| TOP | ホーム | 携帯用 | 過去ログ/検索 |

☆★☆最新情報7☆★☆

 
新規投稿 ] 
  人間の脳は悪い噂が大好き  仲條拓躬2025/01/06(月) 13:22 
  ブルーライトの闇  仲條拓躬2025/01/06(月) 13:21 
  選択と集中でなくマーケット・イン  仲條拓躬2025/01/06(月) 13:20 
  勝つのは中国かアメリカか  仲條拓躬2025/01/06(月) 13:19 
  日本も含めたクアッドの重要性  仲條拓躬2025/01/06(月) 13:17 
  2025年を迎えて-2  仲條拓躬2025/01/01(水) 00:06 
  2025年を迎えて  仲條拓躬2025/01/01(水) 00:03 
  2024年最後の挨拶  仲條拓躬2024/12/31(火) 08:15 
  2034年「米中核戦争」勃発  仲條拓躬2024/12/26(木) 19:05 
  地球の生物圏の状態  仲條拓躬2024/12/24(火) 16:06 






[ 一覧 ]
人間の脳は悪い噂が大好き
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/01/06(月) 13:22
No. 7704
 
 
他の人が何をしているのか、互いにどんな関係にあるのか。これを知っておくと有利だったため、人間にはそういう情報を得たいという強い欲求があります。高カロリーな食べ物を食べると脳が満足感というごほうびを与えてくれ、エネルギーたっぷりのものを食べることで餓死するのを防いできました。

それと同じように、他人の情報を知ったり広めたりする噂話をすると、満足感を感じるように脳のメカニズムが進化してきたのです。私たちが生き延びるのを助けたのは、食べ物とゴシップでした。

噂話というのは誰かについての情報を得るだけでなく、反社会的な振舞いや誰かがちゃっかりタダ乗りをするのを抑止する効果もあるのです。誰だって「勘定書きがテーブルに来るときには、いつもトイレに逃げているやつ」だとは思われたくない。そう考えると、噂話好きな人は健全な集団を作ることに貢献しているとも考えられます。

おもしろいことに、私たちはとりわけ「悪い」噂が好きらしい。上司が泊まりがけの研修で酔っ払って恥をかいたという話は、上司が秀逸なプレゼンをしたという話よりも興味をそそります。実際に、悪い噂は絆を強めます。

2人の人間が第三者のことを話すとき、内容が悪いことであれば、双方に強い仲間意識が芽生えることが判明しています。つまり、上司のプレゼンがよかったという話より上司が恥をかいた話をする方が、あなたは同僚により親しみを感じるというわけです。

だがなぜ、脳は悪い噂を偏愛するのか? おそらくそれは、悪い情報が特に重要だったからです。 誰が信用でき、誰と距離を取った方がよいのかを把握することができます。同じ理由で、私たちは争い事に強い関心を持つ。敵がいる人にとって、他にもその敵を嫌っている人がいるというのは貴重な情報です。同盟を組めるかもしれないのだから。

人口の1〜2割が他の人間に殺されていた世界では、誰が誰に恨みを抱いているか、誰に気をつけた方がいいかといった情報は、食べ物がどこにあるかと同じくらい重要だったのです。争いは特に関心の的になるから、今でもテレビの選挙討論番組は100万人の視聴者を惹きつけています。

だが、各政治家が掲げる目標といった事務的な情報になると、多くの人がチャンネルを変えてしまいます。それでは、いい噂は脳から見ると無意味なのか? そういうわけではまったくない。いい噂話はインスピレーションによって私たちを向上させてくれます。上司のプレゼンの話を聞くことで、自分も優れたプレゼンをしたいというモチベーションが生まれるからです。恥をかいた話のほうが、もっとおもしろいとはいえ。

 





[ 一覧 ]
ブルーライトの闇
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/01/06(月) 13:21
No. 7703
 
 
体内リズムはどのくらい光を浴びたか等によって制御されます。眠りにつく時間を身体に知らせるメラトニンというホルモンの働きです。メラトニンは脳内の松果体という分泌器で合成されます。分泌量は日中少なく、夕方になると増え、夜に最多になります。

光を浴びすぎるとメラトニン分泌にブレーキがかかり、身体はまだ昼間だと勘違いします。寝室が明るすぎると眠りが悪くなるのはそのせいです。逆に暗いと、脳はメラトニンを増やそうとし、身体も今は夜だと思い込みます。

だが分泌量を左右するのは浴びた光の量だけではありません。どういう種類の光なのかも関係があるのです。ブルーライトは、パソコンやスマートフォンのLEDディスプレイやLED照明に多く含まれる波長が380〜500mの青色光にはメラトニンの分泌を抑える特殊な効果があります。

人間の目の中にブルーライトにだけ強く反応する細胞が存在するのですが、私たちの祖先にとってブルーライトは晴れ渡った空から降ってくるものだったからです。この細胞が脳に「メラトニンを作るのをやめろ」「さあ起きろ、油断せず警戒を怠るな!」と告げるのです。

私たちの祖先にとってブルーライトは昼間活発に行動するためのものだったから、あなたや私もブルーライトで元気になってしまうのです。眠りにつく前にスマホやタブレット端末を使うと、ブルーライトが脳を目覚めさせ、メラトニンの分泌を抑えるだけでなく、分泌を2〜3時間遅らせるのです。

つまりブルーライトがあなたの体内時計を2〜3時間巻き戻すのです。少し大げさに言うと、海外旅行に移動したような時差ボケが起きているようなものです。そのうえ、スマホがストレスを生み、ストレスが睡眠を妨げます。

それでも足りないみたいに、アプリやSNS、ゲームなど、ドーパミンと関係するあらゆる刺激によって脳が目覚めてしまうのです。理論上は、寝る前にスマホを使うと、そういった原因で眠りにつきづらくなるのです。

しかし理論が必ずしも現実と一致するわけではありません。本当にスマホが私たちの睡眠を妨げているのだろうか。そう、妨げている。600人近くの被験者を観察した研究がそれを証明しています。スマホなどのスクリーンを見ている時間が長い人ほど、よく眠れなくなるのです。特に、夜遅くにスマホを使うと影響が大きかった。

眠れなくなるだけでなく、眠りの質も落ちるのです。そして当然、翌日に疲れている可能性も高まります。そばにあるだけで集中や記憶が妨げられるのと同じく、スマホが寝室にあるだけで睡眠が妨げられるようです。小学校高学年の睡眠が妨げられるようです。

小学校高学年の児童2000人にベッド脇のテーブルにスマホを置いて寝てもらったところ、スマホを側に置かなかった児童よりも睡眠時間が2分短かった。寝室にテレビがあるだけで睡眠時間が短くなるが、スマホはテレビよりも影響が大きいのです。

2分など大した時間じゃないと思うかもしれないが、さらに深刻な影響を示す調査もあります。保護者に子供の睡眠時間を調べてもらった調査では、スマホを寝室に置いている子供のほうがそうでない子に比べて1時間も睡眠が短かったのです。

 





[ 一覧 ]
選択と集中でなくマーケット・イン
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/01/06(月) 13:20
No. 7702
 
 
伊藤忠の岡藤正弘会長は、財閥系商社を「政商(政府の御用商売)」、伊藤忠を「行商」と呼びます。天秤棒を担いだ行商は、今ある商品を売るだけでなく、売った先で頼まれた商品を仕入れ、次の行商で売っていきますが、岡藤氏はこれをマーケット・インの精神と称します。そして「選択と集中」を否定します。

「マーケット・インを実現しようとすると、総合商社が「選択と集中」をしてはダメだと思います。メーカーと違って技術革新をするわけじゃないし、一つの分野に集中して投資する必要もない。逆にいろんな業界で商機を見つけていくためには、繊維でも、食料でも、幅広く張っておかないと。当たるかどうかはわからないけど、一生懸命やっていく訳です。

(中略)・・・だから伊藤忠は、一つのビジネスの規模を追求するより、幅広く魅力あるビジネスをいくつも育てて、安定した利益を出していきます」(「伊藤忠はこうして財閥に勝った」「文藝春秋』 2021年9月号)

伊藤忠は製造業ではありません。では、製造業では選択と集中は必要なのか。私は三菱重工業が1980〜90年代前半に追求した「全製品黒字化」という企業経営の形を思い起こします。 飯田庸太郎、相川賢太郎の二人の社長が主導した取り組みです。

700種類以上の自社製品のすべての性能、寿命、価格、アフターサービスなどを様々な項目で分析し、競争相手の会社に勝る全製品一流化を実現する、その結果、全製品が黒字化するということです。

サムスン電子による三菱重工業に関する調査依頼はその秘訣を知りたいというものでしたが、製造業でも「選択と集中」をせず、高い業績を上げた企業はあるのです。ある経営者は「選択と集中」にはリスクがあると言います。

集中は経営者の決断と権限で行うことができるが、選択は難しい、選択にはセンスが必要だと言うのです。ほとんどの選択は間違える、なぜなら多く経営者、それを支える企画スタッフにはセンスがないからだと述べています。

 





[ 一覧 ]
勝つのは中国かアメリカか
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/01/06(月) 13:19
No. 7701
 
 
ソ連崩壊から30年以上が経ったいま、世界は新冷戦の時代に突入しようとしているのだろうか。衰退の兆しが見られる超大国のアメリカと、野心を抱く全体主義国家の中国の対立が深まっています。アメリカのジョー・バイデン大統領は、前任のドナルド・トランプの演説をほぼ一字一句踏襲し、中国の封じ込めの必要性を語っていました。

バイデンが大統領になって変わったのは、語調が少しだけ攻撃的でなくなったことくらいなのです。シンガポールの元外交官キショール・マブバニは国連大使も務めた高名な学者です。長年、アジアの躍進によって西側諸国の力が相対的に弱まると論じてきており、その予測は的中したといっていいでしょう。

2020年に上梓した著書『勝つのは中国なのか? アメリカの覇権に挑む中国』では、中国が世界ナンバーワンの国に浮上するのは時間の問題であり、アメリカがそれを阻止しようとするのは思い上がりも甚だしく危険だと書いています。

また、EUが果たすべき重要な役割は米中の攻防が破滅的な衝突になるのを防ぐことだと語り、レアルポリティーク(現実政治)の世界における多国間協調主義の理想を説いています。マブバニには米中共存のための新しい策が見えているのだろうか。

中国が勝つと言うには、まだ早すぎるのではないでしょうか。マブバニ たしかに、現時点で米中のどちらが勝つのかを言うのは時期尚早です。しかし、中国にも勝つ可能性があると言うのは時期尚早ではありません。

アメリカ人は勝つことにすっかり慣れてしまい、自分たちも負ける可能性があることを想像できなくなっています。アメリカの歴史は、たかだか250年です。4000年の歴史がある文明に負ける可能性があるのは明らかでしょう。

マブバニさんご自身は中国の勝利を願っているのですか。マブバニ 中立の立場から合理的で客観的な分析をするのが私の仕事です。私は自分の願望を語りません。ただ予測をするだけです。中国はすでに世界第2位の経済大国です。10〜15年後には世界一になると確言できます。中国の復権はもはや止められないのです。

中国はこの2000年間のうち、1800年ほどは世界一でした。再び世界一の大国になるのはきわめて自然な流れでしょう。アメリカなどの西側諸国には、中国復権を阻止できると考える人もいるようですが、それはただの呪術思考であり、「長い歴史」が理解できていないだけです。

勝つのは中国というより東アジアなのではないでしょうか。マブバニ 私は30年以上前から21世紀はアジアの世紀だと言ってきました。ただ、この『勝つのは中国なのか?』という本では、米中という二超大国の異例の攻防について書いています。人類史上、アメリカほど強大な力を持った国はありません。そのアメリカに、いま中国が挑んでいるのです。

 





[ 一覧 ]
日本も含めたクアッドの重要性
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/01/06(月) 13:17
No. 7700
 
 
小説内では、太平洋を挟んだアメリカと中国の争いに乗じて、ロシアが念願のバルト海沿岸部とポーランド周辺域を侵略する様子が描かれています。ロシアの動きに備えがなく、団結して抵抗することもできないNATOを、西欧の「退化した組織」と表現しています。フランスのマクロン大統領が「NATOは脳死状態だ」と言ったのを思い出しました。

NATOなどの同盟関係、あるいは二国間のパートナーシップでも友好関係でも構いません。アメリカが今、国際社会で享受している同盟関係を「庭」に例えてみます。庭で植物を育てるには、丁寧に世話をして、栄養をやり、時には雑草を抜かなければなりません。

それと同じで、トップレベルの外交訪問や、共同軍事訓練、さらに北朝鮮、イラン、ロシア、中国などをめぐる主要な国際問題に関しての協力体制の構築は、きわめて意識的におこなっていく必要があります。

各国が同じ危機感と、国際社会における民主主義を守ろうとする姿勢を共有すれば、各国間の軍事費支出の差に対する不満などの問題も克服できるはずです。チャーチル(元英首相)は、同盟国とともに戦争するより悪い唯一のことは、同盟国なしに戦争することだと言っています。

バイデン政権はこれをよくわかっていて、同盟という庭の手入れにかなり努めています。この努力をトランプ政権も一貫して続けられたとすれば、NATOも安泰だと思いますし、米日豪印の4ヵ国による協力体制「クアッド」も大丈夫でしょう。クアッドは、アメリカにとって新たな戦略的基盤となりつつあります。

小説では、ロシアが大西洋の海底を走る光ファイバーケーブルを切断し、首都ワシントンを含むアメリカ東海岸一帯を混乱に陥れます。世界の海に敷設されているこうした海底ケーブルは、どのくらい脆弱で、どうすれば防衛できるのでしょうか。そうした海底ケーブルは、数としてはそれほど多くありません。

インターネット通信に不可欠なのはせいぜい数百本といったところでしょう。しかし、実際それらは脆弱なのです。原子力潜水艦を備える軍事大国からの攻撃に耐えうるほどに海底ケーブルを強化するのはかなり難しいです。ゆえに、海底ケーブル防衛の最善策は抑止力でしょう。

つまり、それを攻撃することは、我が国の経済に対する重大な攻撃とみなし、直ちに相応の反撃に出るという姿勢を、敵国に示していくことが大事なのです。今のところ、バイデン政権はロシアや中国との対決姿勢を崩していませんが、結果、この両国がさらに近づいて西側諸国への敵対姿勢を強めています。

これは、中露の分断を図ったキッシンジャー・ニクソン戦略とは真逆になります。我々がどう動こうと、ロシアと中国は接近していきます。世界的に見ても専制主義国家の双璧ですから、外交面でも経済面でもおのずと関係を強化していくはずです。いわば、互いに補い合う関係です。

ロシアには豊富な天然資源を擁する広大な土地の力があり、一方の中国には莫大な人口の力がある。もちろん広く国境を接しているという事実を含めて、両国には自然と調和が取れるような条件がそろっていて、それが二国間の協調に繋がっているわけです。

多くの不和にもかかわらず、習近平国家主席とプーチン大統領は、先ごろバイデン大統領が主催した気候変動サミットに出席しました。今や地政学的な対立を越えて、地球規模の気候変動問題に対処していかねばならない現実があります。

逆説的ではありますが、地球温暖化をめぐる共通の危機は、全面的な冷戦に発展しつつある緊張をやがて緩和してくれることに期待したいものです。対中国・ロシアに関して、立ち向かうべきときには立ち向かい、協調できる分野では協調する。

たとえば、国内の選挙に介入されたり、人権侵害がおこなわれたり、南シナ海の領有権を主張されたり、台湾が脅かされたりしたときは、毅然と立ち向かわねばなりません。一方の協調では、気候変動問題もそうですが、次なるパンデミックへの備え、人道支援、軍縮などが考えられます。

あとは少なくとも、サイバー攻撃に対する抑止体制構築へ向けて協議を始めることもできるでしょう。ちょっとした誤算がアメリカと中国を戦争に導いてしまう可能性があります。緊張がエスカレートしていく段階で制御しそこなったとか、相手側の狙いを読み違えたとか、そうした計算ミスが原因で突入した戦争は、どちらの得にもならいのです。

 





[ 一覧 ]
2025年を迎えて-2
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/01/01(水) 00:06
No. 7699
 
  大相撲の尊富士さんの24歳で初優勝を決め、新入幕の力士が優勝するのは110年ぶりの快挙、陸上で、最も活躍した選手に贈られる「アスリート・オブ・ザ・イヤー」に、パリオリンピックの女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花さんが2年連続で選ばれました。

このような明るい話題で盛り上がり、皆様が希望の持てる良い年になりますことを祈念致しまして私の新年の挨拶とさせていただきます。自らを信じ、誇りをもって、新しい道を共に築いていきましょう。本年も宜しくお願い申し上げます。

石原莞爾平和思想研究会 (ishiwara-kanji.com)

本家ホームページへ
Home | taku (taku-nakajo.wixsite.com)

仲條拓躬 - YouTube
@taku-nakajoチャンネル
チャンネル登録お願い致します。

仲條 拓躬 (@takunakajo) | TikTok
フォローお願い致します。

(3) 仲條 拓躬 (タク)(@takuminakajo)さん / X (twitter.com)
フォローお願い致します。

仲條 拓躬(@takuminakajo) • Instagram写真と動画

(20+) 仲條 拓躬 | Facebook
(20+) Facebook

[mixi] 石原莞爾平和思想研究会
Home | taku (taku-nakajo.wixsite.com)

スレッズ
https://www.threads.net/login

 





[ 一覧 ]
2025年を迎えて
   投稿者: 仲條拓躬    
2025/01/01(水) 00:03
No. 7698
 
 
新たな1年が始まりました。同志・会員の皆様におかれましては、様々な思いを胸に抱きつつ新しい年を迎えられた事と存じます。日頃の当会の運営に対しましてはご理解とご協力を賜りますこと厚く御礼申し上げます。

毎年、会費が集まらず会報誌を作成することが出来ませんでしたが、SNSでは38,324人を超えるメンバーが集まり、ホームページは28年目を迎え、ひとつの動画に73万6千人閲覧件数を記録し、958万件を超えるアクセスやメール・掲示板の投稿も数万件頂き感謝しております。どうも有り難う御座いました。

さて、昨年は皆様もお感じになったと思いますが、決して良い1年ではなかったと感じさせる年でございました。年明けは「能登半島地震」と続く集中豪雨により多くの方々が被災するという驚きの始まりとなりました。未だに取り残されたままの方が多数おられます。

政府および自治体の速やかな、効果ある復旧作業を期待するものです。被災された方々には一日も早い日常が取り戻せるよう祈念致します。こうして災害の多い1年でありました。もともと日本は地震国ではありますが、被害が大きい地震が増しているように思えます。

また、過去最悪の温暖化が世界を覆い尽くし 生活や農林水産などの生活面にも悪い影響を与えました。経済面では円安・原材料費の高騰・人材不足・ステルス増税・物価高などで多くの中小企業や国民が影響を受け、現在も状況は改善しておりません。

景気の拡大を実感して恩恵に浴するのが一握りの大企業に限られることなく、中小企業も国民も皆がそう思える1年にするために一人一人が努力しなければならないと強く感じますが、今後も増税が懸念されるところでございます。

また、あれ程、日本中を混乱させたコロナ感染症がやや収まって政府や行政が各種の規制を撤廃した事などからヒトやモノが動き始め「インバウンドがコロナ前に戻って活況を取り戻している」などと京都や仲見世、その他の観光地の賑わいがしばしば報道されました。

経済面では「企業業績が最高益を更新した」「昨年の賃上げは30年振りの高水準で経済の活性化が図られた」と希望的なニュースが伝えられております。明るい面だけが強調されておりますが、「深刻さを増すばかりの人手不足」、「原材料費の高騰」、根幹である政治は各種増税を唱え、国民不在の様相を呈しております。

一方、パーティで得た政治資金を裏金にしているパーティ券問題には怒りを禁じえません。景気の拡大を実感して恩恵に浴するのが一握りの大企業に限られることなく、中小企業も国民も皆がそう思える1年にする為に一人一人が努力しなければならないと強く感じます。

自民党の裏金問題に端を発した政治とカネの問題で国民の支持を失った自民・公明は衆議院選で大敗、過半数割れし、これまでのように野党抜きで何でも両党だけで決定ができなくなり一定の民主化が見込めるようになったので、これからの国会を見守りたいものです。

世界ではロシアのウクライナへの軍事侵略が止まず、イスラエルでは人道無視の殺戮が続いて終息の見通しが立ちません。力対力、力による服従は何も生み出さないことに思いを馳せ、英知を出し合って平和裡に解決が図られる事を願うばかりございます。加えてアメリカの権益を強烈に追及するトランプ政権の発足により、今後の世界経済政治がどのように影響を受けるのか目が離せません。

さて、行政を巡る動向についてですが、最も大きな問題と致しまして、103万円の壁に106万円・130万円の崖などの問題や昨年4月から罰則付きで時間外労働の上限規制の厳守が全業種・規模を問わずに適用される2024年問題がございます。新たな法律や規則が定められ施行されていますが、難解でわかりにくい法律ばかりです。

ただ事業者の取り組みに対して政府など行政は指導,啓発といった言葉を繰り返してきましたが、これを超えた、本当に効果のある実務的な援助による施策の策定と実行がこの問題の解決には必要不可欠でないでしょうか。これまでよりもう一歩踏み込んだ行政の展開を期待したいものです。

従って当研究会としてはこれまでの石原莞爾関係のみに限らず歴史を振り返ってより有用な同志の方に役立つよう適切な時期に会合や懇親会・説明会・講習会・研修会などを実施していく心算でございます。取り組みは同志の皆様のご支援とご協力が不可欠となっておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

我々は明日がくるのは当たり前と考え、世界の情勢どころか、自国のあり方まで考えずに過ごしてきたように思えます。異常気象というものが、いつ何処で自分たちの生活が脅かされるか、まるで予測がつかない混乱と不安定な状態となりました。

現在の日本の経済情勢は大変厳しく、高齢化や人口減少などの問題が山積みしています。米国の言いなりになり防衛問題も、従っていれば安全な生活が得られる時代ではなくなります。日本は大東亜戦争後、自分でものを考えられなくなったのではないでしょうか。

世界の中での責任を自覚し、それを果たそうとする意志が欠如していた事か。現実を見ずに、言うことを聞いていれば、嫌な事が通り過ぎてくれて、自分の命も財産も守られると勝手に思い込んでいなかっただろうか。もはや世界はそれを許してはくれないでしょう。

恒久平和には、微力で何もできませんが同じ志を持つ「石原莞爾平和思想研究会」に名前を連ねてくれた方々が大勢集まってくれたことがせめてもの救いです。これからの未来の事を考えれば落胆することがあると思いますが、回避する方法を考えて歩んでいこうと思います。

我々は、今のような時代だからこそ、未来の子供たちのためにも自らの可能性を最大限に生かし、これまでの歴史に新たな視点を加えながら、時代を切り開いていかなければならないと思います。

最近は体力も衰える時期となりました。死が遠い近いにかかわらず、誰もがつねに、同じ重大さをもって、同じ問いを投げかけられ、寿命から逆算して減っていく人生の残り時間を惜しみ怯えるのではなく、また新たな一日をもらったと感謝の思いで臨みたいものです。

結びに当たりまして、大リーグの大谷翔平さんの1つのシーズンでホームラン50本、50盗塁以上を達成したのは大リーグで史上初めての快挙・将棋界の藤井翔太さんの「永世棋聖」の資格を獲得し、最年少、記録を53年ぶりに更新。


 





[ 一覧 ]
2024年最後の挨拶
   投稿者: 仲條拓躬    
2024/12/31(火) 08:15
No. 7697
 
 
今年もあっという間に時が過ぎ去ったと言う感じです。年末は、様々なところで一年間の総括が行なっています。今年の年明けは能登半島地震と衝撃的な幕開けとなり、様々な変化を伴いながら、未曽有の危機に対処した年でした。

ロシアのウクライナ侵攻を目の当たりにしているなか、イスラエルとガザの戦争は、ガザでの人道危機は深刻さを増しています。対立がさらにエスカレートして、中東全体の紛争につながれば、第5次中東戦争になりかねません。

時が経ち戦争を体験された方の多くが鬼籍に入られた今、微力ながらもいかにして恒久平和を実現するかを模索してきた我が石原莞爾平和思想研究会の存在意義と役割が重要なものとなってくると確信いたしております。

現在、大きな問題になっている、「自国の防衛問題」はアメリカから指示されたことです。当然ながら日本の国益を前提にしていないのです。歴史観は固執することなく、見直されるものであり、日本人が、過去にしてきたことで、何が悪かったのか、何が間違っていたのか、何が正しかったのかを確りと理解しなければならないでしょう。

正しかったことは、正々堂々と主張し、理解されるよう努力しなければならない。そうすることによって、日本のアイデンティティーが確立され、国際社会から信頼されるようになるのではないでしょうか。隣国は外交で日本の過去の戦争責任を追及し、反省と謝罪を要求してやみません。

戦後、大東亜戦争が、「自衛の戦争」か「侵略の戦争」だったかをめぐって議論が続けられていますが、すべての戦争を「侵略」の一言で片付けてしまい謝り続ける事で本当に真の恒久平和が訪れるのでしょうか。脅かされたり騙されたりしないためには検証したり考察したりするべきだと思うのです。

先の大戦での多くの祖先の尊い犠牲の上に平和な生活があることを忘れてはいけません。広島、長崎を思うことは人の本質を真面目に考え、無辜なる被害市民に敬意を払いつつ、恒久平和のため勇気を奮い食い止めなければなりません。これからの日本が何をなすべきかを考えなければならないと思うのです。

いまこそ日本人ひとのひとりが恒久平和に向けて意識を高めるときではないでしょうか。どうぞ我々石原莞爾平和思想研究会の同志におかれましては希薄になることないよう絆を強固なものとしていただければ幸いに存じます。

皆様のご健勝とご多幸、そしてご活躍、さらには、ワールドベースボールで我々に夢と希望を与えてくれたような出来事が一つでも多く経験できる事を祈念致しまして、私の今年最後の挨拶とさせていただきます。よいお年を。

石原莞爾平和思想研究会 (ishiwara-kanji.com)

仲條拓躬 - YouTube
@taku-nakajoチャンネル
チャンネル登録お願い致します。

仲條 拓躬 (@takunakajo) | TikTok
フォローお願い致します。

(3) 仲條 拓躬 (タク)(@takuminakajo)さん / X (twitter.com)
フォローお願い致します。

仲條 拓躬(@takuminakajo) • Instagram写真と動画

(20+) 仲條 拓躬 | Facebook
(20+) Facebook

[mixi] 石原莞爾平和思想研究会

Home | taku (taku-nakajo.wixsite.com)

スレッズ
https://www.threads.net/login


 





[ 一覧 ]
2034年「米中核戦争」勃発
   投稿者: 仲條拓躬    
2024/12/26(木) 19:05
No. 7696
 
 
元NATO軍最高司令官のジェイムズ・スタヴリディスが、米中戦争を描いた小説『2034:次なる世界大戦』が反響を呼んでいます。同作は米海兵隊出身の作家エリオット・アッカーマンとの共著で2021年3月に出版され、アメリカと中国が核戦争へと突入していく様子が描かれているのです。

2034年「米中核戦争」勃発の現実味について、スタヴリディスに米メディア「ノエマ」が聞いています。『2034』は今から10年後の未来を舞台にしていますね。中心となるプロットでは、中国が米艦隊のデジタル制御システムを無力化して沈め、台湾を制圧してしまいます。

中国の優位性は、自国艦隊の動きを隠しながら、衛星やインターネット通信を遮断する能力にあると描かれています。あと何年ぐらいで、米中のサイバー軍事力にこれだけの差がついてしまうのでしょうか。

スタヴリディス 軍事的な攻撃を目的とするサイバー技術、AI、マシンラーニング、量子計算の領域においては、今のところアメリカが中国よりわずかに優っています。しかし、その差は急激に縮まっており、それはたとえば、元グーグルCEOのエリック・シュミットが委員長を務める「AIに関する国家安全保障委員会」の報告書でも指摘されています。

10年後、つまり『2034』の時代設定の頃には、こうした技術領域のすべてにおいて、中国がアメリカを追い抜く可能性がきわめて高いと私は考えています。まだ流れを変える時間は残されていますが、関係領域の趨勢を見る限り、アメリカにとって有利な状況であるとは言えません。

中国に後れを取らないようにする、あるいは追い越していくには何が必要なのでしょう?スタヴリディス 科学、技術、工学、数学、つまりSTEM教育課程の各段階に対し、財源の投資を強化していくべきでしょうね。

この領域で最も優れた学生たちを選び出し、その才能を伸ばす。国内トップレベルの大学におけるコンピュータサイエンス、AI、量子計算分野で、新たな修士プログラムを創設する。さらに、こうした領域の基礎研究や開発に対する財政支援を増やすことも大事です。

民間セクターでは、米国防当局との協力にインセンティブ(報奨)を与えたり、日英仏独などのSTEM分野に強い同盟国との連携を促したりすることが重要でしょう。また、これらとは別に、核兵器使用に結びつくサイバー技術の抑止体制を構築していかねばなりません。

中国は2034年を待たずに動くかもしれません。軍事戦略家のなかには、米中の現在の軍事力を比べても中国が優っており、仮にいま戦争が起きたとすれば、アメリカとその同盟国は台湾を防衛できないと予測する人もいます。この評価は正しいでしょうか?

スタヴリディス そうですね、ワーテルローの戦いについてのウェリントン公爵の言葉を借りれば、「これまでにない接戦」になるでしょう。個人的にはまだアメリカは勝てると考えていますが、かなりの激戦になり、双方で多くの血が流れるでしょう。

そのような破滅的な結果を免れる方法を見つけなければなりません。『2034』を書いた理由の一つは、 1914年にヨーロッパ諸国がいつのまにか第一次世界大戦に突入してしまっていたように、戦争へとなだれ込んでしまう事態を回避できるよう、警鐘を鳴らしておきたかったのです。

 





[ 一覧 ]
地球の生物圏の状態
   投稿者: 仲條拓躬    
2024/12/24(火) 16:06
No. 7695
 
 
アメリカ人が乗る自動車の平均重量は約2トンです。2トン分の鉄とプラスチックとガラスが使われているわけです。たしかにインパネ (計器盤)がデジタル表示になり、運転しながらテレビが見られるようになったかもしれません。

しかし、その自動車に2トンの原材料が使われている事実は、いまも昔も変わりません。アメリカ人がSUV (Sport Utility Vehicle) やピックアップトラックを好むことは売り上げの数字からも明らかです。

フォードのFシリーズのピックアップトラックは、もう30年以上のベストセラーです。Fシリーズは前よりも重くなってきていますし、販売台数も増えています。つまり、ピックアップトラックを作るのに必要な原材料は、むしろ増加の一途を辿っているわけです。

携帯電話を考えると10年前に比べれば軽くなりました。でも、世界中で何十億人が携帯電話を使うようになっています。携帯電話の製造に必要な原材料の総量自体は減るどころか、増える一方なのです。

たしかに経済の一部では非物質化が起きていますが、経済の全体が非物質化しているわけではありません。そこのところを取り違える人が多いようです。重要なのは、エネルギー消費の総量と使用原材料の総量です。

近代世界を出現させた「人口」「食糧」「エネルギー」「経済」という4カテゴリーでの時代を画する大転換が、いま「第5の転換」によって危機にさらされていると指摘されています。生物圏を居住可能な空間として保つためには、とりわけ気候変動への対処に力を入れなければならないということです。

対処しなければならないのは気候変動問題だけではありません。気候変動ばかりに注目する考え方は、あまり好きになれないのです。環境問題は多数あり、気候変動は多数ある環境問題の一つでしかないことをもう何十年も言いつづけている方がいます。

いま仮に、気候変動の問題がまったくなかったとします。二酸化炭素などの温室効果ガスを排出しても、気候に何の影響も出ないと仮定します。それでも、多くの国で進行している大規模な森林伐採の問題は、解決されずに残ります。生物多様性の大喪失という問題も解決されずに残ります。海に数億トンのプラスチックが漂う問題も解決されずに残ります。

昔ながらの大気汚染の問題も解決されずに残ります。肥料が流れ込むことで起きている海洋生態系の酸性化の問題も解決されずに残ります。気候変動以外にも対処すべき環境問題は多数あるのです。仮に地球温暖化の問題がなかったとしても、地球の生物圏はいい状態にはありません。

 






     + Powered By 21style +