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チリパビリオン、「マクン」と呼ばれる巨大な手織りのマントが館内を彩っています。チリの伝統的な織物の数々を説明付きで見ることができます。パビリオンのテーマである「マクン(Makün)」は、マプチェ語で「マント」あるいは「身を守るための布」を意味し、マプチェ族に受け継がれてきた伝統的な織物文化を象徴する存在だそうです。
200人の職人による織物は素敵で、伝統工芸品は魅了されるな〜とつくづく感じました。伝統工芸は商業的には難しい分野だと思います。だが、伝統は幾年も人々によって受け継がれた大切な宝であり文化であるので、継承問題もあると思います。
チュニジアパビリオン、文化やサハラ砂漠を映像で表現した展示だけでなく、グルメやお土産ショップも充実。多方面からチュニジアの魅力を知れるパビリオンでした。小説で蝶がモチーフになっているということで、館内は黄色い蝶がたくさんいます。ここからは自由に見学。コロンビアの名産品などの紹介エリアなどなど。
カンボジアと言えば世界遺産「アンコールワット」を思い浮かべます。まさに、その世界観がパビリオンの中に詰め込まれています。「カンボジア館」は入った途端にジャスミンの香りがするのです。なんでと思ったすぐ直後に答えがありました。中央にある黄金色の水田がジャスミンの香りの正体なのです。
アンコールワットの回廊と黄金色の水田が広がる中、ヒンドゥー教の仏像や寺院の模型など、カンボジアを存分に感じられるパビリオンです。農業はカンボジア経済の柱であり、その中でもお米は「世界最高の米」の称号を何度も受賞しているそうです。日本も同じお米の国。日本人が独立のために一緒に白人と戦っているので親近感が湧きます。
シンプルにアルジェリアの文化、遺産、経済を伝える展示で、なじみのない国のことを知ることができました。待ち時間短めで入れるパビリオンです。英国パビリオン、この英国パビリオンの前にある赤いテレフォンボックスといい、花壇の花々といい、パビリオンの白い格子状のデザインといい、お洒落です。
時間があればじっくりと写真を撮りたいところですが、なぜかいつも時間に追われて通過するだけです。パビリオンの中は、順路が決まっています。新しいアイデアを見つけようという感じのレクチャーが始まり、いくつかの映像ルームを経て出口となります。展示内容は、あんまり印象に残っていません。
外観がお洒落だっただけに、期待しすぎたのかもしれません。展示室の出口にはジョニーウォーカーバーがありました。入ってみたら満員でした。お酒が飲める人は、この白い壁に囲まれた雰囲気のあるバーで昼間から一杯いかがでしょうか。
ラトビアとリトアニア、ふたつの国が参加するバルト館は、にぎやかな万博会場の中にありながら、ふっと心が落ち着くような癒しの空間です。テーマは「自然・人・テクノロジー」。伝統の知恵と現代のイノベーションが調和して共存する未来のかたちが、やさしく描かれています。
印象的なのは、大きなガラスのインスタレーションの中に設けられた“Nature Pharmacy(自然の薬局)”。バルト地方の草原から採取された300点以上の植物サンプルが展示されており、これらは日常生活だけでなく、医薬品やバイオコスメの分野でも活用されています。
スタッフからは、たとえば「打撲にカラシナの葉を使う」といった伝統療法のエピソードが語られ、自然と人とのつながりが伝わってきます。森の音や香りに包まれながらリラックスできる空間で、緑の「絆の壁(Kizuna wall)」には、来場者が思いを綴ったメッセージを残すことができます。
さらに、このパビリオンでは、バルト地域の森林に木を植える取り組みにも参加できます。これまでに来場者によって23万本以上の木がバーチャルに「植樹」されており、ラトビアやリトアニアの大地に実際に植えられる予定です。
このインタラクティブな体験により、パビリオンの訪問が、環境保全という行動につながる「参加型のサステナビリティ」に変わります。控えめで洗練された美しさのなかに、深いメッセージが込められたバルトパビリオン。自然と調和して生きることの大切さを静かに、しかし力強く語りかけてくる場所です。
アルメニアには、優先レーンがあり、声をかけていただき、すぐに入れてくれました。アルメニアパビリオンでは、豊かな歴史とダイナミックなイノベーションの交差点を体験していただけます。古代の職人技からハイテク産業まで、アルメニアが文化遺産と未来志向のソリューションを融合させ、より明るい未来を創り上げている様子をご覧いただけます。
パビリオンのテーマ「現在と未来を支える柱」は、アルメニアの功績と志を称えるものです。8つの主要な「柱」を通して、アルメニアに深く根付いた遺産、活気ある伝統、勢いのある投資環境、野心的な大型プロジェクト、そして教育、革新、平和への取り組みを紹介します。
この絶えることのない進歩の精神が、アルメニアで勢いを増すハイテク産業をどのように牽引しているか、そこで高度なスキルを持つ人材、先駆的なスタートアップ、そして世界的なハイテクリーダーたちが、未来をどのように形作っているかをご覧いただけます。
ルーマニアは、ドラキュラ伯爵の国、なんとなく立ち寄ったルーマニアパビリオン。ところが実際には、静かな音楽と映像に包まれて、心がふっとほぐれるような時間を過ごすことができました。
見た目が素敵なサウジアラビア館。石造り風な建物と迷路風(ラビリンス)な感じがこの青空とマッチしていて、本場に訪れたような錯覚に陥ります。展示内容はあんまり覚えてないのです。一気にいろんなパビリオンを回ると忘れちゃいます。撮っていた写真を見ても思い出せないものが多々あります。
大阪・関西万博会場内ギャラリー EAST にて「ものづくりテーマ パーク」を開催されていました。本企画では、高い技術を有する多くの企業が展示・ワークショップに出展し、楽しさや奥深さが体験できる「ものづくりテーマパーク」になっています。子どもがたくさんいました。親子で楽しそうに学んでいました。
お土産を購入しなくてはならなくて、お土産会場内オフィシャルストア東ゲート店大丸松坂屋百貨店が運営するこの店舗とその隣のお土産屋さんにも入りました。日本の美意識を感じられる独自の空間演出や、約200種類のオリジナル商品が売られていました。
大丸と松坂屋が創業した江戸時代に焦点を当て、「元禄時代の大店(おおたな)/EXPO2025 Ver.」をストアコンセプトに掲げているといいます。館内には、風神・雷神をモチーフにしたねぶた装飾や提灯ウォールなど、日本の美意識と伝統を表現したものが飾られています。暖簾は、江戸時代の浮世絵にもたびたび描かれた独特の「間」を感じさせるものです。
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