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約50年前、人間が降り立った星があります。月は、地球のまわりをまわる衛星です。人間が地球以外で着陸したことのある唯一の星です。地球からの距離は平均約38万km。地球の直径でたとえると、約30個分先にあります。
月と地球の距離は、毎年約3.8pずつ遠ざかっています。月が誕生した頃、地球と月は数万kmしか離れていなかったと考えられています。それから少しずつ月が離れ、現在の距離になりました。月は今も、少しずつ地球から遠ざかっています。
月はいつから地球のまわりをまわっているのかといいますと、約45億年前だと考えられています。地球誕生の1億年後 (45億年前)に、地球の半分ほどの大きさの天体が地球に衝突し、その天体と飛び散った地球の一部が集まって月になったという説が有力です。
月の表面は、昼は100℃を超え、夜は−100℃以下になります。月にはほとんど大気がないため、熱が宇宙に逃げてしまいます。そのため、太陽の光が当たらなくなると、温度が一気に下がってしまうのです。
水星と同じで、クレーターが多いのは、大気がないからです。大気がある場合、小さな隕石は大気の中で燃え尽き、地上まで落ちてきません。しかし、大気がないとそのまま地面に衝突し、クレーターができるのです。
また、大気がないために風も雨もなく、水星と同じように大きな地質の活動もないため、地表の形はほとんど変わりません。1969年に人類史上初めて月面着陸に成功したアポロ11号の宇宙飛行士の足跡も、そのまま残っています。
月の引力は、地球の海に影響を与えています。水面が月の引力に引っ張られて、満ち引きが生まれるのです。特に新月や満月のときは、太月が海におよぼす影響、陽の引力も加わり大潮となります。生命が誕生したのは、潮の満ち引きによって海中の物質が混ざったことがきっかけという説もあります。
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