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1989年、東独・東欧で始まった共産主義の崩壊は、1991年にはソ連崩壊にまで至りました。現在共産主義体制の国は、中国、北朝鮮、キューバなど、ごく少数に限られ、それらの国々も政変が予想されています。
アメリカ本土から160キロのカリブ海に浮かぶ社会主義国家キューバ共産党は、「カリブの赤い星」とも呼ばれて中南米における「反米」の象徴とも言える存在でした。地政学的にも、アメリカに近く、メキシコ湾の入り口に面しているなど、重要な位置を占めているため、過去の「キューバ危機」では世界を震撼させる事件が起きました。
1962年の夏、キューバにソ連のミサイルが持ち込まれたので、この時、アメリカ政府がキューバを侵略、カストロ率いる政府をひっくり返すと考えていました。アメリカのケネディと言えば「キューバ危機」を回避した理性ある偉大な大統領です。
ソ連のフルシチョフ、キューバのカストロ、いずれも個人的には核使用は望まなかったのだが、核戦争寸前まで行ったのは事実です。キューバはスペインの植民地でした。1898年のアメリカとスペインの戦争後、アメリカの植民地として扱われてきました。
後に、アメリカのバティスタ傀儡政権下で、1953年7月、植民地体制から独立を目指し、カストロ率いる反政府部隊が革命を起したのです。抵抗は失敗しましたが、メキシコから革命家のチェ・ゲバラと共にキューバへ再入国したカストロは、1959年についに「キューバ革命」に成功して、1961年に社会主義革命を宣言したのです。
米国ブッシュ大統領は、「民主選挙の実施などキューバの民主化を支持する」と言う声明を出しましたが、キューバ政府は強く非難しました。アメリカはキューバとベネズエラを担当する情報部門の責任者を新しく任命するなど、外交を強化する姿勢を明確に打ち出しました。
このようなアメリカ政府の動きに対し、キューバは、「アメリカの影響を受けた勢力による攻撃に備える」として、キューバ軍による厳戒態勢を敷いた上で、アメリカの情報活動強化を強く非難しました。アメリカはキューバに行動を起こす可能性があるでしょう。
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