります。

これはまさに体内時計の影響なのです。時間栄養的には、時間によって血糖値を下げる働きのあるインスリンの効き方が異なってくるという結果だといいます。朝の食事時にはインスリンの分泌が良く、またインスリンの働きも強いので、あっという間に血液中から糖が組織中に移行します。

考えてみると、朝食は10〜12時間程度絶食した後に食べますが、昼食や夕食は5〜6時間程度の絶食後に食べています。その絶食時間が血糖値の変化にかかわっている可能性も考えられています。そこで、夕食から10時間空けて食べたときと、朝食から昼食を摂らずに10時間後に夕食を食べた場合の血糖値を比較した実験があります。

その結果、絶食時間は同じ10時間にもかかわらず、前者の場合の朝食時より後者の場合の夕食時の方の血糖値が高いという結果が出たのです。仮説的には、絶食時間が同じだから差がないだろう、あるいは、夕食まで食べていないので体がブドウ糖を求める力が強く、食事をしたら速やかに組織に移行し、血糖値は上がりにくいと思っていたのです。

ところが予想とは違う結果となり、その原因を考察しています。それは体内時計が朝と夕のエネルギー代謝をきちんとコントロールしていることに起因していると考えられました。また、別のヒトの研究で、夕食の食事時間を2〜3時間遅らせると、血糖値の増大が大きくなることも知られています。遅い夕食は高血糖の危険性を考えると避けたい食行動です。

高カテキン茶 (高濃度でカテキンが含まれるお茶)が高血糖予防に効果があると考えられ、肥満や糖尿病の予防としてもカテキン茶が推奨されています。そこで、朝食時と夕食時のいずれが効果的なのかを調べてみました。

先にも述べたように、同じものを食べても朝や昼より夕食時に摂る方の血糖値が上がりやすいことが知られています。また、飲食をすると血糖値は上がりますが、その上がり方の緩急などにより、身体に及ぼす影響に違いが出ることも知られてきています。

そのなかでも、短時間に急激に血糖値が上がり、また正常値に戻ることを血糖値スパイクといい、これが頻繁に起こると血管系に影響し、動脈硬化など健康を害する原因になりえるといいます。

そういったことから、夕食時の血糖値スパイクを抑えるためには、高カテキン茶は夕食時に摂る方が良いと予想されます。次に、カテキンを継続的に1週間飲んだときに、血糖を抑制する作用が増強したり逆に減弱したりする可能性を調べた実験があります。その結果、カテキンによる夕食時の血糖抑制効果は持続的で、強弱の変化はありませんでした。

さらに、似た現象がマウスで起こるか否かを調べた実験もあります。夕食時にカテキンを1週間投与し、その後、ブドウ糖を朝もしくは夕に投与しています。その結果、夕食時にブドウ糖を与えた群で、カテキンを夕方に飲んでいたマウスは、カテキンを飲んでいないマウスに比べて、血糖値の上昇が抑えられています。

一方、朝食時にブドウ糖を与えると、夕方にカテキンを投与した群、カテキンを含まない液体を与えた対照群のいずれも、それぞれ夕食時にブドウ糖を与えた結果と似た値を示しています。すなわち、夕食時にカテキンを飲む習慣自体が、食による高血糖を抑制しうるという発見となりました。

恐らく、朝は血糖値が上がりにくいので、前の晩の夕食時にお茶を飲んでも飲まなくてもあまり関係がなく、夕食時の血糖が上がりやすいときにカテキンを摂ることは効果的な影響を与えるというように解釈しています。ヒトと類似した結果が得られ、やはり夕食時の方が効果的であったというわけです。

 





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筋肉には午前、骨には夕方
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/05/14(水) 15:18
No. 7839
 
 
牛乳や乳製品も摂取する機会が多いと思いますが、時間栄養学的な視点での研究成果はあるのかなと調べてみると残念ながら直接的な証拠が得られている段階ではないようですが、時間栄養学的な視点で考察されているものはありました。

乳製品や卵を朝に摂取する場合、タンパク質を効率よく供給するという点で、良い効果をもたらしています。一般的に、朝はタンパク質の摂取量が夕食に比較すると半分程度であることが報告されています。したがって、朝は慢性的にタンパク質不足が懸念されます。

朝ごはんで意識的に摂るか、午前中の間食時などにタンパク質やアミノ酸を補給するようにしたいところです。特に高齢者では、サルコペニア(加齢などにより筋肉量が減少して身体機能が低下すること)などに有効であろうと思われます。

一方、カルシウムの供給源と考えると、乳製品を夕方に摂取することは、効果的と考えられており、特に高齢者の骨粗鬆症の予防に役立つ可能性があります。マウスを用いたカルシウム吸収実験では、夕方の方が効果的で、さらに難消化性デキストリンやイヌリンなどの水溶性食物繊維を一緒に摂ると、より効果的であることがわかっています。

また、牛乳や卵では、ビタミンDが強化された製品もあり、ビタミンDがカルシウムの吸収を促進させることを考えれば、これも理にかなっています。ただし、牛乳や乳製品は乳脂肪が多く含まれているので、肥満予防を考慮するのであれば、脱脂系の製品が望ましいと思います。

また、卵では、DHAとEPAが強化された卵も市場にあることから、先のDHAとEPAの時間栄養学の成果を踏まえれば、この卵は朝食に向いているのかもしれません。朝ごはんの定番、納豆は夕食でもさまざまな効果があります。納豆は朝の定番食品ですが、本当にそのとらえ方でいいのでしょうか。夕方の納豆摂取は時間栄養学的な意味はないのか。

納豆はいうまでもなく大豆製品であり、豊富で良質なタンパク質を含んでいます。したがって朝のタンパク質不足を改善できそうですし、サルコペニア予防にも良いでしょう。また、大豆には難消化性のタンパク質も含まれており、難消化性タンパク質は腸内細菌の餌になり、有用な働きを行うことがわかっています。

朝食の「セカンドミール効果」(朝食で摂ったものの効果が昼食や夕食時にも続くこと)を期待する意味においても、またおそらく便通にも良い効果を期待するのであれば、朝がおすすめでしょう。

一方、夕食での摂取ではどうでしょうか。納豆にはビタミンKが豊富に含まれています。ビタミンKは骨の合成系に必要なビタミンですが、骨の合成は夜に起こりやすく、夕方摂ることに意味があります。

また、納豆にはナットウキナーゼが含まれており、血栓予防に効果的です。血液凝固系の働きは朝に強くなると考えられており、朝にナットウキナーゼの効果を出すためには、夜に納豆を摂っておくと良いという可能性が考えられています。

ところでナットウキナーゼは酵素なので熱に弱く、実はご飯にかけずに食べたり、納豆サラダとして食したりするとより予防効果があるかもしれないのです。ただ一方で、納豆のビタミンKは、抗凝固剤であるワーファリンの作用と拮抗するものになります。 ワーファリン服用時は納豆を摂ることに注意が必要になります。

また、納豆をご飯と一緒に摂ると血糖値の上昇が緩やかになる可能性があります。粘り成分はデンプンの分解を緩やかにするのです。また、食事摂取の順序効果があります。血糖値を急激に上げないため、食物繊維を含むサラダなどやタンパク質、脂質を含む食品を先に食べ、その後、白米、パン、麺類などの炭水化物を含む食品を食べるとよいといいます。

順番を重視した食事法の効果でも知られているように、タンパク質や食物繊維分を一緒に摂るとデンプンの分解が遅延し、血糖上昇を抑制できます。これらのことから、納豆は、タンパク質源として朝摂ることはいいのです。

だが、骨を強くし、血栓を予防する、夜の血糖値の上昇を抑える、というような観点からでは、夕ごはん時に摂る方がより効果的なのではないでしょうか。ちなみにゴボウや菊芋に豊富に含まれるイヌリンは、食事による高血糖予防、便通、腸内細菌のいずれにおいても、夕方に摂るより、朝摂る方が効果的という研究結果がでています。

 





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骨粗鬆症の要因
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/05/09(金) 16:21
No. 7838
 
 
年齢を重ねると、転倒の事故が多いです。丈夫な骨を常日頃から作っておくことが大切です。骨粗鬆症予備軍は、約1000万人とも言われており、女性に多いといわれています。最近では子供達にまで広がってきています。

高齢者の腰痛、背痛の原因ともなり、寝たきりになる原因として、脳卒中、老化によるものがありますが骨折も上位に位置しています。若者層の女性に過度なダイエットでカルシウムの吸収がスムーズに行われなくなり骨粗鬆症に陥り骨折しやすくなるようです。

最近の子供達は、外で遊ぶことが少なくなって家に引きこもり運動不足となって日光に当たる機会も少なくカルシウムの吸収を高めてくれるビタミンDの取り込みが悪くなってきます。

そして加工食品が体内のカルシウムとのバランス、ミネラルの吸収を阻害するので吸収を悪くしています。食品は、ロースハム、ポテトチップが特に阻害します。骨は常に生まれ変わり、三年で再生されるともいわれます。

健康な骨を作るためにはやはり栄養のバランスが取れていることです。コラーゲンが水分、カルシウムを包み込んで丈夫で健康な骨や軟骨を形成しています。この骨粗しょう症のリスクを高める要因の一つとして、コーヒーの摂取 が挙げられます。

コーヒーに含まれるカフェインは、血中ビタミンD濃度を下げるということが報告されています。ビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける働きがあり、骨の健康に欠かせない栄養素です。ビタミンDが不足すると、骨粗しょう症になりやすくなり、大腿骨頚部骨折のリスクが高まりますが、顔の骨にも影響が出て、顔のたるみにつながってしまうのです。

 





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若者に多い子宮がん
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/05/09(金) 16:19
No. 7837
 
 
若い女性で最も多い癌が、子宮癌です。女性の全年齢を通じてみると胃癌や大腸癌、乳癌の方が多いものの、癌の統計によると、20、30代の罹患率は子宮癌が上回っています。その子宮癌の8割が、子宮の入り口(頸部)にできる子宮頸癌が占めているそうで、性交時に感染する可能性があるヒトパピローマウイルスなどが原因とされています。

エイズ感染者も先進国内では増加率が高いのは性交時に予防をしない若者が多いことを物語っているのですが、エイズ予防のみならず、子宮頸癌の感染についても知識を持っていただいて予防に心がけていただきたいと思います。

性交は女性が被害をこうむる事が多いのです。早く見つけて手術をすれば5年生存率は9割を超えるそうですが、将来子供が欲しいと思っている人にとっては、子宮全摘は避けたいでしょう。

ごく初期だと、レーザーや高周波など、癌を削りとって子宮を温存する方法がありますが、子宮頸部の外に癌が広がっている場合は難しくなり、膀胱や直腸に分布した神経を切断する場合があり、排便・排尿障害が起きることがあるのです。膣も短くなり、性交にも支障をきたします。

若い女性で最も多い癌が、子宮癌で原因は不特定多数の方の性交渉が問題です。性交においては男性よりも女性のほうが病気になる危険は高いことを女性だけでなく男性もしっかりと認識して予防に努めましょう。

 





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食生活の改善10か条
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/05/09(金) 16:17
No. 7836
 
 
1.主食は「ご飯」を食べること。ご飯は日本人にとって最適の主食であり、食生活の土台です。ご飯を必要以上に控えると体に必要な栄養素が不足し、それを補給しようとして異常な食欲が湧いてしまいます。お腹も早くすくので、菓子類などに手を伸ばす結果にもなりがちなのです。だが、お米の高騰が止まらないので「ご飯」高級品になりました。

2.液体でカロリーをとらないこと。喉の渇きをいやすのは水で十分です。清涼飲料や炭酸飲料・缶コーヒーなどでは、余分なカロリーをとることになります。また、液体の砂糖は血糖値を急激に高めてしまい体に負担をかけます。飲み物は水が嫌なら、番茶やほうじ茶、ウーロン茶、麦茶などカロリーのない、色が茶色い体にやさしいものにしましょう。

3.カタカナ主食は避けること。パン・ラーメン・スパゲティ・コーンフレークなどの常食はやめましょう。カタカナの主食類は油脂類の多さが気になります。パン・ラーメンなど加工度の高いものほど、食品添加物などの心配も必要となります。日本のパンと外国のパンは糖分も添加物も異なるのです。ご飯をライスと呼ばないこと。

4.発酵食品を常食すること。ヨーグルトは動物性発酵食品なので日本人には合わない方が殆どです。日本人には植物性である味噌汁、漬物、納豆などの発酵食品を毎日食べるようにしましょう。添加物の入っていない質の良いものを選びましょう。発酵食品には有用な微生物が存在し、これを体内に取り入れることで、身体は活性化します。

5.未精製を常食すること。主食の穀類を充実させることは大切なポイントです。食物繊維も豊富になり、ビタミン・ミネラルのよい供給源となります。白米よりも胚芽米や玄米などの未精製ものが理想です。米に雑穀を混ぜるのも良いです。

6.副食は季節の野菜を中心にすること。おかずは季節の野菜を中心にしましょう。動物性食品よりも多くなるように心掛けましょう。

7.動物性食品は魚介類を中心にすること。

8.油脂類・砂糖のとりすぎに注意すること。砂糖や油脂などの精製度の高い食品のとり過ぎは、ビタミン・ミネラル・食物繊維などの微量栄養素不足の原因になります。肉類の脂、ベーコン・チーズ・バター・マーガリン・マヨネーズ・クリームなどの高脂肪食品は、できる限りとらないようにしましょう。

9.食品の質・安全性に注意すること。神経質にならない程度に、食の安全性にも注意しましょう。醤油・味噌・塩・砂糖・みりんなどの基本的な調味料はよく吟味して、添加物が入っていない質の良いものを選びましょう。

10.食事は楽しく・ゆっくり・よく噛んで食べること。

 





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石原莞爾と武藤章
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/05/09(金) 16:12
No. 7835
 
  綏遠事変は関東軍が本格的に関与したと言うよりは、田中隆吉の個人的な謀略であったといえますが、植田鎌吉関東軍司令官、板垣征四郎参謀長、武藤章参謀第二課長ら首脳部の了解のもとに行われていたのです。とくに武藤章は田中隆吉を支援していました。

武藤、田中は満州事変における石原莞爾の真似事をしたかったのです。その石原莞爾が当時参謀本部戦争指導課長として事変中の11月20日現地に飛来し、止め男の役を果たそうとして、武藤章に「石原さん、我々はあなたが満州でやられた事をしているのに過ぎませんよ」と皮肉られ、返す言葉がなかったというエピソードはよく知られていることです。

この時の石原莞爾の立場と真理は違っていました。石原莞爾が満州事変を画策し、中央の統制を無視して兵を動かしたことは事実です。石原莞爾自身内心では兵を動かした後ろめたさを感じていたかも知れません。

従って武藤章の一言は石原莞爾の胸に突き刺さったことでしょう。もし武藤章が満州合衆国は恒久平和の礎になるということを理解してくれるような器の人間ならば石原莞爾も指導力のある軍人として、いささかもたじろぐことなく、ただちに武藤を一喝して、満州事変時と現在の情勢の違いを説明したことでしょう。

今回の計画の不可なることを堂々と説得することは可能であったはずです。しかし、武藤章には理解出来なかったのです。参謀本部の有力スタッフとして石原莞爾は当時の日中の問題が交渉の立場にあったのだから、職権上も徹底的に武藤章を制止すべきであったかもしれません。

ついでにいえば、武藤章は翌年3月の異動で参謀本部に帰り、同日付で作戦部長となった石原莞爾のもとで作戦課長のポストにつくのですが、なぜ石原莞爾はこの人事を拒否しなかったのか。武藤章が有能という評価はあったにしても、自己の統制に服さなかった実績のあるものをなぜ唯々諾々と受け入れたのであろうか。

石原莞爾が武藤章を呼んだのだとすれば何を。石原莞爾のような天才肌の人は人事には無関心で人事に無頓着であったのかもしれません。それにやがて日本を奈落の道へと導くことになるのです。

 





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深夜の格闘劇
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/05/08(木) 20:36
No. 7834
 
 
酒を呑み足りなくて深夜帰宅、何かおつまみはないかと、冷蔵庫を開ける。ビニール袋詰めの白菜の漬物が見つかる。まだ封を切っていない新しいものです。まず包丁取り、袋の上のほうだけ上手に切る。2つ入りの袋から白菜をひとつ取り出す。袋の方は、中の汁がこぼれないように、流しの内側に立て掛けて置く。

ここまでの作業だけでも、何と言うこともないのだが、イライラが伴う。汁の入ったビニール袋というものは、何かあったら倒れてやろう、何かあったらこぼれてやろう、という気配に満ちているからである。それをこちらは、何とかして倒すまい、何とかしてこぼすまい、と気疲れするのである。

汁だけの入った袋を流しの内側に立てかける、という作業だけでも、かなりの技術を要する。立てかけようとすると、酔っ払いのようにズルズルとずり下がる。引き上げると、今度は横に倒れようとする。立とうという意思がまるでないのです。

一人前のおつまみとしては、この白菜のおしんこは量が多すぎる。そこで半分をまた板の上に乗せ、あとの半分を、流しの内側に立てかけておいた袋に戻す。この戻すのがまた、かなりのイライラを伴った難事業なのである。

左手で、ともすれば倒れようとするビニール袋の口をあけて立たせ、その口のところへ、右手でダラリと持った白菜の先端をあてがう。白菜の漬物の先端というものは、広がろうとする意思が強い。冬だと、深夜の水道の水は冷たい。手がかじかむ。

だが、ビニール袋は倒れようとし、白菜の先端は広がろうとする。深夜の台所で、どうしてこんなことをしなければならないことになったのか。そういう疑問が、ふと頭の中をよぎる。お酒のおつまみは、はたして白菜でなければならなかったのか。

その横にあった、瓶詰めの佃煮でもよかったのではないか。いやいや、白菜を、半分取っておこうと思ったのがそもそも間違いではないのか。いっぺんに、全部食べたってよかったのではないか。

全部洗って、全部切って、全部お皿に盛って、食べて、そうして残ったら、それにラップをかけて冷蔵庫にしまえばそれで済むことだったのではないか。そうだ。そうだったのだ。白菜の先端を、ビニール袋の切り口に挿入させようとしながら、後悔の念がしきりにわく。

それでもようやく気を取り直し、半分をビニール袋におさめる。手からも袋からも、水がしたたり落ちるから、小走りになって冷蔵庫のところへかけつける。白菜のために、こんなに苦労させられる。内心いまいましくてならぬ。

冷蔵庫のドアを開け、ヘナヘナと倒れそうになる白菜の袋をようやく瓶詰めの佃煮にもたせかける。もたせかけてドアを閉めようとしたとたん、袋が倒れて汁がどっと冷蔵庫の中に流れ出し、冷蔵庫からあふれて床のほうにまでひろがってくる。

その汁を見つめながら、俺の人生はこれでよかったのだろうか、と思い、思いながらあわてて雑巾を取りに行こうとし、汁にすべってころんで頭を打って酔いが回りそのまま意識が遠のいていく。翌朝、その現場を見た家族の目が点になる。

 





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盧溝橋事件の真相とは
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/05/08(木) 20:34
No. 7833
 
 
盧溝橋事件での日中戦争への拡大は、日本政府も蒋介石も望んでいませんでした。日本も不拡大方針を決め、和平交渉の道を模索し、蒋介石は共産党を倒して国内を安定させるのが原則方針だったので、対日戦争は避けたかったのです。

だが、虫の息の共産党にとって、「抗日」は唯一の活路でした。「抗日」と叫ばなければ、まず共産党が蒋介石率いる国民党の餌食になってしまうからです。共産党は蒋介石を抗日に追いつめ、日本側も近衛文麿の優柔不断があったのも蒋介石の誤算であったのです。

1937年7月7日の盧溝橋事件での軍事的衝突については、史実がはっきりしていません。満州事変が石原莞爾の計画によって引起こされたことは、歴史上の事実となっていて異論はありませんが、しかし盧溝橋の第一発の銃声がどちら側からさきに撃たれたのかについては、真相不明ということです。戦前は勿論中国軍からの不法射撃とされていました。

もっとも日本側でも張作霖爆殺事件や満州事変の真相を知っていた一部上層部の間では「どちらが先に手を出したかといえば、どうもこちらの方が怪しいと思う」(近衛文麿『平和への努力』)「柳条溝の手並みを知っているわれわれには(軍部が)『またやりあがった』」(石射猪太朗『外交官の一生』)などと認識されていたようです。

戦後東京裁判に提出された秦徳純「七・七事変記実」では、第一発の問題にはとくに触れず、事変の責任はもっぱら日本側にあることが強調されています。その判決では柳条湖事件の場合には日本軍により計画され、実行されたものと認定しているのに対し、盧溝橋事件については当夜の事件発生の経過を述べているのですが、その責任が日本側にあったとの明確な判定を下していないのです。

しかしその後の研究調査の結果や証人、中国側の主張あるいは政治的意図の濃い見解として最初の攻撃は日本軍から意図的になされたものではないと認められています。それは日中の軍事的衝突を誘発させようとした共産軍や馮玉祥軍の陰謀という見方があり、とくに前者については、さまざまな情報が飛び交っているのだが圧力などがかかり確証は取れないのです。

今後新たな有力資料や証言が出てこない限り、この問題の結論を出すことは困難でしょう。「今や歴史のひとコマとなってきた盧溝橋事件の全容が完全に明らかになるにはもう少し時が必要だろう」(秦郁彦『昭和史の謎を追う』下巻。同書にはこの問題が詳細に検討されています)。

たしかに現地の緊迫した情勢から、このような局地的トラブルは何らかの形で起こる可能性はあったのですが、起こったにしてもこれを大事に至らしめず、日中の悲劇を避ける道はあったのであるから、発端の問題は必ずしも重要ではないかも知れません。

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